九谷焼は、明暦元年(1655年)加賀藩の命により、有田で陶技を学んだ後藤才治郎が、江沼郡九谷村で開窯したのが始まりです。
その後、明治6年(1873年)のウィーン万国博覧会などの博覧会に出品されるなど、今では「ジャパンクタニ」として国際的にも有名な焼き物となっています。
その最大の特徴は、華やかで美しい上絵付け技法による色絵装飾にあります。
上絵付とは、焼成された陶磁器に色や絵をつけ、再度焼き上げる技法です。

九谷焼の色付けは、呉須という青藍色の顔料で絵の輪郭線を描き、「五彩」とよばれる、赤・黄・緑・紫・紺青の五色の色釉を厚く盛り上げて塗るところが特徴です。
大胆に描かれた山水や花鳥は豪快且つ渋い色調が魅力で、柿右衛門、色鍋島、仁清と並んで代表的な日本の色絵陶磁の一つとなっています。
現在では宮内庁へも納入されている他、イギリスのチャールズ皇太子へのご成婚祝としても献上されるなど、国内のみならず海外からも広く愛されています。
また、九谷焼は日用品から美術品まで幅広く製造されており、初めて九谷焼に触れる方でもその独特の美しさに魅了されること間違いなし!
そんな素晴らしい焼き物である九谷焼の中から、今回は今すぐ欲しくなってしまうような素敵なマグカップをご紹介します。
金の縁取り、五彩の色調によって描かれる四季折々の豪華絢爛な花の絵柄、また手にとった時に感じる和絵具のなめらかな質感などきっと楽しんでもらえることと思います!
人気の「青粒」と「白粒」技法を使った九谷焼
世界中で愛されているキャラクター、スヌーピーと九谷焼がコラボしたマグカップです!
山水の和の風景とスヌーピーという新しい世界観がとっても魅力的ですよね。
山水の柄以外にも、赤絵と石畳の合計3種類があり、どれも日本をスヌーピーが旅しているよう♪
九谷焼という日本の伝統工芸品との組み合わせにより生まれた斬新なマグカップになっています。
大変珍しい柄ですので、スヌーピー好きなお友達へのプレゼントにもいかがでしょうか?
ブルーの大柄な花が優しい…
ぽってりしたフォルムに持ちやすそうな大きめの取っ手。
そして何より大柄で優しい印象を与える淡いブルーの花模様がいかにも女性うけしそうな、とても素敵な逸品です。
作ったのは、使用する方の声に耳を傾け、普段使いしやすい九谷焼を作り続ける人気作陶家、川合孝知氏。
作品づくりでは、自分に合った等身大の絵を自然体で描くことを心掛けておられるそうです。
朝や昼のお茶のお供に、是非お使いください。
こちらは石川県能美市のふるさと納税返礼品です。
金銀をちらして華やかさを演出
素地に銀箔を貼りつけ、その上からさらに九谷独自の釉彩を塗り金箔も散りばめた何とも華やかなマグカップです。
目の覚めるようなコバルトブルーと、うす紫色のデザインがまた都会的で上品な印象を与えてくれていますね。
カップの形は六角柱がねじれたような不思議なデザイン!
専用の化粧箱に入れて届けてくれるのもおしゃれで、プレゼントとしても好評です。
華麗な風格、加賀百万石の伝統美を堪能
金色で縁取られた花々の絵は華やかさの中にも品があり、パッと目を引く逸品です。
飲み口の武骨さが、返って手作り感を感じさせ贅沢な気分にさせてくれます。
軽くて持ちやすく、口当たりもよい使い勝手のよい作品です。
尚、こちらの商品は専用の桐箱でお届けします。
桐箱には手書き、もしくはレーザーでの名入れが可能。
記念の品として、ご自分用やご家族、お友達へいかがですか?
浮世絵を想い起させる粋な和のデザイン
黄色や青、緑の淡い色彩で描かれた花が、とても明るい雰囲気を醸し出しています!
また、これらデザイン化された独特なタッチが、日本美術の人気ジャンルでもある浮世絵を想い起させます。
青郊窯は大正初期に能美にて開窯しました。
透明感のあるガラス質の鮮やかな和絵具で製作された器は、他の焼き物にはない光沢感を醸し出してくれます。
海外の方へのお土産にもオススメです!
五彩による幾何学模様と丸紋に描かれた自然が美しい
丸紋の中に花鳥を描いた九谷焼のマグカップです。
黄色い部分の写実的な柄と青色の幾何学的なデザインのコントラストが美しいですね。
作品の名前についている「吉田屋風」とは、文政年間に吉田屋窯を開いた豊田伝右衛門が作り出した、赤色を使わずに黄・藍・紫・緑の4色で描く大和絵のことです。
九谷焼の色鮮やなイメージを損なうことなく、そのガラス質の透明度の高さ、和絵具の盛りの厚さなど九谷焼の特徴といわれる点を再現し食卓に華を咲かせてくれます。
普段使いはもちろん、誕生日などの贈り物としてもお使いください。
九谷の代表的な絵柄と金色の装飾が豪華なペアカップ
九谷の代表的な絵柄である青粒鉄仙と白粒鉄仙のペアマグカップです。
金色でふんだんに描かれた花模様の装飾が青粒・白粒に映えて、気品と華やかさを加えています。
日々のお茶の時間に使えば、何気ない日常がちょっとした贅沢な時間になることでしょう。
このカップでお茶をお出しすれば、お客様にも喜んでいただけること間違いなし!
宮内庁御用達窯ならではの品格漂う品
波打つ口縁、古九谷色である藍色のみで描かれた上品で落ち着いた絵柄は、さすが宮内庁御用達窯としての品格を感じさせます。
製作したのは、藍九谷の第一人者である妙泉陶房 山本長左氏。
「器は使ってこそ生きてくる」という考えで、素材、デザイン、そしてサイズ感や使いやすさなど、こだわりをもって作陶に励んでおられる名匠です。
優雅なデザインを描き、「型打ち」という数少ない伝統技法で制作された器は大変軽量で使いやすさ抜群です。
高級感のある木箱に入れてお届けしますので、プレゼントにも最適です。
世代を超えて愛される亜土ちゃんのイラスト入りマグカップ
赤や青、黄色に緑など五彩の豊富な色を使っての装飾や、ポップな作風が世代を超えて人気の水森亜土によるイラストが、見ているだけでほっこり明るい気分にさせてくれる亜土ちゃん 九谷焼シリーズ マグカップ。
九谷焼の特徴である色彩と、水森亜土さんのイラストのテイストとが見事にマッチしていますね♪
裏面には、かわいい猫のキャラクターも描かれていますよ♡
伝統的な絵柄と色味がとってもシック…
美しい梅の木や、金を施しながら描かれた波打つ川の自然画が美しいマグカップです。
この歴史的な色絵デザイン「光琳梅」は、特にお歳を召された方にぴったりですので、古希などのお祝いに最適な贈り物です。
一つひとつ心を込めて彫刻されたお名前が、格別の気分にさせてくれます。
メッセージカードも無料でつけてくれますので、日ごろの感謝を込めて、大切なあの人へプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
おわりに
360年の歴史と伝統の技が光る伝統工芸品である九谷焼のマグカップ、いかがでしたか?
現在ではその伝統をしっかり守りながら、それぞれが楽しい個性を放ち毎日を鮮やかに彩ってくれるような多くの作品が生み出されています。
豪放華麗な色絵装飾を中心とした独特な風格を誇る九谷焼は、これからも多くの可能性を広げながら、品格と美しい遊びを併せ持った素晴らしい器を作り続けていくことでしょう。
どうぞ末永くご愛用ください。

九谷焼は石川県南部で生産される伝統工芸品で、緻密で色彩豊かな色絵が特徴的な磁器です。
江戸初期に今の石川県山中町九谷で陶石が発見されたことがきっかけとなり、製陶が始まりました。

「ジャパンクタニ」。
世界からそう呼ばれるようになった九谷焼。
九谷焼のふるさとは石川県の金沢、小松、加賀、能美です。
江戸初期、現在の加賀で質の良い陶石が見つかったことから九谷焼の製陶が始まりました。
その地で突然、窯が閉じられたのは江戸時代中期のこと。