昨今ちょっとしたブームとなっている写経。
心を落ち着けるためや、集中力を高めるためなど、写経をはじめる方の目的は千差万別です。
少し敷居の高いイメージのある写経ですが、実は道具さえそろえば、自宅でもはじめることができるんですよ。
そんな写経の欠かせない道具の一つに写経用紙があります。
しかし、どんな用紙を選んだらいいかわからない方も多いかもしれません。
そこで、今回はオススメの写経用紙をご紹介します!

お経をただひたすら書き写す「写経」。今は若い方の間でも、写経がブームになっていることをご存じでしょうか。彼ら・彼女たちは何のために写経をしているのか、気になりませんか?決して信仰心のみからやっているわけではないようです。そこで今回は写経の魅力について、ご紹介していきます。
写経の用紙にも種類がある!?
写経用の用紙は専門店以外にも、インターネット通販で簡単に手に入ります。
写経用紙は使用する人のことを考えて工夫されているので、初心者の方でも使いやすいものがたくさんあります。
まず初心者の方は、なぞり書きの写経用紙を選ぶのがオススメ!
お経が薄く印字されているものを選べば、筆ペンや毛筆でなぞるだけで写経ができますよ。
他にも、便箋のように縦に罫線が入っている用紙や無地の用紙など、さまざまな種類の写経用紙があります。
まずはなぞり書きの用紙や、罫線付きの用紙を選んで、慣れてきたら少しずつステップアップしていきましょう。

寺院などでは、定期的に写経会が開催されています。それらに参加すれば、厳かな雰囲気の中、集中して写経を行うことができます。とはいえ、自宅で手軽に写経を行いたいという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自宅で行う写経のやり方・作法について、初心者の方にもわかるよう簡単にご紹介していきます。
筆ペンと手引書付きの写経用紙で初心者でも挫折知らず
これから写経を始めようと考えている、初心者の方にイチオシの商品です!
何と言ってもその魅力は、筆ペンと手引書が付いていること。
筆ペンであれば、墨をする必要もないので、手軽に写経が行えます。
さらに、手引書を読むことで、写経についての基本的な勉強ができます。
知識を身に付けたい方にも向いていますね。
手引書は写経についてコンパクトにまとめられているので、読めば写経のことを理解しやすくなるでしょう。
般若心経のなぞり書き写経用紙が10枚、縦の罫線入り用紙が5枚入っているので、まずはなぞり書きで写経に慣れてから、罫線のみ印刷された用紙を使ってみてください。
罫線のみの写経用紙にもチャレンジ!たっぷり練習ができる写経用紙セット
なぞり書き用用紙が10枚、縦の罫線入り用紙が10枚入っており、たっぷりと練習ができるところが嬉しいですね。
罫線のみの用紙が10枚も入っているため、失敗しても何度でもチャレンジしてみましょう。
また、写経はお経を書いた後に「為」と書いてお願い事を書くことができるのですが、この用紙はそのためのスペースが広く用意されているのも特徴です。
般若心経以外にも挑戦してみよう!観音経のなぞり書き写経用紙
一般的には、お経と言えば般若心経がよく知られていますが、こちらは観音経というお経が印字された写経用紙です。
なぞり書き用の用紙のみが20枚も入っているので、写経にある程度慣れている般若心経以外をやってみたい!という方にもオススメ。
また、この写経用紙はビニールチャック付きの袋に入っているため、取り出しやすく、保管もしやすいことが嬉しいポイントです。
うっかり破れてしまうこともなく、保管にスペースを取らないので見えるところに置いておいて、気まぐれに写経に取り組むのも良いかもしれません。
般若心経とは違った観音経の魅力に触れてみませんか?
持ち運びするならコレ!ノートタイプの写経用紙
この写経用紙の大きな特徴は、ノートタイプということ。
そのため、持ち運びがしやすく、そのままでも1枚ずつ切り離して使うこともできます。
さらに、薄い半紙ではないので、鉛筆や万年筆など使える筆記用具の幅が広いのもポイント。
自分の書きやすい使い方をしてみてください。
中には、般若心経のなぞり書き用の用紙が21枚と、縦横に罫線が入った用紙が2枚入っています。
ところで、般若心経はすべての文字が統一されているわけではないということをご存知でしょうか?
般若心経はサンスクリット語が元となっているため、流派などによって少しずつ異なった漢字が使われることがあるのです。
そんな中、この用紙に使われている漢字は写経しやすいものを採用しているため、初心者の方でもわかりやすいものが多いんです。
気軽に写経をやってみたいという方にオススメの写経用紙です。
大きな字で細かいところまで見やすい写経用紙
筆に慣れていないときに細かい字を書こうとすると、字が潰れてしまうこともありますよね。
そんな方に手に取っていただきたい写経用紙がこちらです。
なぞり書き用の写経用紙ですが、文字は1枚に48文字しか印刷されていないんです。
標準的ななぞり書き写経用紙の倍ほどの字の大きさがありますので、写経の字の小ささに抵抗を感じる初心者やご年配の方、さらには「とめ」「はらい」をしっかり確認したい方にぜひオススメしたい一品です。
書道の練習としての側面も大きくなりますね。
筆ペンと解説書もついているため、誰にでもはじめやすいセットでもあります。
たくさん写経を楽しみたい方にオススメ!50枚綴りの写経用紙
写経に少し慣れた方で、もっと写経を楽しみたいという方にオススメしたいのがこちらの写経用紙です。
ノートタイプになっており、1冊50枚綴りなので、たくさんお経を書き写すことが可能です。
表紙が美しく、使うたびにモチベーションも上がりそうですね。
また、中の用紙も墨が滲みにくく、とても書きやすいと評判も上々です。
もちろん、般若心経のお手本がついているため、透かしてなぞり書きをすることもできます。
使いやすい折り目なしの写経用紙でストレスフリーに写経を楽しもう
罫線のみの写経用紙が50枚、横の罫線入りの下敷き1枚、お手本が1枚セットになっています。
横に罫線が入っている下書きを使うと、写経用紙にマス目ができて字のズレがなくなるので、美しくお経を写すことができるんですよ。
お手本を敷いて、なぞり書きをすることも可能です。
さらに、この写経用紙の大きな特徴は、折り目がないこと!
横幅が50㎝弱ありますが、折り目がないため、筆の滑りも良く、折り目を気にせず書き上げることができるので、より写経に集中して取り組めるはずです。
完全無地!罫線がない写経用紙に挑戦
初心者の方は、なぞり書きや罫線が引かれた写経用紙がオススメですが、少し慣れてきたら、無地の写経用紙に挑戦してみませんか?
こちらには、完全に無地の用紙が50枚に、般若心経のお手本が2枚付いています。
薄くて滲みにくい紙なので、美しい写経を書き上げることができるでしょう。
お手本を敷けばなぞり書きもできますが、それでもできあがりは文字だけの姿となります。
全く罫線のない写経の出来栄えが楽しみですね。
鳥の子紙の写経用紙で書き心地感じてみよう
鳥の子紙とは、古くから作られてきた良質の和紙で、丈夫でにじまず、筆がよく走ります。
縦の罫線入りの用紙が20枚入っています。
手本付きなので、下に手本を敷いて、上からなぞり書きで練習することもできます。
書き心地を感じながら写経をしてみてください。
大切な本番にふさわしい、金字の筆ペンがセットになった藍紙の美しい写経用紙
写経には、黒い墨だけでなく、金泥という金を膠に溶かしたものを使うことがあります。
金を溶かした金泥で書く写経は、神々しくて美しいですよね。
こちらは金字の写経ができる筆ペン・写経用の藍紙4枚・お手本がセットになっています。
この藍紙は滲まない質の高い鳥の子紙で、罫線も金。
写経の経験を積み重ね、心を込めた写経を残したいという方にオススメの逸品です。
おわりに
オススメの写経の用紙をご紹介しました。
写経の用紙は消耗品ですので、いくつか買って試してみてもよいですね。
比較していくと、自分に馴染む写経用紙を見つけられるはずです。
自分に合うものが見つかると、写経に向き合う気持ちが高まるでしょう。
ぜひ、さまざまな写経用紙を試しながら写経を楽しんでくださいね。

もともと仏教行為だった写経は、今では座禅などと同様に、日常からの解放や心の安らぎなどを求めて行われることが増えてきています。
そんな最近人気の写経ですが、写経をはじめてみたい方にとって難しいのが道具選びです。
そこで注目されているのが便利な写経セット!
今回は写経セットの選び方からオススメの写経セットをご紹介します。

写経はもともと仏教における修行の一つでしたが、近年では心と身体を癒してくれる効果があることから、趣味としてはじめる人が多くなりました。写経はいったいどんな効果をもたらしてくれるのか、詳しく見ていくことにしましょう。

書道の世界には多くの道具が存在します。
中でも、文房四宝と表現される道具は、実際に文字を書く場面で欠かすことができません。

美しい文字は、それだけでその人の品格や知的雰囲気をグッと上げてくれます。ここでは、必要な道具も練習方法も分からないけれど書道を始めたい!という人のために、書道を始めるために必要な事を解説します。筆の持ち方や姿勢、書道の基本、どんな風に練習を始めたら良いのかをオススメの書籍も含めお話していきます。

書道を上達させたいと思い、調べてみると「楽しむことが大切!」、「気持ちを整えることから始めよう!」、「集中できる環境を探そう!」…そんなことはもちろんわかっているんです!そういった精神論に近いアドバイスではなく、具体的にどうすればいいかを教えてほしい。そう思っている方も多いのではないでしょうか?