かつて中国から移入された暦が馴染むまで、日本人は太陽や月の動き、気温、草花の開花・落葉などといった自然の移り変わりによって季節と時間の経過を感じていました。
その中で、日本人は古くから季節を細かく分け、1年間にいくつもの行事を作り出し、そうして人々の生活に根づいた季節の行事は、「年中行事」として現代でもその姿を残しています。
季節の年中行事
日本では、一年を通して全国的に親しまれているものから、地域性の高いものまで、さまざまな意味をもった年中行事が行われています。
この記事では、今日行われている年中行事の中から、比較的広い地域に広まっているものをご紹介します。
春の年中行事
暦の上では、春はまだ肌寒い時期の立春(2月4日頃)から始まります。
1年の始まりである春の年中行事の多くは、豊作や人の健やかな成長を祈るものです。
春 一番(2月~3月頃)

テレビのお天気コーナーなどで「春一番が吹きました」と聞いたりすると、もうすぐ春かぁ……なんてウキウキしてきませんか? 春一番とは春先に吹く強い風のこと、というのはなんとなくご存じかと思います。今回は、春一番の定義や言葉の発祥の裏にあった出来事などについて紹介していきます。
さ っぽろ雪まつり(2月上旬)

毎年2月上旬になると、札幌市内に巨大な雪や氷の像があらわれ、まるで街が美術館のように、アートでいっぱいになります。本記事では、世界三大雪まつりの一つである「さっぽろ雪まつり」の雪像ができるまで、みどころなどをご紹介します。
修 二会・お水取り(2月~4月頃)

春の訪れを告げる風物詩「修二会」は、主に奈良のお寺で行われることが多い仏教の伝統行事です。仏教行事とはいえ、修二会ではすべての人々の幸せや国家の平和が祈念されているので、誰もが関係のある儀式といえます。今回は、修二会では何が行われているのか、有名な東大寺の修二会(お水取り)も踏まえながら詳しくご紹介します。
節 分(2月3日頃)

冬の行事であるお正月を終えると、今度は春の行事「節分」を迎えます。
かつては季節の分かれ目には邪気が発生すると考えられていましたが、ちょうど節分はその時期にあたります。
古来、日本では疫病や災害は疫神や鬼の仕業とされてきました。
そんな鬼の邪気を払うために、節分の時期には各地の寺社で節分祭が催され、炒った大豆をまいて鬼を追い出すための厄払いが行われます。
豆まきの他に、鬼が苦手とするイワシの臭いで追い払うため、柊の枝にイワシの頭を刺したものを玄関に立てる地域もあります。

皆さんは「節分」と聞くと何を思い浮かべますか?保育園や幼稚園、小学校で豆まきをして鬼退治をした!なんて思い出がある人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、節分とは本当はいつ行うものなのか、由来や歴史、豆をまく理由、行事食などをご紹介します。

節分に食べる「恵方巻」。スーパーやコンビニでも売られていて、今ではすっかり日本の文化として定着しつつありますね。今回は、恵方巻の基本知識から食べ方のルール、恵方巻を食べる方角を簡単に調べる方法もあわせて詳しく解説します。
あ えのこと「田の神送り」(2月9日)

「奥能登のあえのこと」は、石川県奥能登地域(輪島(わじま)市、珠洲(すず)市、穴水(あなみず)町、能登(のと)町)の各農家によって伝承されてきた、田の神様に「おもてなしをする」農耕儀礼です。
建 国記念の日(2月11日)

2月は国民の祝日が2日あります。
天皇誕生日(2月23日)と建国記念の日(2月11日)です。
天皇誕生日は天皇の誕生日を祝うための日、と簡単に理解できますよね。
一方で建国記念の日とは何の日なのか、疑問に思ったことはありませんか?
こちらの記事では、そんな疑問にお答えしていきます!
バ レンタインデー(2月14日)
天 皇誕生日(2月23日)
2 月の全国の伝統行事・イベント一覧

2月といえば寒い時期ですが、正月の関連行事や冬ならではの雪まつり、立春に向けた節分祭など、さまざまな行事があります。心が高まるバレンタインも楽しみの一つでしょう♡今回は、ワゴコロ編集部がオススメする令和5年(2023年)2月の全国の伝統行事やイベントをご紹介します。
ひ な祭り(3月3日)
3月に入ると、すぐに「ひな祭り」があります。
もともとひな祭りの日である3月3日は、邪気に見舞われやすい忌日とされていました。
ひな祭りにはひな人形を飾りますが、これは紙などで人のかたちに模してつくった“人形”に、自身のケガレを移して川や海に流していたということに由来しています。
この人形を子どもの枕元に置いてケガレを祓うお守りとしても使用していたことから、いつしか子どもの成長を願うお祭りとしてひな祭りが形成されていきました。

冬の肌寒さが和らいで来る頃、店先ではひな人形やひな祭りのお菓子をよく見かけるようになりますよね。
ひな祭りは、ひな人形を飾ってお祝いする女の子の節句・・・ということは何となく知っている人も多いと思いますが、ひな祭りの由来や風習はどのような歴史を辿ってきたのでしょうか。

3月3日の桃の節句、つまり雛祭りは、一般的には雛人形を飾り女児の健やかな成長と幸せな行く末を祈るお祭りです。
一昔前なら、大家族の一戸建てでは雛人形も5~7段の雛段を用意し、最上段にはお内裏様(おだいりさま)とお雛様が鎮座(ちんざ)、下段には三人官女や五人囃子などが設(しつら)えられ、豪華さを演出していました。

日本では女の子が生まれた家庭では、3月3日の雛祭りに備えて雛人形を買い揃えるのが当たり前のようになっています。ところで、雛人形と言ってもいくつもの種類があることをご存知でしょうか。はじめて雛人形を購入しようとした時、その種類の多さに戸惑うかもしれません。
ホ ワイトデー(3月14日)
春 分の日(3月20日~21日頃)

3月のカレンダーを見てみると、21日前後が赤くなっていますよね。遊びに出掛けるのも良し、家で寝ているのも良しですが、一体この日は何の日かご存知ですか? 「知ってるよ、春分の日だよ!」 という声が聞こえてきそうですが、それでは具体的に何のための日なのでしょう。
春 のお彼岸(3月中旬)
寒さがやわらぐ頃には“暑さ寒さも彼岸まで”という言葉があるように、「春のお彼岸」の時期になります。
お彼岸は仏教行事ですが、日本では先祖の霊は山にとどまるという考えがあるため、春のお彼岸には山に住む田の神と共に、里の豊穣を見守ってもらうための行事という意識もあるといいます。

昨今、ライフスタイルの変化により、お彼岸になじみのない人々も増えてきたと言われています。お彼岸とは、3月の「春分の日」・9月の「秋分の日」を中日にした7日間に先祖のお墓参りを行う期間ですが、本来どのような意味を持つのでしょうか?
お 花見(4月)
「お花見」は、日本人なら誰もが知っている、春の行事ではないでしょうか。
現在では家族や友人と桜の下で楽しく食事をする行事、という印象が強いかもしれません。
しかし、これは本来、村人全員で山に出かけて楽しく飲食をすることで、山に住む田の神に里まで降りてきてもらい、稲作の豊穣を祈るという意味を持っていました。
また、神様とともに食事をすることで霊力を授かるため、今年1年健康でいられるという考えもありました。

日本の春を代表するイベント、お花見。家族や友人と桜の下で楽しく食事をする人も多いのではないでしょうか。最近では、日本人のみならず、お花見目的で訪日する観光客も増えているそうです。そんなお花見ですが、いつ頃から日本で行うようになったかご存じでしょうか?
花 まつり(4月8日)

毎年4月8日、この日は各地のお寺で「花祭り」という行事が行われます。花祭りは、別名「灌仏会」などとも呼ばれますが、はじめて聞いたという方も多いのではないでしょうか?この記事では花祭りの内容や由来などを紹介します。
昭 和の日(4月29日)
「昭和の日」は、昭和天皇の誕生日です。
昭和前半まで、天皇誕生日は「天長節」と呼ばれていましたが、昭和23年(1948年)に国民の祝日に関する法律の改正が実施されると、天長節の名称が「天皇誕生日」に変更されます。
その後、昭和天皇の崩御と同時に明仁天皇の御代になり、「天皇誕生日」は12月23日に移り、昭和天皇の誕生日であった4月29日が「みどりの日」になりました。
しかし、4月29日の「みどりの日」はその後、平成17年(2005年)に「昭和の日」に改正され、「みどりの日」は5月4日に移行しました。
以下「みどりの日」の記事で詳細を記載していますので、ご覧ください。
春 の風物詩

長い冬が明け、3月頃から旬を迎えるたけのこ。スーパーや八百屋さんに並ぶたけのこを見かけると、春の訪れを感じますよね。そんな時期にぴったりの「たけのこご飯」の作り方・レシピを、神保町で郷土料理屋を営む女将さんに監修いただきご紹介します!
夏の年中行事
暦の上では、青葉が茂る立夏(5月6日頃)から夏が始まります。
スイカにプールに夏休み…、夏にはとても楽しいイメージがついていますが、実は耕作においては害虫被害や台風などの災害に悩まされる時期でもあるんです。
また、気温と湿度の高さから疫病が蔓延する時期でもあり、夏の行事では厄災を払うものが多く執り行われるようになりました。
ゴ ールデンウィーク(4月29日~5月5日頃)
八 十八夜(5月1日頃)

“夏も近づく八十八夜(はちじゅうはちや)~♪”という、歌い出しの曲でおなじみの「八十八夜」。歌にある通り、茶摘みの印象が強いかもしれませんね。ですが、それ以上は知らない方も多いのではないでしょうか?この記事では、八十八夜とは何なのか、八十八夜には何をするのか、お茶との関係など、八十八夜についてご説明します!
憲 法記念日(5月3日)

国民の祝日が立て続けに訪れるゴールデンウイーク。5月の最初の祝日は「憲法記念日」です。この記事では、「憲法記念日」とはどのような日か、日本の憲法の歴史にも触れながら、詳しく解説していきます!
み どりの日(5月4日)

自然の恩恵に感謝する国民の祝日、「みどりの日」。今回は、知っているようで意外と知らない「みどりの日」の成り立ちや、「みどりの日」に行きたい観光スポットをご紹介していきます!この記事を読めば、「みどりの日」をより楽しめること間違いなしです♪
端 午の節句(5月5日)

子どもの日として有名な「端午の節句」は、もともとは中国が発祥の行事でしたが、それが日本に伝わり、現在のような行事へと独自の進化を遂げました。
中国から伝来する前から、日本では田の神(豊穣の神)を迎えるための“五月忌み”という行事がありました。
五月忌みは田植えを行う女性が菖蒲で葺いた家にこもり、身を清めてから田植えをする行事のことで、“害虫や災害に悩まされず無事に収穫ができますように”という願いがこめられています。
この五月忌みと中国の文化が合わさって、端午の節句には菖蒲湯に入ることで邪気を払えるという風習が生まれました。
実は男の子の節句となったのは、江戸時代に入ってからのことで、3月3日の女の子の節句と対応させ、武家を中心に男の子の成長を祝うための日としたといわれています。

ゴールデンウイークももう終わり……、憂鬱な気分になる人も多いのではないでしょうか。しかし、そんな時期に子どもの一大イベント「子どもの日」があります。「端午の節句」とも言いますよね。今回は意外と知らない、端午の節句にまつわる知識についてご紹介していきます。

埼玉県さいたま市岩槻区で作られる、国の伝統的工芸品「岩槻人形」は、雛人形や五月人形などの節句人形でも名高く、数々の賞を受賞した工房もあります。この記事では、現代にも続く岩槻人形の歴史や魅力、特徴、制作工程など基本的な情報をはじめ、岩槻で行われる人形に関するイベントや販売店についてもご紹介していきます。
こ どもの日(5月5日)

祝日の中でも耳にする機会が多い「こどもの日」ですが、一体どんな日なのか、どのように祝うのか、実はよくわからないという方もいるのではないでしょうか?この記事では、そんな「こどもの日」について意味や由来、端午の節句との違いやお祝いの仕方を解説していきます!
菖 蒲湯(5月5日)

「菖蒲湯」とは、植物の”菖蒲”を入れて沸かすお風呂のことで、5月5日、いわゆる”端午の節句”に入ります。菖蒲湯には疲労回復・精神安定・リラックス効果・血行促進・冷え性や肩こりなどの効果が期待されています。この記事では菖蒲湯とは何か、由来や効能、作り方などについてわかりやすくご紹介していきます!
母 の日(5月の第2日曜日)

皆さんは母の日がいつからはじまったのか、なぜカーネーションをプレゼントするのか知っていますか?この記事では、母の日の歴史や由来、プレゼントのマナーについて、詳しくご紹介していきます!日付も一緒に確認して、慌てることなく母の日を迎えましょう♪
葵 祭(5月15日)

葵祭とは、祇園祭と時代祭に並ぶ京都三大祭りの一つです。他の2つの祭りに先駆け、毎年5月15日に行われる賀茂社(上賀茂かみがも神社と下鴨しもがも神社)の例祭です。この記事では、そんな葵祭の由来をはじめ、どのようなお祭りなのか、葵祭の見どころをご紹介します!
三 社祭(5月17日、18日に近い金曜日~日曜日)

東京の初夏の風物詩、「三社祭」は、浅草神社の盛大なお祭りです。そして、浅草神社の隣にあるのが、雷門で有名な浅草寺で、浅草神社のはじまりも浅草寺と深い関係があります。今回は、三社祭の歴史や神輿のルート、祭りのみどころについてご紹介します。
衣 替え(6月1日)

突然ですが、家事は好きですか?家事の中でも好きなもの・嫌いなものがあるかもしれませんね。では、衣替えはどうでしょう。こちらの記事は、特に衣替えが面倒くさいと感じている方にぜひ読んでいただきたいと思います!実は衣替えには、意外な意味があったのです。
横 浜開港祭花火(6月2日)

第43回横浜開港祭のフィナーレとして臨港パーク前海上で打ち上げられる約3,000発の花火「ビームスペクタクル in ハーバー」。横浜開港祭の歴史や見どころ、穴場・オススメの鑑賞スポットから花火が見られるホテル・レストランなど、イベント情報をたっぷりご紹介します♪ぜひ参考にしてくださいね♡
斎 王まつり(6月の第1週末の2日間)

三重県多気郡明和町で行われる「斎王(さいおう)まつり」をご存知ですか?斎王まつりは、“斎王群行“という平安装束を身にまとった人々の行列で、平安時代の王朝絵巻を再現する、とても厳かで雅な祭りです。この記事では、斎王まつりとはどのようなお祭りなのか、その歴史や由来をはじめ、斎王まつりの見どころなど徹底解説します。
梅 仕事(6月上旬)

みなさんは、「梅仕事」という言葉を聞いたことがありますか?梅仕事とは、6月頃にその年に収穫した梅を使い、梅干しや梅酒などのさまざまな保存食を作ることです。かつては、日本各地で当たり前にみられた年中行事の一つでした。
暑 気払い

梅雨でじめじめ蒸し暑いとき、夏の暑さが厳しいときなどに「暑気払い」という言葉を聞いたことがあると思います。暑気払いは、夏の暑さに負けないように暑さを打ち払おうとする、日本に古くから存在する年中行事です。今回は、暑気払いでは何をするのか、暑気払いの時期や食べ物、納涼会との違いについてご紹介していきます!
梅 雨

梅雨。毎年この時期になると、憂鬱になりますよね。ずっと雨だし、髪もうまくまとまらない……。梅雨なんてなくなればいいのに! 楽しい夏よ、早く来い! と思っているあなたに贈りたい、梅雨にまつわる知識。これを知れば、少しは気分が晴れるかもしれません。
父 の日(6月の第3日曜日)

父の日は、いつも頑張ってくれているお父さんに感謝の気持ちを伝える大切な日です。しかし毎年日付が変わるため「今年の父の日はいつだっけ?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?この記事では、父の日の歴史やシンボルとなる花の由来、オススメのプレゼントをご紹介します♪
夏 至(6月21日頃)

一年で最も昼が長くなる日が「夏至」です。この日を境に昼は短くなっていきますが、気温は日に日に上昇して暑さも増して本格的な夏がやってきます。この記事では、「夏至」とはいつか、また地域によっての風習についてご紹介します。
夏 越の祓(6月30日)

1年のちょうど半分が終わる6月30日。この日に行われるのが夏越の祓いで、半年間にたまった罪や穢れを祓うための厄払いと、1年の後半の無病息災を祈る日でもあります。今回は、夏越の祓いをよく知らないという方のために、どんなことをするのか、食べ物などをご紹介します!

旧暦の和風月名で6月は「水無月」ですが、京都では行事食として有名な和菓子の名前でもあります。一年中売っている店もありますが、多くの店では6月に入ってから店先に並びます。6月30日の夏越の祓はらえに欠かせないものとなっています。
祇 園祭(7月)
夏には多くの夏祭りが各地で行われますが、そもそも夏祭りは疫病を払うために行われていたということをご存じでしょうか?
日本では、古くは疫病が蔓延する原因は、鬼や疫神と呼ばれる非業の死をとげた人々が怨霊となったものが、恨みにより疫病や災害を発生させると思われていました。
そのため、疫神を鎮めるために各地で御霊会が行われるようになります。
当時、京都では外来の神である牛頭天皇の祟りで疫病が蔓延していると考え、牛頭天皇を祀る八坂神社(祇園社)の御霊会を盛大に行ったことが「祇園祭」の起源だといわれています。
そうしてこの御霊会が各地で発展していき、各地の夏祭りが生まれていきました。

京都の祇園祭りといえば、「コンチキチン」の甲高いお囃子に、豪華絢爛な山鉾(やまほこ)巡行。観光客の多い京都の街が、いっそう人であふれる夏のお祭りです。特に、山鉾行事はユネスコの無形文化遺産にも登録され、毎年数十万人が見物に訪れるそうです。
博 多祇園山笠(7月1日~7月15日)

締め込み姿の勇ましい男衆が、山笠を舁かき、勢い水を浴びながら街を駆け抜ける博多祇園山笠。毎年約300万人もの観客が訪れる活気のある祭りで、そこには770年余りの伝統があります。この記事では、平成28年(2016年)にユネスコ無形文化遺産登録を果たした、『博多祇園山笠』とは何か、その歴史や特徴を詳しく解説していきます!
お 中元(7月~8月)

お中元は日本の美しい贈答文化の一つです。大人なら、ある程度の知識は持っておきたいものですね。今回は、そもそもお中元とはなにか、時期や贈る際・もらう際のマナー、お歳暮との違いについて解説していきます。素敵な大人になるための第一歩を、一緒に踏み出しましょう!
朝 顔市(7月上旬)

朝顔市(朝顔まつり)とは、朝顔にさまざまな仕立てをして販売する市場のことです。夏の数日間(主に7月上旬あたり)神社の境内や商店街など全国さまざまな場所で開催されます。今回は、朝顔市の歴史や楽しみ方、入谷朝顔まつりなど東京で開催される有名な朝顔市を紹介します。
ほ おずき市(7月10日前後)

日本には七夕や盆踊りなど、夏ならではの行事がたくさんありますが、「ほおずき市」もその一つ。真っ赤に熟れたほおずきが並び、多くの人で賑わう催しです。今回の記事では、ほおずき市の由来や意味、ほおずきの育て方や開催情報など、ほおずき市にまつわるお話をまとめてご紹介いたします!
海 の日(7月の第3月曜日)

多ければ多いほど、うれしくなる休日。「海の日」もその一つですが、そもそも海の日とは何を祝う日なのでしょうか。「成人の日」や「こどもの日」などとは違い、何をしたら良いのか分かりませんよね。今回は、海の日の意味や日にちが決められた理由、海の日のオススメイベントをご紹介していきます。
夏 の土用の丑の日(7月下旬)
夏も終わり頃になると、「夏の土用」になります。
古くから土用は、次の季節の準備期間と考えられていました。
夏の土用の時期には”土用干し”という、本や衣類に風を通す虫干しを行います。
この風習も、今後も長く大事に使えるようにするための準備期間といえますね。
他にも、稲が強く育つために田んぼの水を抜いて田を干し、秋の収穫に備える期間でもあります。
有名な風習である“土用の丑の日にうなぎを食べる”理由はぜひ、こちらの記事で確認してみてください。

鰻を食べる日としても有名な「土用(どよう)の丑(うし)の日」。暑い夏に負けないよう、今年も鰻を食べたいと思います。食べながら考えたいのが、なぜ土用の丑の日に(わざわざ高い!)鰻を食べるのかということ。今回は、「土用の丑の日」の意味や風習・言い伝えなどをご紹介していきます。
八 朔(8月1日)

皆さんは、8月1日が「八月朔日」や「八朔」と別の呼び方をされることをご存知でしょうか?京都・祇園では「八朔」は特別な日であり、夏の風物詩としても知られています。この記事では、八朔とは何か、どのような歴史があるのか、そして舞妓さんとの関係やどのようなことが行われるのか、八朔についてご紹介します!
ね ぶた祭(8月1日~8月7日)

「ねぶた祭」は、青森県の有名なお祭りです。この記事では、「ねぶた」の由来、ねぶた祭の歴史や特徴、魅力、東北三大夏祭りにも称される青森ねぶた祭のほか、弘前ねぷたまつり・五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)といったお祭りの開催内容についてご紹介します。
秋 田竿燈まつり(8月3日~8月6日)

秋田県秋田市で8月3日から6日にかけて行われ、青森のねぶた祭りと同じく、七夕の行事である「眠り流し」がもとになって発展したお祭りです。本記事では、秋田竿燈まつりとはどのような祭りか、またその見どころなどをご紹介します。
山 形花笠まつり(8月5日~8月7日)

山形花笠まつりとは、毎年8月5日~7日に行われる、山形県のお祭りです。
「ヤッショ、マカショ!」の威勢のよい掛け声と勇ましい花笠太鼓が山形市の目抜き通りに響きます。
本記事では、そんな山形花笠まつりの見どころや開催情報などをご紹介します!
夏 の風物詩

この記事では鵜飼(うかい)の歴史や、鵜舟を先導する鵜匠・鵜のこと、全国の鵜飼地についてご紹介します。

最近の日本の夏は、まさに酷暑と言うにふさわしいですね。本当に困ったものですが、昔から日本人は夏を少しでも涼しく過ごそうと、工夫をしてきました。その1つが風鈴です。今回は日本の夏の風物詩、風鈴の魅力について伝えていきたいと思います。

夏の風物詩、蚊取り線香。香しい匂いと煙を漂わせながら虫を退治してくれる、日本が誇る発明品ですよね。今回は蚊取り線香の歴史から、気になるその効果、有名なメーカーやオススメの蚊取り線香入れを解説いたします。

日本の夏の風物詩と言えば花火ですよね。全国のいたるところで大小さまざまな花火大会が催されていますが、花火にはそれぞれ名前がついているのをご存知ですか?今回は日本の伝統的な花火の種類について、打ち上げ花火と仕掛け花火を取り上げて解説していきます。

江東花火大会とは、東京都・江東区で毎年8月に開催されている花火大会です。打ち上げ花火を至近距離で楽しめるとあり、大変人気なイベントです。この記事では、開催日程のほか完全申込制指定席や会場へのアクセス、見どころ、迫力満点の花火をゆったり観覧できる、オススメの穴場スポットなどをご紹介します!

「エイサー」とは、沖縄全島と鹿児島県の奄美大島に伝わる伝統芸能の一つで、踊りながら地域内を練り歩く、いわゆる盆踊りです。ですが一言にエイサーと言っても、地域ごとに曲や型、衣装などが異なります。この記事では、沖縄の伝統芸能・エイサーの歴史や魅力、注目するとより楽しくなる見所、イベント情報をご紹介します♪

和傘とは、竹や木などの天然素材と和紙で作られた傘のことです。和傘には番傘・蛇の目傘・日傘・舞傘の4種類があります。本記事では、和傘の歴史や種類、特徴、使い方などをご紹介していきます!
秋の年中行事
暦の上で立秋(8月7日頃)から始まるとされる秋は、豊作を願う意味を持つ行事が各地で行われます。
また、それ以外にも全国でさまざまな祭りが催される季節でもあります。
代表的なものを挙げると七夕やお盆といった行事は、夏のイメージを持つ方が多いでしょうが、暦から見ると秋の年中行事として分類されます。
七 夕(7月7日)

実は、現在の7月7日は旧暦では5月26日にあたり、旧暦の7月7日は現在の8月16日にあたるため、「七夕」は秋の年中行事になるのです。
この七夕という行事、何気なく過ごしているかもしれませんが、実はとても古い歴史を持ちます。
古代中国の牽牛と織女の星伝説である“七夕”と、裁縫や書道の上達を願う乞巧奠の風習が日本に伝わった際、棚機女の伝説と結びつき、宮中から始まった行事とされています。
また、七夕は先祖の霊を迎えるお盆のための禊ぎの期間という考えもあり、水浴びをしたり笹舟を川に流したりする地域もあります。

7月7日は七夕ですね。日本で育った人ならば、短冊に願い事を書いたことが一度はあると思います。大人から子どもまで馴染みの深い七夕ですが、意外にも「日本の七夕」には複雑な成り立ちがありました。
仙 台七夕まつり(8月6日~~8月8日)

仙台七夕祭りは青森のねぶた祭り、秋田の竿燈(かんとう)まつりと並ぶ、東北三大祭りのひとつです。宮城県仙台市で8月6日~8日にかけて行われ、派手な「吹き流し」をつけた3,000本を超える笹かざりが商店街をいろどります。
立 秋(8月8日頃)

「立秋」とは、毎年8月8日頃から次の節気の「処暑」までの15日間のことをさします。この時期になると天気予報で「暦の上では秋ですが、暑い日が続くでしょう」というフレーズが聞こえてくる通り、まだまだ夏真っ盛りの気候が続く期間です。ではなぜ、「秋」という言葉が用いられているのでしょうか?
よ さこい祭り(8月9日~8月12日)

高知県で開催される「よさこい祭り」は、日本のお祭りのなかでも規模の大きいお祭りの一つです。この記事では、よさこいの歴史や他のお祭りとの違い、有名なよさこいチーム、お祭りの詳細について解説します。高知県以外の日本各地で開催されるよさこい祭りについても簡単にご紹介するので、遊びに行く際の参考にしてみてください!
山 の日(8月11日)

毎年8月11日に制定された国民の祝日「山の日」。比較的新しい祝日なので、あまり馴染みがないという方も多いのではないでしょうか?この記事では、なぜ山の日は8月なのか、山の日が制定されるまでの歴史、山の日を楽しむ方法などをご紹介していきます!
お 盆(8月13日~16日頃)
お盆ですが、正式には「盂蘭盆会」といいます。
もともとは仏教行事でしたが、時を経るにつれ先祖を祀るための期間として広まっていきました。
まず、盆の入りの日の夕方には家の前で迎え火を焚き、先祖の霊を家に迎え入れます。
そして、お盆の期間中は季節の果物や先祖の好物を供えたり、盆踊りなどで祖霊を歓待したりして祖霊とともに過ごすことで、亡くなったことへの悲しみを癒し、これからも見守ってもらえるようにと願う期間でもあります。

社会人にとって、それはそれはうれしいお盆休み。いろいろな過ごし方がありますが、一ついえることは、日本人にとってお盆は特別な期間のようです。この記事ではお盆の意味や時期、過ごし方など基本的な知識についてまとめました。

みなさんは盆踊りと聞いてどのような情景が思い浮かびますか。都会でも地方でもいまだ日本人の夏に結びつく盆踊りですが、どのような歴史があり、全国にはどのような特色をもつ盆踊りがあるのか紹介していきます。

京都では毎年、お盆の少し前に「六道まいり」と呼ばれる、ご先祖様の霊を迎えるためにお寺へ参詣する行事が行われます。京都の人々は親しみを込めて、ご先祖様の霊のことを“お精霊さん”や“おしょらいさん”と呼び、この行事を大切にしてきました。
山 鹿灯籠まつり(8月15日〜8月16日)

熊本県山鹿市で古くから作られ続けている和紙工芸品、山鹿灯籠。
今回は、山鹿灯籠とはどのようなものか、歴史や特徴、制作工程に加え、作り手である灯籠師、山鹿灯籠まつりのほか、実際に目にし、制作体験ができる施設についてご紹介します。
五 山送り火(8月16日)

五山送り火とは、京都市で8月16日に行われる伝統行事です。京都の街を取り囲む山々で、5つの大規模な「送り火」が焚かれ、燃え上がる火で「大」「妙」「法」の文字と「船」「鳥居」の形が描かれます。この記事ではベストスポットや関連行事などをご紹介します。
風 祭り(8月中旬~9月中旬)
農耕に関係する行事として、この時期は台風に悩まされる時期であることから、台風の被害を避けられるようにと祈願する「風祭り」があります。
この日は農家の人々が耕作を休み、寺や神社に集まって宴会を開くことで、農作物の安全を祈願していました。
中でも、富山県の“おわら風の盆”は全国的に有名な風祭です。
また、8月1日には「八朔」という、田の神に豊作を願う日もあります。
田畑そのものに供え物をしたり、刈り取った稲などを知り合いに贈ったりすることで、豊かな実りを願いました。
さらに、八朔の時期は台風被害を受ける時期でもあったので、この時期を無事に過ごせるようにと願う日でもありました。

皆さんは、「風祭り」と呼ばれる行事やお祭りが日本各地にあることをご存じでしょうか?風祭りは行われる時期や内容が地域によって異なることから、あまり馴染みがないという方も多いかもしれません。そこでこの記事では、風祭りの目的や行われる時期、どんな神様に対して何をするお祭りなのか?といったことをご紹介します。
地 蔵盆(8月下旬~9月上旬)

地蔵盆とは、主に京都を中心とした近畿地方で行われている子供が主役のお盆です。
京都では“京都をつなぐ無形文化遺産”に選ばれていますが、地蔵盆は関西以外ではあまり知られていないのが現状です。
この記事では、地蔵盆とは何をする日なのか、地蔵盆の意味や歴史、いつ頃どのように行われているのかをまとめました。
防 災の日(9月1日)

日本では、ニュースなどからも防災についての意識を高める必要があることを実感させられます。そのような中、制定されている「防災の日」ですが、いつなのか、どんな目的や由来があるのかなどはあまり詳しく知らされていません。
そこで防災の日はどのような日なのか、制定されるまでの歴史や過ごし方などをご紹介します!
お わら風の盆(9月1日~3日)

おわら風の盆は、富山県富山市八尾(やつお)町の各11地区でおこなわれる盆踊りです。「おわら」という言葉は、秋の収穫が豊作になるように「おおわら(大藁)」から取ったという説などがあります。
重 陽の節句(9月9日)

重陽の節句とは、いったいどんな日なのでしょう。現代では影が薄く、忘れられがちな重陽の節句。実はとてもおめでたい日なのです。今回は重陽の節句の意味や過ごし方について、簡単に紹介していきます。
シ ルバーウィーク(9月17日~9月24日頃)
敬 老の日(9月の第3月曜日)

「敬老の日って何をする日なの?」
漢字を見るとなんとなくわかるけど、詳しくは知らない“敬老の日”。せっかくなら、敬老の日の趣旨に合った過ごし方をしたいですよね。この記事では、敬老の日とはどのような日なのか、制定されるまでの歴史や由来、敬老の日に贈りたいオススメのプレゼントをご紹介していきます!
秋 のお彼岸(9月23日頃)

お彼岸は、春のお彼岸と秋のお彼岸の2つがあり、どちらもご先祖様を敬う期間です。お彼岸に行うことといえば、お墓参りが一般的ですが、実はその風習が日本で生まれたものとご存じでしょうか?今回は、そんな秋のお彼岸とはどういった風習でいつの日程なのか、過ごし方や食べ物などをご紹介します。
招 き猫の日(9月29日)

手をあげて招く姿が愛らしい招き猫。一体いつどこで生まれたのか、どんな福を招いてくれるのか、みなさんはご存知ですか?この記事では、日本各地で言い伝えられる招き猫の起源や、招き猫の正しい置き方、そして招き猫が私たちに招いてくれる福について解説します!
中 秋の名月(9月~10月頃)

最近は、各地でおしゃれなお月見のイベントも増えているようです。見るなら、絶対に中秋の名月がいいですよね?
ですが、ちょっと待ってください。中秋の名月って何ですか? 今回は知っているようでよく知らない、中秋の名月にまつわる基礎知識について簡単にご紹介します。
岸 和田だんじり祭(9月・10月)

岸和田だんじり祭は大阪府岸和田市で行われている祭りです。岸和田の枕詞のようになっている「だんじり祭」ですが、その歴史は江戸時代にさかのぼります。今回は、「だんじり」とは何か、祭りの内容やまつりを行う人の生活に触れながらご紹介します。
衣 替え(10月1日)

突然ですが、家事は好きですか?家事の中でも好きなもの・嫌いなものがあるかもしれませんね。では、衣替えはどうでしょう。こちらの記事は、特に衣替えが面倒くさいと感じている方にぜひ読んでいただきたいと思います!実は衣替えには、意外な意味があったのです。
顔 見世(10月〜12月)

今回は歌舞伎の顔見世について、その魅力や見どころについてご紹介します!歌舞伎を見に行ってみたいけれど、最初はどの公演を選べばいいのかわからない…。そんな時、歌舞伎ファンの方に相談すると「顔見世」を勧められるかもしれません。顔見世とは、毎年11月に新しい座組や役者の顔ぶれの大々的なお披露目をする、伝統的で重要な興行です。
ス ポーツの日(体育の日)(10月の第2月曜日)

スポーツの日は、毎年10月の第2月曜日に制定されている、国民の祝日の一つです。「体育の日」の名で馴染み深い、という方も多いのではないでしょうか。本記事では、そんなスポーツの日の令和6年(2024年)の日程や由来、名称変更の理由や過ごし方までご紹介します!
菊 人形(10月中旬~11月)

毎年秋になると各地で菊人形展が催されますが、皆さまは、実際に見に行ったことはあるでしょうか。菊人形のことを、少し怖いと思っている人も多いのかもしれません。しかし、それは菊人形のことをよく知らないからかもしれません。
え びす講(10月20日)

「えびす講」とは、七福神の一人で商売繁盛の神・えびす様をお祀まつりする行事のことです。関西では1月10日に、関東では10月20日・1月20日に行われることが多いです。今回は、えびす講の意味や時期、えびす講では何が行われているのか、意外と知らない七福神などについて簡単に説明します。
時 代祭(10月22日)

秋が深まる頃、毎年京都で盛大に行われる「時代祭」。葵祭、祇園祭と並ぶ京都三大祭の一つに称され、参加者およそ2000人、長さ2㎞におよぶ時代行列が都大路を練り歩きます。この記事では、令和の時代にも受け継がれている京都市民の心意気とも重ね合わせて、時代祭の由来や見どころルートなどをテーマにご紹介します。
ハ ロウィン(10月31日)
亥 の子(11月上旬)
「亥の子」という行事をご存じでしょうか?
亥の子は、旧暦の10月の亥の日に行われる収穫を祝う風習で、主に西日本で見られる行事です。
当初は平安時代の貴族の間で広まったものの、時期的なことから収穫の祝いに関連付けられるようになり、次第に農村部で行われるようになっていきました。
亥の子の日には、中国の「10月の亥の日の亥の刻に餅を食べると病気にならない」という言い伝えから、亥の子餅をつくって田の神に供えたあと、家族で食べてお祝いをするというのが一般的です。
ですが、地域によっては地区の子供達が家々を訪ね、地面をつきながら歌うということも行われます。
これは地面をついて邪気を鎮めることで、来年も無事に作物が収穫できるように、という願いが込められています。

特定の地域に住んでいる人にとっては当たり前の風習も、それ以外の地域の人はまったく知らないことも珍しくありません。おそらく、「亥の子」もその一つでしょう。この記事では、亥の子の意味や行事食など、まったくご存じない方にもわかりやすくご紹介していきます!
文 化の日(11月3日)
七 五三(11月15日)

秋になると、神社などで晴れ着の子供たちをよく見かけます。多くの日本人が、子供の頃に経験する七五三。ですが、自分の子供がもうすぐ七五三を迎えるとなると、どんな準備をしてよいのか不安な方も多いはず。こちらの記事では七五三の基礎知識から、お祝いの仕方・配慮すべき点をわかりやすく紹介していきます!
勤 労感謝の日(11月23日)
秋 の風物詩

全国各地で見られる秋の紅葉の中でも歴史ある場所や建物が多い“京都の紅葉”は、やはり格別。しかし、実際に訪れるとなると、名所が多いだけにどこへ行けば良いのか迷ってしまいますよね。この記事では、京都出身のワゴコロ編集部員が厳選した、『京都のオススメ紅葉スポット20選』を各スポットの特徴とともにご紹介します!

秋の七草とは、『万葉集』にも載っている山上憶良の和歌2首で名指しされている7つの野草のことで、萩(ハギ)、尾花(オバナ)・薄(ススキ)、葛(クズ)、撫子(ナデシコ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、桔梗(キキョウ)が該当します。この記事では、「秋の七草」の種類や特徴、覚え方をご紹介します♪

秋が旬の栗をたっぷり入れて炊き込んだ、食べてほっこりできる「栗ご飯」。
晩秋の季語、そして9月9日の重陽の節句の行事食でもあり、秋になったら一度は味わいたいおめでたいご飯です。この記事では、神保町で料理屋を営む女将さんに監修いただき、炊飯器で簡単に炊ける栗ご飯の作り方とアレンジレシピをご紹介していきます♡

食欲の秋、収穫の秋、秋は美味しい旬の食材が豊富でウキウキしますよね♡
秋の食材は夏に消費した体力を回復させ、冬に備えるための栄養素が豊富です。この記事では、神保町で郷土料理屋を営む女将さんに監修いただき、秋が旬の味覚をしみじみと味わえる和食レシピをご紹介します!
冬の年中行事
暦の上では、木々が色づき寒さが増してくる立冬(11月7日頃)から冬が始まるとされています。
旧暦で見るとこの時期は収穫の季節になるため、収穫への感謝をする行事が多く執り行われます。
酉 の市(11月の酉の日)
11月の酉の日には、各地の鷲大明神を祀る神社で「酉の市」が行われ、縁起物の熊手を売る露天が並びます。
本来農具である熊手ですが、その形状から福や富をかきあつめる縁起物として、おかめや千両箱、大判小判などが装飾されて売り出されます。
そしてこの酉の市も、収穫祭を起源に始まったとされています。

酉の市とは、商売繁盛を願い毎年11月の酉の日に行われるお祭りです。今回は酉の市とは何か、その由来や歴史、楽しみ方に熊手の意味、有名な酉の市(新宿・浅草・横浜など)について、わかりやすく説明していきます!
事 始め(12月8日)
旧暦2月8日は「事始め」にあたります。
「事」とは、農事や行事、祭事といった地域の生活に関わる物事を意味します。
多くは中部地方から東側で見られる行事で、主に農作業の開始日とされています。
新しく物事を始める日には魔物が現れるという伝承があり、これに対しトゲのある柊や唐辛子を玄関に飾ることで魔除けを行う地域もあります。

「事始め」という言葉を聞いたことがありますか?
事始めは12月にある行事の一つです。
ただ、「事始め」と一言でいっても多くの意味を含んでいるので、誰の事始めなのかによっても日付が違います。
それでは「事始め」について細かく見ていきましょう。
あ えのこと「田の神迎え」(12月5日)

「奥能登のあえのこと」は、石川県奥能登地域(輪島(わじま)市、珠洲(すず)市、穴水(あなみず)町、能登(のと)町)の各農家によって伝承されてきた、田の神様に「おもてなしをする」農耕儀礼です。
冬 至(12月22日頃)

みなさんは二十四節気という言葉を聞いたことがあるでしょうか?二十四節気とは、太陽の黄道上の視位置を24に等分しているもののことを指します。この24等分の一つに「冬至」があります。この記事では、冬至はいつなのか、かぼちゃとの関係や冬至にするといいことについてご紹介します。
ク リスマス・イヴ(12月24日)
ク リスマス(12月25日)
門 松(12月下旬)

日本にいながら、“日本らしさという非日常”を過ごすことができる、不思議な期間のお正月。そのお正月気分を高めてくれるものの一つが、「門松(かどまつ)」です。今回は門松とは何かからはじまり、門松の飾り方・処分方法などについてわかりやすく紹介していきます!
大 晦日(12月31日)

大晦日というと12月31日のことだということは、誰でも知っていることです。しかし、大晦日の「大」を取った「晦日」という日もあることを知っていますか?しかも、実は晦日は毎月あります。大晦日のことは知っているのに、晦日のことを知らない人は結構いるのではないでしょうか。
な まはげ(12月31日)

雪国・秋田県にて、約200年にもわたり継承されてきた民俗行事「なまはげ」。
「なまはげ」の名やその恐ろしい容貌は知っているけれど、どのような行事なのかと聞かれると、よくわからないという方も多いでしょう。
なまはげとは、いったい何なのか。
この記事ではなまはげの歴史や特徴、なまはげに会える場所についてご紹介します!
除 夜の鐘(12月31日)

新年が間近に迫ると、家族で揃って除夜の鐘を聞いていました。あの胸の奥に沁みるようなゴオ~ンという音を耳にすると、寂しさと嬉しさが入り混じった不思議な気持ちになります。今回ご紹介するのは、年末の風物詩である「除夜の鐘」。鐘の音に秘められた歴史を、一緒に解き明かしていきましょう♪
1 2月の全国の伝統行事一覧

日本各地には、地域の民俗や風土に合わせた、さまざまなお祭りや行事が伝えられてきました。特に、1年の締めくくりに当たる年末の12月は、新年を迎える準備を進めるため、伝統的な行事が数多く行われます。今回は、ワゴコロ編集部がオススメする12月に催される全国の伝統行事18選をお届けします!
正 月(1月1日)

収穫を終えると、正月を迎えるための行事を行います。
具体的には1年の汚れを祓うための「煤払い」や、神霊が宿るとされる松を山に取りに行く「松迎え」など。
さらに年が明ける直前の時期には、正月のために餅をつく風習もありますね。
たくさんの事柄を行う正月は、本来は年神様を迎える日という位置づけがなされています。
年神様とは、穀物の実りをもたらし、命を与える神様。
そのため年神様を迎えることで新たな年が豊作になるように願う正月は、特別に大事な行事とされていました。

お正月とは、実はいつまでと言い切ることはできず、1月いっぱいを正月と呼ぶこともあれば、門松を飾っておく期間(=松の内)を正月と呼ぶこともあり、考え方は地域によって異なります。この記事では、お正月とはどのようなものか、その意味と由来や、お正月の期間について、飾りや食べ物などお正月に関する基本的な知識を紹介します。

お正月といったら、おせち料理!毎年当たり前のように食べているおせち料理ですが、なぜ年明けにはおせち料理を食べて新年を祝うのでしょうか?また、いつの時代から重箱に詰めるようになったのでしょうか?この記事では、おせち料理の歴史や重箱への詰め方の作法、それぞれの料理に込められた意味や願い、由来を紐解いていきます。

お正月にいただく独特の香りが心地よい「お屠蘇」。
今回はお屠蘇の名前の由来や、いったい何が入っているのか、屠蘇器の使い方や飲み方の作法について解説していきます!
また、お屠蘇にまつわるお話や、子供でも楽しめるノンアルコールのお屠蘇風ドリンクの作り方もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください♪
初 夢(1月1日・2日)

1年の運勢を占ってくれる初夢。ひとくちに初夢といっても、いつに見る夢のことなのかわかりにくいですよね。そこで今回は「初夢とはいつに見る夢のことをいうのか」をはじめ、縁起のいい夢とされている一富士二鷹三茄子に続く4番目以降のものや、いい夢を見るための言い伝えなどを解説します。
七 草粥(1月7日)

お正月休みが終わってようやく日常に戻りかけた頃に食べる、七草粥。この七草粥、どのようなきっかけや目的で、いつ頃から食べられるようになったかはご存じでしょうか?今回は、七草粥の由来や七草の意味、レシピについてご紹介します。

春の七草とは「セリ・ナズナ、ゴギョウ・ハコベラ、ホトケノザ、スズナ・スズシロ、これぞ七草」と短歌のリズムに合わせた覚え方ができます。この記事では、七草粥の材料でも知られる春の七草の特徴や名前の由来、なぜこの7種類が選ばれたのか、春の七草の覚え方などを詳しくご紹介します♪
え びす講(1月10日・20日)

「えびす講」とは、七福神の一人で商売繁盛の神・えびす様をお祀まつりする行事のことです。関西では1月10日に、関東では10月20日・1月20日に行われることが多いです。今回は、えびす講の意味や時期、えびす講では何が行われているのか、意外と知らない七福神などについて簡単に説明します。
鏡 開き(1月11日頃)

皆さんのお家では、お正月に自宅の神棚や玄関、床の間などに鏡餅を飾っていますか?お餅といえば昔は高級品であり、特におめでたい「ハレの日」に食べられていました。そんな、ハレの日の一つでもあるお正月に食べられるのが鏡餅。
成 人の日(1月の第2月曜日)

1月の第2月曜は「成人の日」です。成人の日が今のような形になったのには、理由があることをご存知ですか?また、二十歳になって大人の仲間入りを果たす門出に装う、華やかな振袖には、さまざまな歴史があるのです。たくさんの願いが込められた、成人の日の意味や由来、振袖についてご紹介します!
ど んど焼き(1月15日)
「どんど焼き」は、お正月関連の縁起物などを持ち寄り燃やす行事で、小正月に行われます。
「道祖神祭」「左義長」「鬼火たき」などとも呼ばれており、「大磯の左義長」や野沢温泉の「道祖神祭り」などが有名です。
道祖神祭り(長野県下高井郡野沢温泉村)
大磯の左義長(神奈川県中郡大磯町)
1 月の全国の伝統行事一覧

1月は、全国各地で年の始まりを祝う伝統行事が多く催されます。「とんど」「左義長」または「道祖神まつり」と呼ばれる正月の火祭りをはじめ、裸参り、福を呼ぶうそ替(かえ)神事、さらにだるま市やランタンフェスティバルなど、ワゴコロ編集部がオススメする1月の代表的な行事19選を紹介します♪
冬 の風物詩

寒くなってくると、鍋料理が恋しくなりますよね。でも、いつもワンパターンになりがちで、飽きてしまうということもありませんか?そんな時は、ご当地鍋料理にチャレンジしてみましょう!今回は、神保町で郷土料理屋を営む女将さんに監修いただき、旅行気分で楽しむ全国のご当地鍋料理レシピ11選をご紹介します!

羽根つきとは、羽根をつけたむくろじゅの種を「羽子板」で打つ、伝統的なお正月の遊びの一つです。この記事では、羽根つきの意味や由来、羽子板登場の経緯、羽子板の歴史、羽子板の産地などについて解説します。

山形県尾花沢市にある銀山温泉は、昔ながらの日本の景色が広がる温泉街です。
大正時代から昭和初期に建てられた洋風木造建築の旅館が立ち並び、夕暮れになるとガス灯にオレンジの火が灯る風景に“大正ロマン”を感じることができます♪
今回は、銀山温泉で立ち寄りたい観光・グルメスポットをご紹介します!

『恋の病以外は効かない病がない』との言い伝えがあるほど効能があるとされる、日本屈指の名湯・草津温泉。日本一の湧出量を誇る湯量豊富な草津温泉には、古くから湯畑を中心に温泉文化が根付いています。この記事では、そんな草津温泉のオススメ観光スポット20選をご紹介します!

日本三名泉の1つである兵庫県の『有馬温泉』は、日本最古の温泉として有名で、年間を通して多くの観光客が訪れる人気の温泉街です♪そんな有馬温泉には宿泊施設や日帰り温泉だけでなく、湯泉神社や炭酸泉源公園など、温泉にちなんだ観光スポットがたくさん!今回は、そんな有馬温泉の歴史や泉質、周辺観光スポットをご紹介します!

日本三名泉の1つである、岐阜県の「下呂温泉」。
飛騨川の周辺に広がる下呂温泉街では、数ヶ所の個性豊かな足湯や日帰り温泉、飛騨牛をはじめとするおいしいグルメが楽しめます♪
この記事では、魅力たっぷりな下呂温泉のオススメ観光スポットやグルメスポットをご紹介します!

神奈川県にある「箱根湯本(はこねゆもと)温泉」は、箱根の玄関口として古くから栄え、温泉や宿泊施設、お土産屋が充実した、国内でも特に人気のある観光地です。この記事では、そんな見どころ満載の箱根湯本温泉の中で、特に魅力あふれるオススメ観光・グルメスポットを厳選してご紹介します!ぜひ参考にしてくださいね♪

四国・愛媛県松山市にある「道後温泉」は、約3000年の歴史をもつ日本最古の温泉といわれています。道後温泉本館をはじめとする歴史ある温泉施設がたくさんあることはもちろん、インスタ映えスポットやパワースポットも楽しむことができるんですよ♪今回は、オススメ観光・グルメスポットを紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

城崎温泉の楽しみ方は、7つの外湯を中心とした温泉巡りだけではありません!
情のある街並みや、海鮮料理、松葉ガニや但馬牛などの美味しい食事を楽しむこともできるんですよ♪そんな魅力いっぱいの城崎温泉を満喫できる、オススメ観光スポットを厳選して紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

北海道の南に位置する「登別温泉」は、広大な自然に囲まれた国内有数の温泉地です。源泉がある地獄谷にちなみ、温泉街には鬼や地獄を連想させるようなスポットが数多くあります。今回はそんな登別温泉で立ち寄りたい、オススメの観光・グルメスポットを厳選してご紹介します!

世界屈指の温泉大国である日本には、古くから多くの人々に愛されてきた魅力的な温泉地がたくさんあります。地元の温泉で日頃の疲れを癒すのも最高ですが、たまには全国各地の温泉へも足を運んでみませんか?今回は、全国のオススメ温泉地を厳選してランキングでご紹介します♪
人生儀礼
数々の年中行事を紹介しましたが、行事の中には毎年行うものではなく、人生の節目の特別な年に行うものがあります。
そのような、一人ひとりの成長の過程に伴って行われる特別な行事のことを「人生儀礼」と言います。
生 育
帯祝い
たとえば、妊娠5ヶ月目に行われる人生儀礼に「帯祝い」というものがあります。
帯祝いとは、妊娠5ヶ月目の戌の日に、安産を願って腹帯を巻く風習のことです。
では、なぜ戌の日に行うという決まりがあるのでしょうか?
それは、お産も軽くたくさんの子供を産む“犬”は、安産の象徴とされているからです。
そのため、戌の日に加えてお腹を守る腹帯に「犬」という字を書く地域もあります。

安産祈願でお寺や神社に参拝をするなら、「戌の日」がオススメ!しかし、なぜ戌の日が良いのでしょうか?今回は、戌の日についてその意味、戌の日参りのマナーやルールなど詳しく解説していきます。
お食い初め

赤ちゃんが生後100日を迎えると、食事を食べる真似をさせる「お食い初め」という儀式を行います。そこで今回は、お食い初めとはどのような儀式なのか、そのやり方、準備するものや食べさせる順番、通販できるお食い初めセット、お食い初めができるお店などをご紹介します!
お七夜(おしちや)
無事に出産を終えてから7日目の夜には「お七夜」を行います。
この日は産神※がお帰りになる日。
新生児に名前をつけ、健やかな成長を祈ります。
※妊婦や胎児を守ってくれ、出産に立ち会い見守ってくれる神。
お宮参り
生後1ヶ月が経つと、「お宮参り」を行います。
お宮参りは、子供に産着を着せ、その土地の氏神に参拝することで、新しく生まれた子を氏子として認めてもらうための風習です。
氏子として認めてもらうことで将来の加護を願うと同時に、子供の誕生を感謝するという意味があります。
七五三
毎年11月15日には、各地の神社でおめかしをした子供をよく見かけますね。
実際に行った記憶がある方も多いと思われる「七五三」。
七五三は、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の時に神社に参拝する行事です。
七五三が全国的に広まった背景には、昔は今と比べ、子供の死亡率が高かったことが関係しています。
医療が発達した今とは違い、昔の子供は病気などで簡単に命を落としてしまっていました。
そのため、七五三の節目まで子供が健康に成長できたということは大変喜ばしいことであり、神様への感謝を伝え、更なる加護を祈ったのです。

秋になると、神社などで晴れ着の子供たちをよく見かけます。多くの日本人が、子供の頃に経験する七五三。ですが、自分の子供がもうすぐ七五三を迎えるとなると、どんな準備をしてよいのか不安な方も多いはず。こちらの記事では七五三の基礎知識から、お祝いの仕方・配慮すべき点をわかりやすく紹介していきます!
入 学・卒業

志望校へ合格するためには毎日の勉強が大切なのは間違いないのですが、最後の一押しとして神社で手を合わせて、学問の神様に合格を祈願したいところですね。今回はそんな受験生のために、合格祈願にオススメの神社を紹介します。
成 人

成人の儀
15、16歳頃になると成人の儀を行います。
成人の儀とは文字通り成人と認められる儀式のこと。
現在では成人といえば20歳ですが、かつては15歳頃には大人の仲間入りをしました。
この際、男子は「褌祝い」、女子は「湯文字祝い」とし、成人のお祝いとして下着が贈られました。
また、各地には厳しい山登りや、ケガをともなう儀礼を行わないと成人として認めてもらえない地域もありました。
現在のような成人式は戦後まもなくの昭和21年(1946年)11月22日、埼玉県の蕨町(現在は蕨市)で催された「青年祭」が由来とされています。
青年祭には戦後の混乱の中、次の世代を生きる青年を励ますという目的があり、この「青年祭」に影響を受けた政府は、正式な日本国民の行事として昭和24年(1949年)に「成人の日」を制定します。
以降、国内のどの地域でも成人式が開催されるようになりました。
その後平成12年(2000年)からは祝日法改正の影響で、成人の日は1月第2月曜日に移動となります。
現在では成人式は成人の日当日か、その前日の日曜に各地で開催されることが多いようです。
令和4年(2022年)4月1日からは成年年齢が18歳になりますが、皆さんにとって18歳で成人になるということはどのような印象を受けますか?
実は世界的にみると、“18歳で成人”というのが主流のようです。
成年年齢の引き下げにより起こる成人式への影響ですが、成人式の時期や在り方に関しては法律による決まりがないため、今後の成人式については各自治体の判断で行われるようになります。
ディズニーランドで行われる千葉県浦安市の成人式や、市長が歌ってお祝いしてくれる熊本県阿蘇市の成人式、伝統舞踊のカチャーシーを踊ってお祝いする沖縄県石垣島の成人式などが毎年話題になりますが、今後はさらにその土地の特色ある成人式が増えていくようになるかもしれません。

1月の第2月曜は「成人の日」です。成人の日が今のような形になったのには、理由があることをご存知ですか?また、二十歳になって大人の仲間入りを果たす門出に装う、華やかな振袖には、さまざまな歴史があるのです。たくさんの願いが込められた、成人の日の意味や由来、振袖についてご紹介します!
婚 姻
結婚
無事に成人を迎えた若者は、やがて結婚し家庭をつくります。
婚姻を結ぶと、多くの家庭では結納が行われていました。
結納とは婿方が嫁方の家族に対し、昔は昆布やスルメ、帯や着物などの縁起物を贈り、両家が親族となることを祝うもの。
現在では結納金、または結婚指輪などの記念品を贈ることが一般的になっています。
出 産
安産祈願

授かった子供の成長と、無事に生まれてくることを願う「安産祈願」。お母さんのお腹が膨らんでくるまで無事に胎児が育ったことを祝って腹帯を巻き、出産もうまくいくようにと神様に祈願したのが由来だそう。この記事では、さまざまなエピソードで安産祈願の信仰を集める東京都内の神社やお寺を12社ご紹介します。
長 寿の祝い

還暦
60歳になると還暦を祝います。
還暦には干支が一回りし、また生まれた干支に戻ることから「暦が還える」という意味があるのですが、みなさんはなぜ12年ではなく60年で一回りするのか、ご存知ですか?
実は、干支とは広く知られる十二支のほかに、十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)を組み合わせたものなのです。
そのため、十干(10)と十二支(12)の最小公倍数である60が干支の全種類というわけになります。
還暦のお祝いとして、赤い頭巾とちゃんちゃんこを着用しますが、これは二度目の誕生を意味し、もう一度赤ちゃんの生命力を得て長生きできるようにという願いが込められているという説があります。
また、赤という色は古くから魔除けの力を持っているため、この色を着るともいわれます。
長寿祝い一覧
おわりに
日本では古くから、季節の移り変わりや、人生の節目を大事に重ねて過ごしてきました。
全国的に行われている年中行事もあれば、地域という小さい範囲の中で何百年も受け継がれてきた年中行事もあります。
この記事を読んで、日本が、あるいは今あなたが住んでいる地域が、何を大切にして受け継いできたかを改めて考えるきっかけになればと思います。
また、下記の記事ではより詳しく月ごとの年中行事をご紹介しています♪
ぜひ合わせてご覧ください↓

日本の年中行事は、長い歴史と伝統の中から生まれ、古くから現在まで変わることなく大切に守り伝えられてきた日本の財産です。各行事の歴史や意味、その特徴や楽しみ方を知ることで、より深い魅力を感じることができます。

日本には毎月、菖蒲湯やゆず湯など、各月にちなんだ薬草や植物を入れる、季節湯という習慣があります。季節湯は日本の風土や伝統を由来としたものが多く、四季の移り変わりを肌で感じながら楽しむことができるのもその魅力です。今回は、12ヶ月の季節湯それぞれの由来と歴史・効能・作り方について詳しくご紹介します♪

舞妓さんの「花かんざし」とは、髪を飾るかんざしで花をモチーフにしたものです。顔の周りを明るくする花かんざしは1月~12月の季節によって違うものを身に付け、舞妓さんの花かんざしを見れば季節の移ろいがわかる、まさに風物詩。この記事では、舞妓歴によっても違ってくる、舞妓さんの花かんざしと、その特徴を季節ごとにご紹介します。