備前焼は、岡山県備前市の伊部地区を中心に作られる日本の伝統的工芸品の一つです。

最大の特徴は釉薬を一切使わずに、1200度の高温で焼く焼締め陶であること。

備前焼の茶褐色の地肌は地味な印象を受けるかもしれませんが、花瓶という形で花と組み合わせることによって、その土の美しさは一段と威力を発揮します。

土とは切り離せない存在である花の美しさを引き立てる力を備えている焼き物といえますね。

花瓶は、花を生けるという役目を担わなくても、花瓶そのものを主役にすることができます。

置物としても立派な芸術品になり得るということです。

備前焼きの場合、土が作り出す模様や色が様々なので、一点ものが多いというのも選ぶ楽しさがあっていいですよね。

シックな色みは、どんな花でも受け入れることができ、オールマイティーな存在ともいえます。

一見和風色がイメージの強い備前焼ですから、和室や床の間など置く場所を選ばなければいけないように思いますが、適度なシンプルさと存在感を持ちあわせているので、意外とどんな部屋にも馴染みます。

外国でもとてもおしゃれな使い方をされていたりしていますので、焼き物に合う場所を探すのではなく、家の雰囲気や置く場所に合う備前焼きを探すことができるのが、備前焼の良さといえるのではないでしょうか。

今回は、ワゴコロがオススメしたい備前焼の花瓶をいくつかご紹介したいと思います♪

斬新なデザイン!コロンとした形が可愛い備前焼の花瓶♪

一見これが備前焼?と思われるかもしれませんが、備前焼の有名な窯元である山麓窯が制作している作品です。

山麓窯は古典の作品に習いながらモダンな作品作りをしており、この商品にもそれが現れています。

一風変わったインテリアとしても、花瓶としても使えるなんて面白いですよね♪

いたるところに空いた穴に花を挿せば、たちまち生け花上級者になれそう!?

上下別々にもご使用できますので、いろんな楽しみ方ができる花瓶です。

一輪の花でも鮮やかに見せる 備前焼の一輪挿し花瓶

まるで植物の実のような、可愛らしいフォルムの一輪挿しです。

少量の花の場合、花瓶が派手で鮮やかすぎると、そのインパクトに花が負けてしまいます。

備前焼の落ち着いた土本来の色味が、少量の花を活き活きと演出してくれます。

椿を一枝で挿しても良いですね♪

カスミソウ等の可愛らしい小花を生けたら、ガラッと雰囲気が変わりそう!?

花瓶とお花の組み合わせを考えるだけで、ワクワクしますね!

空間を演出してくれる 作家手作りの備前焼の花瓶

焼き物の花瓶ならではの、存在感をたっぷりと持ち合わせている作家ものの手作りの花瓶です。

花を生けていない時でも、置いてあるだけでその場の空間を、落ち着いた贅沢なものに演出してくれます。

置物としても充分なインパクトがあり、芸術品として優れた逸品です。

ヒマワリのような背の高いお花がよく合いそう!

百合を挿したら、一気に高級感が出そうですね♡

どっしりとした安定感 存在感の強い花瓶

舟徳利ふなどっくり型の備前焼の花入れです。

舟徳利とは、舟の中で使っても倒れないような裾広がりの形になっている物のこと。

そのため、どっしりとして安定感があるのが特徴になっています。

存在感が強いので、色や模様によっていろいろな雰囲気が楽しめます。

花瓶の安定感が必要となる、梅や桜、ユーカリなどの枝ものを飾るのにぴったり♡

花を選ばないシンプルな色と形 どんな花でも合う備前焼の花瓶

筒状の備前焼の花入れです。

黒の色味が強い花瓶なので、飾る花の種類を選びません。

色鮮やかな花やシックな樹木系の花、南国風の鮮やかな花でも映えるのではないでしょうか。

縦に長いラインは、幅をとらないので比較的狭いスペースでも置くことができます。

真っ赤なバラやピンクのスターチスを挿せば、一気に洋風に!

和も洋も楽しめそうな逸品です♪

壁にかけて楽しむ重厚な備前焼花瓶 垂れ下がる植物に♪

壁にかけるタイプの備前焼の花瓶です。

花瓶自体が高い目線になるので、あまり背の高い花よりは、横のラインを重視した花に向いています。

また、下に垂れ下がる種類の植物にふさわしい花瓶です。

壁に掛けるタイプの花瓶は、軽めで線の細いものが多く好まれますが、備前焼だと重厚なインパクトを持っていて、空間に厚みを持たせてくれます。

グリーンネックレスやポトス、アマランサスなんかを挿すのはいかがでしょうか!?

淡い色がカジュアルな雰囲気 茜色の線が美しい備前焼の花瓶

明るめな色の組み合わせが、カジュアルな雰囲気をかもしだしている「火襷ひだすき」という窯変により茜色の線があらわれた備前焼の花瓶です。

土の色と炎だけで作られる備前焼は、地味な分若い人に好まれにくいようですが、このような明るい色合いのものだと、世代を問わず馴染みやすいようです。

まるで埴輪のような感じが、インテリアとしても楽しい花瓶です。

ガーベラやチューリップなどの可愛らしい花が引き立ちそう♡

お茶席を飾るのにふさわしい備前焼の一輪挿し

一輪挿しは花を引き立てるために、シンプルな形や色を好みますが、こちらの一輪挿しは独特な形で置物としても素敵です。

一輪挿しはその大きさから、ちょっとしたスペースがあれば気軽に置くことができます。

作家物はそれだけで存在感が強いので、特別な雰囲気を作り出すにはぴったりなのではないでしょうか。

あなただったら、どんな花を挿しますか?

想像するだけでワクワクしてきますね!

おわりに

どんな素材にしても、花瓶は花を引き立てる他に、そのものの存在も素敵なものでなければ、魅力的な花瓶とはいえません。

そこにあるだけで、まわりの空気感を変えてくれる、豪華なものにしてくれる、ちょっとした特別感を出してくれるものです。

備前焼の花瓶は、土そのものの色が主役。

自然が持つ美しさを、ぜひ身近な場所に置いて、その空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※記事サムネイル画像は脇本博之氏にご提供いただきました