ふっくらした胴体をそっと傾けて、狭い口からトクトクトク…。

徳利とっくりからお酒を注ぐこの響きが、何ともたまらず、ついつい注ぎたくなってしまいますね!

この独特の音は、徳利の形状からきているそうです。

徳利の注ぎ口の細さはこうした音の効果だけでなく、温めると増していく酒の香りを逃がさないようにするためや、お猪口にちょうどいい少量を注ぐことにも役立っています。

徳利の誕生

徳利ができる前は、大きな壷のような酒器が使用されていました。

その頃は、大勢でお酒を飲むような宴が行われていたことや、昔のお酒は今ほど度数が高くなく、少量で酔うことはなかったので大量のお酒を入れることができる酒器が好まれていたのでしょう。

その後、お酒の度数が上がったことや、少人数での宴に変わってきたことから、大きな壷タイプではなく、小型の徳利が作られるようになります。

江戸時代頃になると、庶民の間で徳利にお酒を入れ温めて飲む「燗」が流行り、さまざまな形やサイズの徳利が誕生しました。

現代では、徳利の種類はさらに多種多様に! 日本各地の焼き物や、素材、形、大きさや塗り、などバラエティー豊かです。

なんと、徳利の種類によっては中のお酒の味まで変わってくるといいます。

「正直よくわからないなぁ…」という、そこのあなた! 安心してください。

今回は8種類のおしゃれな徳利と、その徳利に合う日本酒のタイプや飲み方もご紹介します!

スウェーデンの人気作家が作る徳利!かわいい小鳥がお酒を注いでくれる!?

小鳥に見立てたデザインがとってもおしゃれな徳利です♡

小鳥とその卵をモチーフにしたというこの作品は、毎日使えるような丈夫さも備えた長崎県の伝統的工芸品である波佐見焼と、スウェーデンの人気陶芸家リサ・ラーソンがコラボした徳利。

リサ・ラーソンは「かわいい」を形にする作家として世界的に人気があり、鳥や動物など生き物をテーマにした作品を多く作っています♪

こちらの徳利は片口という口径が広い酒器で、冷酒を飲むのにオススメ!

和と洋の技術を見事に融合した、この徳利とお猪口ちょこのセットで、年末年始にご家族や友人と共に大いに楽しんでください!

夕映えのようなおしゃれな徳利&お猪口 斬新!まるで現代アート作品

独学で作陶をはじめ、後に数々の公募展で入選している若手実力陶芸家・藤岡光一ふじおかこういち氏の作品より「夕映えシリーズ」の徳利セットです。

テーマが示す通り、夕映えを感じさせる赤色が斬新かつ全体のアクセントになっていますね♪

ロクロで形を作ったあとに手作業で削ってデザインを調整しており、独特なフォルムがとってもおしゃれ!

友人とのパーティーで使えば、話題になること間違いなしですね。

こちらは口径が狭いので、醇酒と呼ばれるコクと香りの深い日本酒を入れて熱燗で飲むのがオススメです!

四季折々の風雅な景色が彫られた雪月花徳利セット

夏場の暑い時に、スッとのど越しよく飲める冷酒。

それをさらに美味しそうに見せてくれる徳利がこの雪月花セットです♡

ポケットに氷を入れれば、ぬるくなる心配もありません♪

冷酒を楽しみたい方にオススメです!

ガラスという素材がまた一層、涼し気で飲む側をより魅了してくれますね。

胴には雪・月・花といった絵柄が描かれ、その風情が粋でとても素敵。

大切な人と一緒にお楽しみください。

津軽びいどろのカラフルな徳利♪ハッピーな気持ちで日本酒を楽しもう!

日本三大祭りの一つ、ねぶた祭りを彷彿とさせるような鮮やかな色味がとってもかわいい津軽びいどろの徳利です♡

透明な酒を注ぐとさらにグラス内の揺らめきが美しく、飲む側をとても心地よくしてくれそうですね。

見ているだけで楽しくなるようなキュートでカラフルなセット。

仲の良い友人たちと飲む時にいかがでしょうか?

こちらは口がひろいので、薫酒というフルーツ系の良い香りがする日本酒がオススメです♪

徳利で熱燗を作ろう!

お酒を温めて飲む習慣は、古くは縄文時代から行われていたといわれています。

燗酒は日本人にとって、とても馴染みのある飲み方なんですね。

お酒は燗にすると味の甘みやまろやかさが増し、より風味を楽しむことができます♪

ここでは、燗酒の作り方を簡単にご紹介しましょう!

湯銭で熱燗

徳利の9分目くらいまでお酒を入れ、風味を損なわないようにラップをします。

鍋に水を張り沸騰させた後火を止め、そこへ徳利を浸し一気に温めます。
※徳利の半分くらいが水につかるように、水の量を調整してください

徳利の中のお酒が徳利の口まで上がってきたら、ゆっくり徳利を持ち上げて鍋から出してください。

徳利の底を触ってみてやや熱めに感じれば、ちょうどいい温度に仕上がった証拠です!

ぜひご家庭でお試しください。

レンジで熱燗

わざわざ湯銭はちょっとめんどくさい…という方にオススメしたいのが、電子レンジで熱燗を作る方法!

今回は1合(180ml)の時の温め方をご説明します。

お酒を入れた徳利の口をラップで覆います。

電子レンジへ入れ、500Wでまずは20秒温めましょう。

一度取り出して徳利を少し振ってから、再び好みの熱さになるまで再度温めます。

おおよそ40秒間加熱するとちょうど人肌の温かさに仕上がるそうですよ♪

ぜひ、お試しください!

思わず「おしゃれ!」と叫びたくなる…!黄色の徳利

全身鮮やかな黄色がとってもかわいいですね♡

徳利の内側に描かれた唐草模様がさらに隠れたおしゃれ感を演出してくれています。

波佐見焼でできたこちらの徳利は、とても丈夫で使いやすく、おしゃれなデザインのものも増え、近年は若者からの支持も多いのだとか。

この機会にぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

レンジにも対応しているので、熱燗を楽しみたい方にオススメです!

上品な藤の花を想わせる、おしゃれな花結晶のついた徳利セット♡

京都清水焼でできた、上品な藤の花のような模様が散りばめられた徳利のセットです♡

淡い青色がなんとも美しいですね。

この模様は花結晶といい、窯の中で焼く際に溶けた釉が冷却される過程で結晶が生み出される技法を用いて作られます。

そのため、一つひとつ花結晶の現れ方が異なるため、すべてが1点もの!

徳利の口が狭いので、何年も熟成された香りも味も強めの熟酒や、熱燗にオススメです。

青磁独特な品のある、おしゃれな徳利にうっとり…

ひょうたんのような変わったフォルムと、青磁らしい品のある色合いがお祝いの席にぴったりですね。

徳利、盃、箸置きがセットになっていますので、ぜひ晴れの席で使っていただきたい徳利です♪

ただし、熱燗で飲みたい時は気を付けて!

電子レンジは使用不可ですので、湯銭で作ってくださいね。

おわりに

オススメの徳利や熱燗の作り方をご紹介しましたが、いかがでしたか?

一口に徳利といっても、本当にさまざまな種類やデザインのものがありますね。

私たち日本人が先祖代々愛用してきたこれらの徳利は、現在日本各地で作られている伝統工芸品から続々と新たなデザインが生み出されています。

新旧問わず、独自の技法と創造性から生み出される特色ある素晴らしい徳利は、お酒をおいしく彩るだけでなく、私たちの気持ちも華やかな物にしてくれますよね♡

皆さんも、きっとご自分の趣味や希望に叶ったものが見つけられたのではないでしょうか?

この機会にぜひ、あなた仕様の徳利とともに素敵な時間をお過ごしください♪