美濃焼は岐阜県の東濃地方で作られる陶磁器(焼き物)です。
国内で生産される陶磁器のうち、半数以上が美濃焼といわれているほど、日常使いの器として親しみやすく、そのため和洋中さまざまな料理と相性の良い食器が多いです。
他の生産地の焼き物とは異なり一つのスタイルが確立されているわけではなく、多種多様でこれといった特徴に絞らないことが特徴とも言われる美濃焼。
今回は、中でも食卓で広く活躍する美濃焼の皿をご紹介します。
美濃焼はあくまでも総称なので、九谷焼・有田焼・信楽焼・備前焼といった名前を聞くと焼き物に明るい方であればパッとイメージが思い浮かばれるかと思いますが、美濃焼はそういった「これ」といったブランドイメージが確立されている焼き物たちと少々ニュアンスが異なります。
前菜の盛り合わせにぴったり!美濃焼の仕切りプレート
6つの仕切りがあるプレートは、いろいろなおかずを少量ずつ盛り付けて料理をおしゃれに楽しめます。
一人用のプレートとして料理を盛りつければそれだけでスタイリッシュな食卓になること間違いなし。
一皿にまとめて料理を盛り付ければ、使う食器も減り、洗い物も楽になるのが嬉しいですね。
レトロモダンが素敵な十草模様の美濃焼の深皿
青と茶色の十草模様がレトロな雰囲気を醸し出す美濃焼の深皿は、アウトレット品でお値打ち価格の商品です。
レトロモダンな雰囲気のある皿なので、煮物などの和食のほか、ピラフやパスタなど洋食にも使えるのが良いですね。
料理との相性が良い2色の大胆で印象的なデザインが、シンプルなサラダやパスタをパッと華やかな仕上がりにランクアップさせてくれます。
また適度な深さがあるのでお料理をバランスよく盛り付けられるほか、汁気があるカレーやシチューなどにも使えます。
鉄器風の光沢が高級感をアップさせる美濃焼のスクエア皿
南部鉄器の雰囲気を彷彿させる、高級感のある美濃焼のスクエア皿です。
陶磁器でありながら鉄器のような重厚で繊細な雰囲気の秘密は、幾度も調合が重ねられた釉薬を使用しているから。
それによって、いぶし銀が醸し出す光沢の風合いが表現されています。
黒光りした鉄のような表面の光沢は、料理をさらに引き立ててくれます。
真っ白なパスタや鮮やかなグリーンサラダなどを盛り付けると、いっそう料理が美味しく感じられるでしょう。
中央に高さを出して盛り付けるとバランスが良くなりおしゃれですね。
マットな質感が魅力の美濃焼のカフェ風スクエアプレート
自然な風合いや質感を重視して作られたシンプルな美濃焼のスクエアプレートは、手作りだからこそ、一つひとつ異なる雰囲気が楽しめます。
さらっとしたマットな質感は触り心地が良く、適度な厚みが手に馴染みやいところが魅力。
色は料理が映えるグレー、素朴な焼き菓子が似合うまるでカフェのようなネイビーとブラウン、そしてパッと目を引く鮮やかなパープルの4色があります。
どれも同じトーンが揃った美しい色目なので、一色だけでなく組み合わせて食卓に並べても良く合います。
家飲みタイムを盛り上げる、居酒屋さんみたいな美濃焼の角皿
焼き魚や煮魚、また焼き鳥など細長い料理がちょうどよく収まる横長の角皿です。
アウトレット価格なので家族分揃えるのにもちょうど良いですね。
丸い食器のなかに角皿が入ることで食卓の雰囲気がすっきりとまとまります。
ほかにも出汁巻き卵やおにぎり、お刺身の盛り合わせなど居酒屋さんに並ぶようなメニューを盛り付けるのにぴったりで、家飲みタイムを盛り上げてくれそうです。
質感はツルッとしていて洗いやすく、安定した厚みがあり丈夫なので普段使いにはもってこいの美濃焼の皿です。
食卓を春らしく演出!美濃焼の桜志野 仕切付正角皿
淡いピンク色が可愛らしい桜志野の角皿は、ぽってりとした風合いで適度な厚みがあります。
優しい白を基調に桜を彷彿とさせる淡いピンクが印象的で、食卓がパッと春らしくなり華やぎますよ。
お菓子とともにフルーツやお茶をのせてスイーツプレートにするのも素敵ですね。
ロールケーキや焼き菓子などの洋風スイーツを和皿で出すのもまたおしゃれ♡
デザートだけでなく、おにぎりやお惣菜を盛り付ければ小さめのワンプレートとしてランチやモーニングにも使えます。
異国情緒を感じる色合い!美濃焼の孔雀組皿
異国情緒の雰囲気を漂わせる、ターコイズブルーの緑がかった薄い青の色味が特徴的な美濃焼のお皿です。
鮮やかな色合いは、食卓をぱっと華やかにしてくれます。
色違いのターコイズブルーブラウンのお皿もシックな印象で素敵です。
そのほか、和え物などの副菜に使える組鉢や煮物やサラダにぴったりな中鉢、湯呑やマグカップなど同シリーズのラインナップが豊富に揃っています。
使いやすくて持ちやすい!美濃焼の手付き小皿
アクセントになる持ち手が付いたこの美濃焼の小皿は、平成16年(2004年)にはグッドデザイン賞を受賞し世界の注目を集めました。
手のひらサイズの小さなプレートは、陶器ながら柔らかな曲線が印象的でしっかりとした深さがあります。
お醤油やソースなどを入れたり、少量のおかずや漬物などを盛り付けたりするのにぴったりですね。
また、アクセントの持ち手はおしゃれなデザインとしてだけでなく、重ねた時につまみやすくて持ちやすいといった実用性も兼ね備えています。
柄違いで揃えたい!美濃焼の正角豆皿
白地に藍色を基調とした和柄の豆皿です。
豆絞りや刺し子風、たこ唐草や市松模様など柄の種類は全部で8つもあるので、全部まとめて揃えたくなりますね。
9cmの小さなお皿ですが、だからこそ目を引くデザインが食卓のアクセントになります。
お醤油皿だけでなく、薬味をのせたり豆菓子やクッキーをのせたりしてもかわいいですし、副菜を盛り付けた豆皿を大きめの和食器の上にのせてもおしゃれですね♪
また重ねやすい形状をしており、サイズも小さいので収納の場所をとらないことも嬉しいポイントです。
食卓のアクセントに!美濃焼のくし目長皿
鮮やかな色合いが食卓のアクセントになる長皿は、サンマが一尾まるごと盛り付けられるほどの長さ。
旬の時期にはサンマの塩焼きをこの皿に乗せて食べたいですね。
また、魚だけでなく特徴的な細長いサイズの利点を活かして、前菜を少しずつ盛り付けて食卓の中央に並べるのにもオススメです。
和食器ならではの質感や温もりがホッとした気分にさせてくれるのと同時に、美しいブルーが目を引き食卓を鮮やかに彩ってくれます。
普段使いはもちろん、いつもの料理を丁寧に盛り付けておもてなしの器としても使えます。
おわりに
伝統的な和の絵柄や、土の温もりがホッとした気分にさせてくれる美濃焼の皿をご紹介しました。
多種多様な形やデザインは料理の種類を選ばず食卓に溶け込んで、日々の暮らしを鮮やか豊かに彩ってくれます。
お気に入りの美濃焼の皿を見つけたら、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。
岐阜県で作られる美濃焼は、私たちの日々の食器として多く使われています。
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そのような方にオススメなのが美濃焼です。特徴がないことが特徴の美濃焼は、和柄からモダンなものまで多種多様なデザインが魅力。
今回は、おしゃれな美濃焼の食器をご紹介します。
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