益子焼の歴史は江戸時代の終わりに、栃木県芳賀郡益子町周辺で誕生したのが始まりと言われています。

益子焼と言えば、重く暗い色合い、そしてどっしりとした質実剛健な外観が魅力的です。

使用される陶土の素材は良い質とは言い難く、砂っぽくて鉄分が豊富に含まれている粗さが特徴でもあります。

割れやすい性質もありますが、この粗さが渋さを表現できると言われています。

最近では、他の素材を混ぜ、独自の土を使い作品を作り出すことも多くなっているそうです。

今回は、ワゴコロ編集部が厳選した益子焼のマグカップを特集してお伝えしたいと思います!

日用品から始まりしっかりした肌触りを感じられる益子焼。

どんなマグカップがあるのでしょうか?

黒・白と青磁のツートンカラーがおしゃれ…

外側が白と黒、中が青磁のツートーンカラー。

伝統釉薬を使用しており、落ち着いたデザインで温もり溢れるマグカップです。

表面のしのぎの模様は滑りにくく、取っ手の部分も大きめでとても持ちやすそうですね。

別料金で名前を入れることも可能なので、父の日などのプレゼントにもピッタリ!

ご自宅では、朝のモーニングコーヒーや午後のお茶の時間に是非お使いください。

取っ手も可愛い♡シンプルでおしゃれな北欧風マグカップ♪

可愛らしい花模様のマグカップです。

その淡い色調が気持ちをリラックスさせてくれます。

たっぷりと220㎖も入ります。

取手の部分にも可愛らしい花の模様が入っているのがポイントです♪

飲物だけでなく、ヨーグルトやフルーツ、アイスクリームなどを入れても素敵♡

特に女性から喜ばれそうな作品ですよね。

81通りの色とヴァリエーションが楽しめるから、いくつも欲しくなる!

益子焼の釉薬と、つかもとオリジナルの釉薬を使った9色のカラーバリエーションで制作されたこちらのマグカップ。

同シリーズのソーサーとの組み合わせれば、9×9=81通りの組み合わせが楽しめます!

※ソーサ―は別売りとなります。

1947年創業、信越線横川駅の「峠の釜めし」の弁当容器として有名なつかもと窯の作品です。

伝統を守るだけでなく有名デザイナーとコラボで、積極的に新しいものを生み出している素敵な窯元です。

気分や季節に合わせて、ティータイムを自分好みにコーディネートして楽しみましょう。

益子焼のお手入れのコツ

さて、今回ご紹介している益子焼。

「可愛いけれど取り扱いが分からない」という方に向けて、ここでちょっとコツをご紹介したいと思います。

土が粗く吸水性のある陶器に関しては、水が染み出るのを防いだり、汚れをつきにくくするために、水に浸したり「目止め」をする必要があるものがあります。

ただ、物によっては目止めをすることで、逆ににおいやカビの原因になったりする場合もあるので、目止めが必要かどうかは、各取扱説明書に従ってくださいね。

電子レンジは、基本的に耐熱陶器は使えますが、吸水性が高いため、水分が残ったままで温めると、素地が膨張し、徐々に痛める原因になることもあるそうなので気を付けましょう。

オーブンは、耐熱性の土で作られていなければ使えません。

また、使い終わった際にはやわらかいスポンジで、食器用洗剤をつけて洗い流し、しっかり乾燥させることも陶器を長く使い続けるためのコツです。

このポイントに気を付ければ、素敵な益子焼ライフが楽しめますよ♪

あら不思議!ビールの泡がクリーミーになるビールジョッキ

渋めでかっこいいビールジョッキ。

もちろんマグカップとしてもお使いいただけます!

容量もたっぷり400ml入るのでとても便利に使えそうです。

さて、このジョッキの魅力はこれだけではありません。

ビールの美味しさの決め手である泡をクリーミーにしてくれます。

ビール好きな方にはたまらないこだわりです!

さらにお名前を入れることもできます。

大切な人へのプレゼントに是非一つおもとめ下さい。

全ての人の料理、食事に楽しく使ってもらえるような「人にやさしい陶器」

明治7年創業の井上窯が、現在の四代目と五代目とともにオープンした碧い器の店「陶知庵」。

トルコブルー釉を使ったカラフルな製品の一つとして、こちらのマグカップをご用意しました。

このカップは人にとってもやさしい陶器です。

作品の取っ手部分にポッチがついているのですが、こうすることで使いやすく持ちやすく、滑り止めにもなるそうです。

さり気ない心配りが嬉しいですね。

小さなお子様や、高齢の方、障がいをお持ちの方にオススメしたい逸品です。

ぜひ、使い心地をお試しください!

可愛いかたちの取っ手がついて持ちやすいマグカップ

上の方に付いた取っ手や表面に施されたドレープ模様、ヨーロピアン調のフォルムがとってもおしゃれですね。

底面積が広めでどっしりしたこちらは、スープやフルーツを入れても良さそうです。

さまざまな場面で使えますので、ご家族や友人みんなで揃えたら、食卓が楽しくなりますね。

おわりに

暮らしに馴染む気取らない素朴さと温もりをもつ益子焼。

製作過程においてもわざと粗い土を混ぜることで、土感のある味わい深さを器に与え、それらが力強く気取らない作品に仕上げます。

また、それらを私たちが使用するにつれて、さらにその表情も徐々に変わっていきます。

現在の益子に、窯元は約250、陶器店は約50あります。

若手からベテランまでここに窯を構える陶芸家も多く、その作風は多種多様です。

春と秋には陶器市が開かれます。

是非一度益子へも足を運んでみてください!