こんにちは!

ワゴコロ編集部の生田目です♪

ワゴコロ編集部が全国の伝統工芸体験を紹介していくワゴコロ体験レポート。

今回は“手作りお香体験”をしに、銀座にあるお香専門店「香源」さんに行ってきました。

東銀座駅より徒歩1分程。

お店は歌舞伎座の近くにあるので、すぐに見つけることができました!

銀座散策やお買い物のついでにふらっと立ち寄ることができるのは、とっても魅力的ですよね♪

最近はアロマを楽しむ人が増えている影響もあり、和の香りにも興味を持つ方も増えてきているそうです。

今回は、極上の和の香りに癒されてきたいと思います!

お香の専門店「香源」とは?

香源はお香や線香、香木、数珠など、香木に関わる商品を幅広く扱うお店です。

店内は明るく、一歩足を踏み入れるとふわ~っとお上品なお香の香りに包まれます。

1階はお香と線香のフロアで、品揃えはなんと5000種以上もあるんだとか!

お店にはお香コンシェルジュの方がいらっしゃり、自分の好みに合わせて香りのを提案してくださいます。

実際にその場で香りを焚いて試すこともできます。

ゆっくりと、いい香りが広がります。

2階では香木や数珠を扱っており、香道で利用する香木も購入することができます。

今回行う手作りお香体験は、2階で行います♪

それでは2階に移動します!

2階には貴重な香木の美術品も飾ってあります。

香木は非常に貴重で、小さなサイズでもとても高価。

数グラムで数万、数十万円するものもあるのだそうです。

最高級の沈香じんこうを使い、大変細かな彫刻が施されたこちらの作品。

このサイズだと一体いくらするんでしょうか…!

こちらの引き出しの中に各種、香木が入っています。

さすがお香の専門店!

ビックリするくらい、たくさんの種類がありますね。

本日教えてくださるのは、お香コンシェルジュの吉田さんです。

お香の知識が豊富で、とても丁寧に教えてくれました。

お香初心者の方でも安心ですね♪

そもそもお香って?

お香は和のアロマテラピーのようなもので、芳香や消臭、癒しなど幅広く私たちの生活の中で用いられています。

その歴史は古く、飛鳥時代にまで遡ります。

仏教と共に伝わり、日本に香りの文化が広まりました。

その後、平安時代には貴族を中心に髪や十二単にお香を焚きしめるようになりました。

かの有名な「枕草子」や「源氏物語」でもお香の記述が多く見られます。

お香は主に木や木の実、蕾、葉や茎そのものを原料として作られており、アロマと違う点は香木を原料としているところです。

香原料の種類

お香の原料には沢山の種類があります。

そこで本日の体験で使う香原料の中から、代表的なものをいくつかご紹介したいと思います!

白檀びゃくだん

白檀という木の、根っこや芯の部分が香木として使用されます。

白檀は、その枝を切っただけで香木として使えるわけでは無いそうです。

香木の状態だとクリーミーな香りがします。

最高級の白檀は、インド産のものだそうです!

沈香じんこう

沈香は火をつけないと香りがしません。

沈香は災害などで木に傷がつき、木のかさぶたの樹脂が固まった部分に気候条件やバクテリアにより化学変化が起こって誕生します。

何十年、何百年も掛けて作られる自然の奇跡です。

人工栽培が難しいため、とても高価なんです。

中でも沈香の最高級、ベトナム産の「伽羅きゃら」はなんと

↓この1gが5万円!!!

こちらの最高級の伽羅も香りを嗅がせていただいたのですが、先程の沈香よりもまろやかでリラックスする香りでした…!

茴香ういきょう

中華料理などに使われる八角です。

こちらは杏仁豆腐のような甘い香りがします。

形が可愛いですね♪

丁子ちょうじ

洋名はクローブ。

お肉の臭み消しにも使われます。

チョウジノキという植物のお花の蕾です。

どれ一つとして日本で取れるものはなく、全て輸入品です。

古来、香りは平安貴族のステータスとして広がり、様々な調香文化が栄えました。

Let’sお香体験!

香源さんで体験できるコースは3種類。

練香、お線香、匂い袋を作る体験ができます。

予約の際に、どのコースを体験するか選びましょう!

どれにするか非常に迷いましたが、今回は匂い袋体験をさせていただくことにしました♪

通常、お香は火で焚いて香りを楽しむものですが、匂い袋は火を使わなくても香りを手軽に楽しむことができるのが魅力的。

どんな香りの匂い袋ができるのかお楽しみに~!

それでは、手作りお香体験スタート!!

匂い袋に使用する香原料です。

実物に見て触れることができます!

一つひとつ香りを確かめて、好みの量を調整して作っていきましょう。

香道の世界では、正式には「嗅ぐ」ではなく、「聞く」と言うそうです。

今日は色んな香りを聞いていきたいと思います!

まずは細かく刻まれた「白檀」を入れていきます。

刻まれた白檀の香りは、先程の香木状態と少し違った香りがしました。

香がまろやかになったように感じました。

次に、「かっ香」を入れます。

かっ香は白檀と相性がとても良く、白檀の甘みを引き出してくれる名脇役なんです!

かっ香自体はオリエンタルな香りがします。

わたしはスプーン2杯分入れました。

これが白檀と合わさると、どんな香りになるのか楽しみですね。

次に「カミツレ」を入れます。

こちらの洋名は、ハーブティーなんかでもよく聞くカモミールです!

スプーン半分くらい入れてみました。

都度、香りを聞いてみて、好みによって量を調整していきます。

白檀、かっ香、カミツレの3種類を混ぜて香りを聞いてみます。

ここまでは、お香っぽさの中にも爽やかな香りがしました。

ベースとなる香り最後の1種は、「極上安息」。

名前のインパクトがすごいですね。笑

こちらは香りを長持ちさせる保香材効果があるそうです。

バニラのような、甘~い香りがします。

ここまでがベースとなる基本編です。

香りの土台になるので、よーく混ぜましょう♪

次は、スパイス編!

より細かく好みに合わせて調香していきます。

今回使用したのは、こちらの6種類↓

桂皮けいひ洋名:シナモン
八つ橋に使われている、ニッキの香り。
丁子ちょうじ洋名:クローブ
丁子の花の蕾で、独特の薬っぽい香り。
細長い形をしており、昔中国では丁子を虫歯の穴に挿す治療法があった。
お坊さんがお経を読む前に、お浄めとして丁子を口に含む。
大茴香だいういきょうトウシキミという植物の果実を乾燥させたもので、スターアニスとも呼ばれる香辛料。
香りに奥行きを出してくれる役割をする。
中華街にいった時のような香り…!
山奈さんな洋名:ジンジャーリリー
和名:バンウコン
様々な香りを馴染ませボカしてくれる効果があり、香りの仲介役をする。
香りはジンジャーが前面にきて、奥にエスニックを感じる香り。
甘松かんしょう洋名:スパイクナード
新約聖書の中に出てくる、十字架に貼り付けられたイエスの足の裏に、マグダラのマリアが塗ってあげた精油がナードだと言われている。
単体ではあまり好まれる香りではないが、ブレンドして使うと香りを深くする効果がある。
独特の香りで、墨汁のような香り?
龍脳りゅうのう洋名:ボルネオ―ル
龍脳樹の樹液を結晶化したものが龍脳。
香りを上にあげて、より広げる効果がある。
天然のものはとても希少。
防虫効果がある。

スプーンの先数粒で、少しずつ香りを加えます。

まずは、桂皮けいひを足していきます。

よく香りを聞いて自分好みの量を調整します。

私はシナモンの香りはあまり好みではなかったので少なめにしました。

次に、大茴香だいういきょう山奈さんな甘松かんしょう龍脳樹りゅうのうじゅの順に入れていきました。

スプーンの先に少しづつすくいながら、微調整していきます。

これでスパイス編は終了です!

よーく混ぜ合わせていきます。

最初の白檀だけの時とは、全く違う香りになりました!

香りに深みと奥行きが出て、後から入れたスパイスの香りもしっかり引き立っています。

最後に〆の香りを追加!

バニリン・クマリン・ムスク・アンブロキシンという4つの香原料の中から、好きな香りを3杯足します。

「バニリン」は名前の通りバニラっぽい香り。

3つの中で一番甘みが強い香りで、甘みを強調したい方にオススメ!

「クマリン」は桜の葉の芳香成分の一種で、桜もちなどに使われます。

「ムスク」は麝香鹿じゃこうじかのホルモンを精製したもので、少しセクシーな香りがしました。

「アンブロキシン」はアンバーグリス(和名:龍涎香)を人工的に作った合成香料です。

元の香りを踏まえて、自分の作りたい香りのイメージに近づけるように足していきます。

中には、好きな芸能人をイメージして作る方もいらっしゃるそうです。

一つずつよーく香りを聞いて、〆の香りを選びます。

私は、バニリン1杯、ムスク2杯を入れることにしました。

女性らしい香りをイメージしたのですが…うまくいったかも!?

香原料を袋に詰めてみよう!

自分の好みに調合した香原料を袋詰めしていきます。

調合した乳鉢からは2袋分作ることができます。

どれも柄が可愛らしくて、どの2つにするか迷ってしまいますね!!

色鮮やかな袋に合わせる紐を3種類の中から選びます。

私はこちらの2つを選びました!

薄い水色に小さな銀の桜が散りばめられた袋と、赤地にカラフルな桜の袋を選びました。

とても可愛らしいですね。

女性をイメージした香りにぴったり!

袋に香原料を袋詰めしていきます。

まずは半分ずつ入れていきます。

中はこんな感じ。

そして、中身が出てこないよう、被せる様に綿で蓋をします。

ふわっと、端まで隙間がない様に入れていきます。

そうすることで、丸く可愛い形になるんです。

正面を決めたら、生地が「W」の形になるように折っていきます。

そこに、先程選んだ紐を掛けて、しっかりと袋の口を閉じます。

結んだ紐を前に持ってきて、蝶々結びを作って…。

匂い袋の完成!

じゃじゃーん!!!

生田目オリジナル匂い袋の完成です!

コロンとしていて、とても可愛い仕上がりになりました。

奥深くて、上品な良~い香りがします!

自分で調香した香りなので愛着が沸きますね。

カバンに入れてもいいですし、オフィスの机に入れて開閉した時の香りに癒されるのもオススメです!

可愛いお皿の上に置き玄関に飾れば、火を使わないお香代わりにもなって良いですよね♪

その他の体験コースをご紹介

香源さんで体験できるコースは3種類。

練香、お線香、匂い袋を作る体験ができます。

予約の際に、どのコースを体験するか選びましょう!

練香コース

練香とは沈香をはじめとした粉末状の香木と香原料を、蜜や梅肉などで丸薬状に練り固めたお香のことです。

直接火をつけずに、間接的に熱で温めて香りを広げるお香なので煙も出ず、優しく香ります。

香源さんの練香作り体験では、六種の薫物をイメージした調合が用意されていますので、お好みのテーマを選んでください♪

練香は茶道の席で薫かれるなど、現代でも様々な場面で使われています。

ぜひ、奥ゆかしい平安貴族の香りを楽しんでみてください♪

お線香コース

線香は香木と香原料と椨粉たぶこから作られています。

タブ粉ではなく、蜂蜜や梅酢をつなぎにすると先程紹介した練香となります。

こちらのコースでは、粘土細工の様に好きな形のお線香を作ることができます♪

好きな形のお線香を作れるなんて、創作意欲を掻き立てられますね。

何回も来店して3種類すべて体験される方もいるそうです

香源さんに訪れてみて

古くから、日本人は毎日の生活の中に自分のお気に入りの香りを取り入れてきました。

近年では海外からも多くの香り物が輸入され、香りの種類が増えていますが、その中でもお香の香りってどこか懐かしく、落ち着く様に感じます。

・香り物が好きな方
・和の香りに興味がある方
・日々を忙しく過ごしていて癒されたい方

皆さんも、自分のお気に入りの香りを調合して、リフレッシュに使ってみてはいかがでしょうか?

仕上がりの香りがそれぞれ変わるので、お友達同士で体験へ行ってみるのも楽しそうですね。

毎日の忙しい日々の中で、お香の香りで自分を癒して気持ちをリセットしましょう。

手作りお香体験をしてみたい方

住所:東京都中央区銀座4丁目14-15
   東京メトロ日比谷線 東銀座駅5番出口から徒歩1分

TEL:03-6853-8811
 
営業時間:10:17〜19:17

定休日:年末年始

体験費:3000円(税別)

※講座はご予約が必要です。お電話にてお問合せください。