毎日キッチンで手に取るふきん。
みなさんは、今使っているふきんに満足していますか?
使い心地が良く、さらっと乾いていつも清潔なふきんなら、ストレスなく家事もはかどるでしょう。
そこで今回は、ふきんの選び方や洗い方、オススメのふきんまで徹底的にご紹介します!
ぜひ、あなたのお気に入りのふきんをみつけてくださいね♪
ふきんとは
布巾とは、食器類を拭く布全般を指し、食器拭きとしてだけでなく、食材を蒸したり濾したりする際にも使用されます。
また、机を拭くふきんは「台ふきん」と呼ばれ、食器用のふきんとは区別されています。
近年では、時代とともに素材やサイズ、デザインも豊富になりました。
布 巾と雑巾の違い
布巾と雑巾には、布巾がおもに食器を拭く布であるのに対し、雑巾は床などの汚れを拭く布である、という違いがあります。
雑巾が普及したのは、江戸時代。
使い古した布を数枚重ね、刺し子※をして雑巾として再利用していました。
つまり、布巾は食器用に使う布、雑巾は古くなった布巾などの布を掃除用に作り替えたもの、ということです。
お財布にも環境にも優しい、エコで賢い使い方ですね!
※刺し子:日本に古くから伝わる伝統手芸の一種。布を重ね一針ずつ指し縫いすること、または刺し縫いされた布のことを言う。
ふきんの選び方
ふきんを選ぶときに見るべきポイントは、以下の3つです。
1. 素材
2. 用途
3. デザイン
この3つを押さえた上で、自分に合ったふきんを選ぶのがオススメ!
ここからは、これら3つのポイントについて、さらに詳しく解説していきます。
素 材で選ぶ
ふきんは、使われる素材によって使いやすさが異なります。
それぞれの素材の特徴を知っておくことで、自分の好みや用途に合わせたふきんを選ぶことができます。
綿
綿は吸水性が高く、水分を拭き取るのに最適です。
肌着としてもよく使われる素材のため、肌触りが柔らかく、敏感肌の方でも安心して使うことができます。
おしぼりやお手拭きには、綿の生地が頻繁に使われています。
麻
天然繊維の中でも強く丈夫な素材で有名なのが、麻です。
通気性が高いため濡れても乾きやすく、水を拭いた後でもすぐに使うことができます。
硬めでさらっとした肌触りも魅力です。
レーヨン
綿と比べて、約1.3倍もの吸水性を持つレーヨン。
しっかり水気を吸い取ってくれるのはもちろん、消臭効果も高いため、食器拭きに最適です。
燃やしても有毒なガスを発しないので、環境にも優しい素材として重宝されています。
マイクロファイバー
ナイロンやポリエステルを組み合わせた合成繊維であるマイクロファイバーは、ぎゅっと絞ればすぐに乾く優れもの。
髪の毛の100分の1しかないほど細い繊維が、小さなゴミをしっかり取り除いてくれます。
ただし、食器に繊維が残ってしまう製品もあるため、購入時は注意が必要です。
セルロース
高い吸水性と速乾性が魅力のセルロース。
乾いている時は硬く、水に濡らすと柔らかくなります。
肌触りはゴワゴワしていますが、洗剤が無くても汚れを落とす効果が高く、海外ではふきんの代わりにセルロースクロスを使うご家庭が多いのだとか。
また、土に埋めればそのまま土に還ってくれるのも、環境にやさしい素敵なポイントですね!
不織布
紙のように使え、価格が比較的安いことが魅力の不織布。
薄いため吸水性は低いものの、使い捨てタイプも販売されているため、衛生面が気になるからこまめに取り替えたい!という方にオススメです。
用 途で選ぶ
ふきんを選ぶ際は、それぞれの用途に合わせて使いやすい大きさが変わりますから、サイズ選びも重要です。
ここからは、それぞれの用途に適したサイズをご紹介します。
食器拭き
食器拭きを選ぶ時は、吸水性が高く、繊維残りや毛羽立ちがないものを選びましょう。
大きな食器を拭くことを考慮して、手のひらの2倍くらいのサイズがオススメです!
台拭き用
台ふきんが欲しい場合は、数回折った状態で手のひらに納まるサイズを選びましょう。
力を入れますから、丈夫な素材で少し厚みのあるものが使いやすいですよ。
料理用
料理用のふきんは、きゅうりをギュッと絞ったり、蒸し器に使ったり、使い方によって必要なサイズが変わってきます。
サイズが自由に変えられる「さらし」は、料理用にピッタリです。
大きめの綿や麻のふきんも、サイズが調整できて便利ですよ♪
デ ザインで選ぶ
白色のふきんは、汚れが見えやすいため、長く清潔に保てるところが魅力です。
用途別に使い分けるなら、ワンポイントの刺繡付きを選ぶとわかりやすくて便利ですよ♪
鮮やかな色やモダンな柄物は、インテリアとしてもキッチンのアクセントになり、気分も上がります。
置き場に困らないよう、フックにかけられるループ付きもオススメです♪
ふきんの洗い方やお手入れ方法
日々の食事に関わるふきんは、清潔に保ちたいですよね。
ここからは、洗い方やお手入れ方法をわかりやすくご紹介します!
ぜひ参考にしてみてください♪
使 用前の洗い方
ふきんは、ものによっては表面に糊付けがされているものがあります。
そういった場合は、使用前に糊を落とすことで、やわらかい状態のふきんを使うことができます。
はじめにボウルにぬるま湯を入れ、ふきんをしばらく浸けてから、もみ洗いします。
何度かお湯を替えながら洗い、にごりがなくなれば糊が落ちたサインです。
毎 日のお手入れ方法
ふきんを使ったら、毎日洗いましょう。
手洗い、洗濯機、どちらでもOKですが、洗濯機は場合によってはふきんを痛める可能性がありますので、できれば避けた方が良いとされています。
手洗いの場合
ふきん専用の石けんか重曹、どちらかを使います。
洗濯機の場合
ふきんの吸水性が下がるため、柔軟剤の使用は避けましょう。
週 に1度のお手入れ方法
ふきんを清潔に保つために、週に1度は煮洗いか漂白剤で除菌をしましょう。
もちろん、毎日行ってもかまいません。
煮洗い
<必要なもの>
● 洗いたいふきん
● 重曹または粉せっけんトング
● 手袋
● 大きめの鍋
※重曹を使う場合は、傷むためアルミ鍋は避け、ステンレスやほうろうの鍋を使用してください。
<手順>
漂白剤につけ置き
<必要なもの>
● 洗いたいふきん
● ゴム手袋
● ボウル
● 漂白剤
※色物・柄物の場合は、色落ちしにくい酸素系漂白剤がオススメです。
<手順>
干すときは、天日干しと部屋干しどちらでもかまいませんが、しっかりと乾かすことが大事です。
水分が残っていると、雑菌が繁殖しやすいので注意しましょう!
オススメのふきん10選!
ここからは、オススメのふきんをご紹介します!
どれも吸水・速乾・耐久性に優れた商品ばかりです。
ライフスタイルや用途に合わせて、あなた好みに合ったふきんを選んでくださいね。
洗 剤なしでもよく落ちる!環境にやさしい「びわこふきん」
料理研究家の方々もオススメする、人気の「びわこふきん」。
びわこふきんは、琵琶湖の環境汚染をなくすため、汚染の原因であったリンを含む洗剤を使わないことを目的に開発されました。
洗剤なしでも汚れがよく落ちるという優れもの!
綿100%で優しい肌触りのこの商品は、食器だけでなく、体洗い用のタオルとして使用している方もいるそうです。
特 殊素材で清潔が続く♪「ふきぴかキッチンタオル」
消臭・抗菌効果のある“クラビオン”という繊維を練り込んだことで、半永久的に匂わない「ふきぴかキッチンタオル」。
清潔が続くのはもちろん、熟練の職人が織り上げているため、とっても丈夫!
織り上げた後に糊や不純物を洗い流すことで、使い始めから高い吸水力と抜群の柔らかい肌触りを叶える、泉州タオル伝統の“後ざらし製法”で作られています。
便利なループ付きで、25種類ものかわいい柄が用意されています。
食器拭きにも、小さいお子様の手口拭きにもピッタリです♪
速 乾性抜群の蚊帳生地を使用した「かやお台ふき色とりどり」
糸と糸の間を多くとって荒く織り上げられた蚊帳生地は、江戸時代から親しまれている歴史の深い生地です。
綿100%で、驚くほどの吸水性と速乾性を兼ね備えています。
「かやお台ふき色とりどり」のサイズは3種類、色は20色もあり、選ぶのに迷ってしまいそう。
用途に合わせて使い分けるのもいいですね!
熟 練の職人が1枚1枚仕上げる「イノダ織 ディッシュクロス」
イノダ織とは、戦後にアメリカへの輸出用として作られはじめたふきんです。
「イノダ織ディッシュクロス」は日本で数台しかない編み織機を使用し、熟練の職人さんが1枚1枚縫製しています。
高品質なふきんは、吸水力がバツグンで食器拭きに最適!
ふきんを白く見せるためによく使われる蛍光染料は不使用のため、安心して使うことができるのも魅力の1つです。
5 0年以上愛されるロングセラー商品「白雪ふきん」
奈良の大仏さまのお身ぬぐいにも使われる、ふきんの定番「白雪ふきん」。
蚊帳生地を使用することで、驚くほどの吸水性と使用後の汚れ落ちの良さを実現しています。
耐久性も抜群で、食器拭きや台拭きではじまり、くたびれてきたら最後はお掃除用に変換して使うことができます。
「白雪ふきんしか使わない!」
そんなリピーターも多い、安心のロングセラー商品です♪
水 切りマットにも!これ1枚ですべてお任せ「Daily オリジナル食器拭きクロス」
昭和24年(1949年)創業の老舗繊維工場・原田織物さんで作られているマイクロファイバークロスの「Dailyオリジナル食器拭きクロス」。
吸水性が高く毛羽立ちにくいクロスは食器拭きに最適で、有名ホテルでも使用されているそう。
60㎝×45㎝と大きめなサイズのため、洗い終わった食器の水切りマットとして使うのもオススメです!
伝 統の刺し子でオリジナルふきんを作ろう!「飛騨さしこ ふきんセット (台拭き)」
「飛騨さしこ ふきんセット(台拭き)」は、岐阜県・飛騨高山の民芸品である“飛騨さしこ”の技術を体験できる、ハンドメイドキットです。
飛騨さしことは、その昔、織物等の入手が困難であった飛騨の地で、模様染めの技術がなくとも簡単に布に図柄を縫い付けられることから発展した、伝統ある刺繍技法です。
一刺し一刺し糸を縫い上げていくため、布自体の補強にもなるのだとか!
こちらの商品には、桜・紫陽花・紅葉の3種類の柄のふきんと、3色のさしこ糸、そして説明書が同封されています。
34cm×35.5cmの大きめサイズなので、台拭きのみならず、さまざまな用途に活用できますよ♪
自分で作ったふきんを使うことで、毎日のお料理やお掃除がもっと楽しくなるかもしれませんね!
ロ ールタイプでさっと使える!便利なミシン目付の「sasasa和晒ロールカットミシン目あり7m」
「sasasa和晒ロールカットミシン目あり7m」は、ササっとキッチンペーパーのように手で切り取って使えるという、なんとも便利な和晒のふきんです。
現代の綿製品のほとんどは短時間で仕上げる洋晒ですが、こちらの和晒は江戸時代から変わらない、釜で炊く製法で作られます。
4日間かけて釜入れを行った和晒は、柔らかくふんわりとした肌触りが特徴。
漉したり、野菜を絞ったり、繊細な漆器やグラスを拭くのにも向いています。
使い捨てのキッチンペーパーも便利ですが、洗って繰り返し使える和晒を、ぜひ1度使ってみてください。
手放せなくなること間違いなしです!
【 奈良市 ふるさと納税】さまざまな素材を試したい方へ!「ふきんの素材楽しみセット」
文久3年(1863年)創業の老舗・岡井麻布商店が製作するこちらの「ふきんの素材楽しみセット」は、よりどり8枚セットでさまざまな用途に使うことができます。
麻、綿、レーヨンと、素材の違う蚊帳生地が入っているため、どの素材が自分に向いているかわからない!という方にオススメです♪
奈良市のふるさと納税返礼品ならではの、奈良らしい柄もおしゃれです♡
【 泉佐野市 ふるさと納税】ナチュラルな柄でキッチンをおしゃれに♪「まごころ手ふきん抗菌仕様6枚」
泉佐野市のふるさと納税の返礼品である「まごころ手ふきん抗菌仕様6枚」は、表が乾きの早いガーゼ生地、裏がしっかり水気を吸い取るパイル生地になっているのが特徴。
天然素材のヒバから抽出した成分を使用していることから、抗菌・防臭効果に優れています。
便利なループ付きで、どんなキッチンでも相性の合う爽やかな柄の6枚セットです。
おわりに
ふきんの種類や選び方、洗い方、オススメ商品についてご紹介しました。
ご紹介したふきんは、どれも機能性に優れた使いやすいものばかりです。
確かな素材で丁寧に作られたふきんは、使い勝手がいいだけでなく、見た目も美しいですね♪
上質なふきんを選んで、明日からの家事を楽しくこなしましょう。
自分用に、大切な方への贈り物に、ぜひ素敵なふきんをみつけてくださいね♡
織物とは、経糸と緯糸を交差させて作る布地のことをいいます。日本の織物は、古くから受け継がれる伝統的な手法によって職人の手で一つずつ丁寧に作り上げられる、非常に奥深い工芸品です。この記事では、織物の種類や歴史など、日本各地の織物についてご紹介します。
少しだけ食器にこだわって、おしゃれな食卓にしてみたい!と思ったことはありませんか?
そのような方にオススメなのが美濃焼です。特徴がないことが特徴の美濃焼は、和柄からモダンなものまで多種多様なデザインが魅力。
今回は、おしゃれな美濃焼の食器をご紹介します。
日本の伝統美が生んだジャパン・ブランドの和食器で、暮らしに素敵な演出をしてみませんか?和食器は和食だけでなく、洋食にもコーディネイトしやすく、盛り付けが映える、モダンでおしゃれなデザインのものも多いんですよ♪今回は、日常使いから大切な方へ贈りたいギフトまで、オススメの和食器をご紹介していきます!
2020年の東京オリンピックや、国の政策で近年、外国人観光客が増加しています。
それに伴い、注目を浴びているのが日本の伝統工芸品です。
中でも、着物で有名な西陣織を使ったアイテムは大人気!
西陣織とは京都で千年以上の歴史がある織物で、京都の西陣で作られる先染の紋織物の総称です。
西陣織は、現在京都市街の北西部で作られている高級絹織物です。
透かし生地や二重構造になっているものなど、多彩な織り方があるのが特徴的で、生地は先染めをしてから織っているため、シワになりにくい点も魅力の一つです。
そんな西陣織のネクタイでオススメの8つをご紹介します!
夏の風物詩、蚊取り線香。香しい匂いと煙を漂わせながら虫を退治してくれる、日本が誇る発明品ですよね。今回は蚊取り線香の歴史から、気になるその効果、有名なメーカーやオススメの蚊取り線香入れを解説いたします。