いつものコーヒータイムをほんの少しだけ、特別なものにしてみませんか?
今回ご紹介するのは、岡山県が誇る伝統的工芸品「備前焼」のコーヒーカップです!
備前焼には熱しにくく冷めにくいという性質があるため、コーヒーが冷めにくいといわれています。
また、コーヒーカップの内部に空いた気孔に空気が入ることにより、コーヒーの豊かな香りを逃しません!
備前焼は絵付けもせず、釉薬も使わず焼成されることで自然な模様をまとうため、窯の中の配置や温度によってデザインが異なる、まさに1点モノ。
多様な備前焼のコーヒーカップの世界にご案内します!

備前焼とは、日本六古窯に数えられるほど歴史ある炻器(せっき)です。炻器は、叩くと金属的な音がすることは磁器によく似ていますが、透光性がない点は陶器と同じです。つまり備前焼は、陶器と磁器の中間のような性質を持っています。今回はそんな炻器の中でも日本の伝統を受け継ぐ備前焼について、ご紹介したいと思います。
目を惹く鮮やかなオレンジ!陶芸家・恒枝直豆作の コーヒーカップ&ソーサー
陶芸家・恒枝直豆氏が作った趣のあるコーヒーカップとソーサーのセット♡
恒枝氏の作品は、観賞用ではなく普段使いを目的とした非常にシンプルで日常に溶け込みやすいデザインになっており、柔らかな明るい土色が嫌味のない上品さを演出しています。
丸みを帯びてぽってりとした形状は、その厚みと備前焼の性質ゆえに冷めにくく、コクと苦味の強いコーヒーをホットで飲む際に最適♪
ほっこりしたい時や肌寒くて温まりたい時などに熱々のコーヒーをこのカップに注いで、味や香りの違いを堪能してみてはいかがでしょうか?
厚みと独特の形状が魅力!「山麓窯」の備前焼き珈琲カップ
備前焼のギャラリーも有する窯元「山麓窯」の無骨さが魅力的なコーヒーカップ。
こちらのコーヒーカップは深い焼き色が特徴で、職人さんの手仕事を感じることができる独特の形状が目を惹きます。
厚みと深さがあり、マグカップに近い形状なのでホットコーヒーや紅茶を飲むときに活躍してくれることでしょう!
取っ手の形状も、いびつに歪んだ胴体部分も手にしっくりと馴染むデザインで利便性も抜群。
ティータイムや朝食など、シーンを選ばず使用できるデザインなので、備前焼のコーヒーカップをはじめて使うという方のエントリーモデルとしてもオススメです♪
手頃な価格ですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
シンプルで普段使いに最適!お手頃な備前焼コーヒーセット
カップとソーサーだけでなくコーヒーを飲むのに欠かせないスプーンまでセットになった、備前焼コーヒーカップのフルセットです♡
「備前焼のコーヒカップを使ってみたいけど、色々揃えるのも大変そう…」
そんなお悩みはこのセットを購入すれば解決です!
備前焼の特徴をしっかりと備えているので、まずはお試しのつもりで購入してみるのもアリかもしれませんね♪
手作りならではの温かみを持ったシンプルなレギュラーコーヒー用カップなので、シーンを選ばず使うことができそう。
これを機に、来客用として何セットか揃えても良いかもしれないですね。
シンプルの中に深みをたたえた美しい備前焼。コーヒーカップ&ソーサーセット
今回ご紹介するコーヒーカップ&ソーサー備前焼は、特有の茶色にうっすら赤みを帯びた外観で、それだけで暖かみを感じることができ、芸術品としての魅力を感じる逸品です。
形状はシンプルなレギュラーコーヒー用カップで、飾らず品のある風合いは来客時のおもてなし用にも活躍することでしょう。
備前焼コーヒカップコレクションの一つとして手元に置いておきたくなる作品です!
青備前とも違う青みがかった備前焼!小西陶古のコーヒーカップ&ソーサー
備前焼の老舗窯元「小西陶古」。
青備前にも似た風合いで品格を感じる、上品な備前焼コーヒーカップ&ソーサーのセットです♪
カップとソーサーで若干風合いが異なるのも魅力的♡
それぞれ異なるデザインが映えて、目でも楽しませてくれます。
レギュラーコーヒー用カップなのでホットコーヒーにオススメですが、カップの色が青みがかっているので、紅茶を入れてもいいかも!
一般的な備前焼とは少し異なる、人と違う逸品を求めておられる方にオススメです。
贈答品としても映える備前焼、一度手にとってみてはいかがでしょうか?
日本伝統工芸士・小川秀藏氏の芸術作品!コーヒーカップ&ソーサー
備前焼伝統工芸士・小川秀藏氏の逸品。
昭和47年(1972年)に初窯出しをしてから約10年後の昭和56年(1981年)に日本工芸正会員認定を受けた小川氏は、その後も様々な展覧会で入選している実力者。
そんな小川氏の作品だけあって注文からの受注生産期間で3ヶ月を要し、価格もちょっと高価になっています。
しかし、その価値は十分に感じられる見事な逸品です。
特別な日に飲む一杯や、記念日の贈答用に。
日本伝統工芸士の芸術作品に触れてみるのはいかがでしょうか?
おわりに
伝統工芸品は古臭いものでも特別なものでもなく、手を替え品を替え現代社会に溶け込んでいます。
今回はそんな伝統工芸品の中から「備前焼」のコーヒーカップという日常的に使うアイテムをご紹介しました。
リーズナブルなものから高価な芸術品まで幅広いバリエーションがありますので、場面に応じた一品を選んでみてください。
「備前焼」という響きから敷居を上げがちですが、ご自身の日常で普段使いできるアイテムもたくさんありますので、お気軽に手にとってみてはいかがでしょうか?
皆様の日常にそっと寄り添ってくれるはずです♪

今回は、備前焼の作家さんや窯元さん、さらに人間国宝の方をご紹介します!作品や工房の画像とともにご紹介するので、お気に入りの作家さん・窯元さんに出会えるかもしれませんよ。

備前焼きは、岡山県備前市の伊部地区を中心に作られる日本の伝統的工芸品の一つです。備前焼の茶褐色の地肌は地味な印象を受けるかもしれませんが、花瓶という形で花と組み合わせることによって、その土の美しさは一段と威力を発揮します。今回は、ワゴコロがオススメしたい備前焼の花瓶をいくつかご紹介したいと思います♪

有田焼といえば、お茶碗やお皿をイメージする人も多いかもしれませんが、最近ではコーヒーカップも人気が高まっています。
磁器である有田焼は陶器よりも焼成温度が高く、白い光沢があるのが特徴です。

信楽焼は、滋賀県滋賀県甲賀市信楽町周辺で作られている陶磁器です。その肉厚で素朴な土の風合いは、自然の豊かさをそのまま表しているとも言われています。火色や灰、そして焼き数ある釉薬が生み出す様々な色合いが素朴さに個性を与え、飽きのこない信楽焼のマグカップ。ぜひ、お気に入りの1点を探してみてください。

益子焼の歴史は江戸時代の終わりに、栃木県芳賀郡益子町周辺で誕生したのが始まりと言われています。益子焼と言えば、重く暗い色合い、そしてどっしりとした質実剛健な外観が魅力的です。今回は、ワゴコロ編集部が厳選した益子焼のマグカップを特集してお伝えしたいと思います!

九谷焼は、明暦元年(1655年)加賀藩の命により、有田で陶技を学んだ後藤才治郎が、江沼郡九谷村で開窯したのが始まりです。現在では宮内庁へも納入されるなど、国内外からも広く愛されています。素晴らしい焼き物である九谷焼の中から、今回は今すぐ欲しくなってしまうような素敵なマグカップをご紹介します。

少し厚めの白磁に、薄藍色の染料で模様が描かれた砥部焼は、愛知県砥部町を中心に作られている伝統工芸品です。
砥部焼は多種多様な柄で親しまれ、中でも太陽文、唐草文、なずな分は、砥部焼の代表的な文様といわれています。
今回はそんな砥部焼の素敵なマグカップをご紹介したいと思います!

岐阜県で作られる美濃焼は、私たちの日々の食器として多く使われています。
そんな美濃焼の特徴は、一貫した特徴がないこと。だからこそ多彩なデザインが焼かれる美濃焼ですが、今回はそんな美濃焼のマグカップをご紹介します。多彩なデザインや風合いの美濃焼のマグカップからお気に入りの一つを見つけてみませんか?

日本海と瀬戸内海に挟まれ、温暖で過ごしやすい気候の中国地方では、豊かな文化が育まれてきました。その地の地場産業でもある伝統的工芸品を知ることは、中国地方の歴史や風土をより理解することに役立つでしょう。今回は、中国地方5県の伝統的工芸品16品目についてご紹介します。