信楽焼とは日本の伝統工芸品で1200年以上の伝統を誇り、滋賀県甲賀市信楽町を中心に作られてきた陶器で、日本六古窯の一つでもあります。
信楽焼の魅力は、素朴な土の色合いと自然の色味をそのまま活かした力強さです。
焼き付けの際に土中の鉄分によって発色する赤色、炎によって生じるグラデーションや灰かぶり、焦げなど、信楽焼の色合いと風合いは変幻自在です。
さらに、粉引と呼ばれる素地に白泥をかけて焼く技法を用いた信楽焼は、白色の中に土の温かい色味がほんのりと残り、なんとも趣ある焼き上がりに。
そのため、信楽焼で作られる花瓶は信楽焼の特徴でもある自然な土の色合いが、生ける花をより一層引き立ててくれる魅力があります。
そこで今回は、生ける花をより美しく見せてくれる信楽焼の花瓶をご紹介していきたいと思います!

NHKの朝の連続テレビ小説『スカーレット』の舞台である滋賀県甲賀市。
主人公である神山清子を、当時は女人禁制であった陶芸の道に進ませた信楽焼とはどのような焼き物なのでしょうか?
今回はそんな信楽焼についてお話します。
古谷製陶所で作製された信楽焼の花瓶!匠の技が光る逸品
滋賀県甲賀市信楽町にある「古谷製陶所」で制作された信楽焼の花瓶です。
古谷製陶所は、たぬきの焼き物があふれる町から少し離れた神山という場所にあります。
こちらを制作した古谷浩一さんは古谷製陶所の三代目。
昔ながらの味わいがある信楽焼から遊び心がある商品まで、迷いのない手つきで作品を作り上げます。
現在の浩一さんが継いでから17年になる古谷製陶所で、これからも様々の花瓶が生まれるのが楽しみですね。
こちらの花瓶は粉引技法を使った信楽焼となっており、白色のなかに土の強さが感じられます。
高さがあるので、花茎や枝の長い草花を飾るのにぴったり!
真っ赤なバラを飾れば、花瓶の白とのコントラストがステキ♡
独創的な世界を作った、深い味わいの信楽焼の花瓶
花の美しさを活かすことを考えて作られた造形美と色合いで、落ち着いた和室や洋室にも合うようなデザインの信楽焼の花瓶です。
自然が創る表情を感じさせる新鮮なフォルムが、深い味わいを魅せてくれます。
500mlのペットボトルより、一回りほど大きな花瓶は存在感も抜群。
花を生けずとも、インテリアとして飾っても良さそう!
金木犀や百日紅のような、鮮やかな花が映えそうですね♡
見た目はまるで水瓶!?とっても大きな信楽焼の花瓶
水瓶!?バケツ!?のような見た目で、上から見ると三角形になっているデザインが魅力的な大きめサイズの信楽焼の花瓶です♪
幅23㎝、奥行き24㎝、高さ45㎝もある大物ですので、室内でも良いですが玄関先に飾っても良さそう。
訪ねてくるお客様をお迎えする、我が家の「顔」になってくれそうですよね。
牡丹や芍薬、ヒマワリのような存在感のあるお花が良く似合うのではないでしょうか♡
手作りなので、一つひとつ大きさや形にばらつきがあるようですが、それもまた味があって素敵です!
和風なのにコロンとした形が可愛らしい、信楽焼の花瓶♪
柔らかな緑色と緋色が良くマッチした、まんまるの花瓶です♡
侘び寂びのある色味は、百合などの白い花を引きたててくれそう!
でもピエールドゥロンサールのような豪華なバラの花を生けたら一気に洋風に雰囲気を変えてくれるかも!?
どんなお花が合うか、想像を掻き立てられる花瓶ですね。
こちらの30×30×30㎝の他に、同型で25×25×24㎝のすこし小ぶりになったものもあるので、お部屋の雰囲気やスペースに合わせて選んでください。
人気ナンバー1!珍しいお椀のようなフォルムのおしゃれな信楽焼の花瓶
楽天の人気ランキング1位を獲得したこちらの信楽焼の花瓶は、上面に施された更紗模様とお椀のような丸くて珍しい形が特徴的。
13×13×7㎝と、両手に収まるサイズ感です。
上にポツンと空いた穴は直径2.5㎝と少し小ぶりですので、一輪挿しにぴったり!
花瓶としての用途だけではなくインテリアやオブジェとしてもオシャレですよね。
更紗模様はもともとインドが起源の紋様なので、蓮やキョウチクトウなどのインド原産の花がよく合いそう♡
流れ出るような金装飾がオシャレで華やか!花器専門店が制作した、こだわり溢れる信楽焼の花瓶♪
花器専門店である夢源陶房がデザインした信楽焼の花瓶です。
丸みのある形ですので、安定感が心配に思えるかもしれませんが、花器専門店ならではの、花瓶を置いた時にグラグラしない…といった細かい配慮がされています!
ロクロを使って一つひとつ手作業で作られているため、信楽焼ならではの陶器の暖かみが感じられる花瓶です。
金で彩られた表面のデザインはとてもおしゃれで華やかなので、食卓のテーブルやお部屋に置いてみてはいかがでしょうか♪
優しい色合いの花瓶が、場を和ませてくれるはずです♡
鮮やかな緑が美しい!どこに置いても栄える信楽焼の花瓶
鮮やかな緑色が美しい、口が大きめの信楽焼の花瓶です♪
シンプルなデザインなので、部屋のどこに置いても違和感なくその場を華やかにしてくれます。
500mlのペットボトルより一回りほど大きいサイズ感。
口が大きいので、茎が太い花や枝ものを入れていただけます!
緑色が美しいので、ハッキリとした色味のお花が良く合いそう♡
可愛い!カラフルで丸いフォルムが女性から人気の信楽焼の一輪挿し花瓶!
食卓やお部屋に彩りを与えたいと思うことはありませんか?
特別な日をいつもよりおしゃれな空間に変身させたい時もありますよね。
白地にカラフルな色が入っていて、花瓶としてだけではなくお部屋のインテリアに花を添えてくれる逸品です!
小さめなので場所も取らず、一輪挿しにもピッタリの花瓶です。
プレゼントで頂いたようなちょっとしたお花などを飾る時にもちょうといいサイズ感。
初めて花瓶を買う方でも嬉しいお手頃価格!がとても魅力的な商品です。
信楽焼独特のわびさびを感じる花瓶!和モダンな雰囲気に♪
花瓶は縦長のものが多いですが、こちらは少し変わった箱型の花瓶。
一見、和風の畳の部屋にしか合わないイメージがあるかもしれませんが、実は洋風の部屋にもマッチします!
和風の部屋に洋風なものを置いたり、洋風の部屋に和風なものを置くことで、各段とその空間はオシャレになりますよ♪
高級感もあるので、飲食店や旅館、店先に置いても違和感なし!
ただ、全体のバランスをとるのが難しいので、生け花上級者向けかも!?
ちょっとしたインテリアにもなる壁掛け用の信楽焼花瓶!
え!?どうやって使うの!?
こちらの不思議な形をした花瓶は、壁掛け用の花瓶なんです♪
お値段も花瓶の中ではお手頃な方なのでお求めやすいのが嬉しいですね。
壁掛けだから場所も取らないので、一人暮らしや小さなスペースでご使用いただけます。
渋い土色ですが、生ける草花によってガラリと印象を変えてくれそう!
南国の草花を飾ったら、一気にリゾート感も♡
おわりに
いかがでしたでしょうか?
信楽焼のオススメの花瓶10選とその魅力を紹介しました。
信楽焼は自然の色合いがとても魅力的な焼き物で、年数が経つほどに色合いに深みが増します。
信楽焼は花の魅力を最大限に活かしてくれる風合いがあり、生け花を嗜む方や、自然の移ろいや侘び寂びを大切にする茶道においても、野趣に富んでいると好まれます。
大きさや種類によってはただの花瓶としてだけではなく、食卓を彩ってくれたり、お部屋のインテリアとしても大活躍してくれます。
信 楽焼のキャンドルはいかが?
また、伝統工芸品通販サイト「&わごころ」では、信楽焼のアロマキャンドルを販売しています。
新築祝いや結婚祝いなどの節目のお祝いにはもちろん、ちょっとしたプレゼントにも人気が高いです。
おしゃれなインテリアを探している方は、花瓶とあわせてぜひチェックしてみてください!

信楽焼は、滋賀県滋賀県甲賀市信楽町周辺で作られている陶磁器です。その肉厚で素朴な土の風合いは、自然の豊かさをそのまま表しているとも言われています。火色や灰、そして焼き数ある釉薬が生み出す様々な色合いが素朴さに個性を与え、飽きのこない信楽焼のマグカップ。ぜひ、お気に入りの1点を探してみてください。

2019年後期の連続テレビ小説スカーレット。主人公の神山清子(戸田恵梨香)が作る信楽焼は、土中の鉄分と釉が焼成することにより緋色へと発色し、牧の灰に埋まる部分が黒色になることが特徴の味わい深い焼き物です

津軽びいどろとは、「宙吹き」という技法で作られたハンドメイドガラスで、青森県の伝統工芸品にも指定されています。今回は津軽びいどろのオススメの花瓶を厳選してご紹介します。

備前焼きは、岡山県備前市の伊部地区を中心に作られる日本の伝統的工芸品の一つです。備前焼の茶褐色の地肌は地味な印象を受けるかもしれませんが、花瓶という形で花と組み合わせることによって、その土の美しさは一段と威力を発揮します。今回は、ワゴコロがオススメしたい備前焼の花瓶をいくつかご紹介したいと思います♪

滋賀県といえば日本一の面積と貯水量を誇る琵琶湖が有名ですね。その大きさは、なんと県全体の6分の1を占めているそう!そんな滋賀県では、何百年も前から受け継がれてきた技術で作り上げた、40品目以上の伝統工芸品が存在します。この記事では、その中でも経済産業大臣によって「伝統的工芸品」として指定されている3品目をご紹介します。