こんにちは、ワゴコロ編集部のユウコです!
今回はちょっと変わった体験記事をお届けします。
それは、日本酒の「利き酒」。
ちなみにタイトルにもありますが、私はお酒を飲めるようになってからまだ2年しか経っていない日本酒ビギナーです。
そんな私が、初心者なりに日本酒の楽しみ方を伝えるべく、新潟の銘酒を飲み比べしてみました!
日本酒にはすでに精通している人にも、まだ日本酒に慣れないな、という人にも、新潟の美味しい日本酒の魅力が伝えられたらいいなと思います!
日本酒は、繊細で奥深い香りや味とともに、味の幅の広さも大きな特徴です。環境や飲み方の違いひとつで、違うお酒かと思うほど味や香りが変化します。今回はそんな日本酒の飲み方、楽しみ方とも言うべき利き酒や最適の温度、おいしく飲むための保管方法をご紹介します。
錦鯉の品評会に、新潟の日本酒コーナーを発見
ワゴコロ編集部は2019年2月1日に、「第50回記念全日本総合錦鯉品評会」に行って来ました。
日本が誇る伝統文化の一つ、錦鯉のチャンピオンを決める大会に取材でお邪魔しました。
その報告レポートは、こちらからお読みいただけます!
錦鯉にハマってしまったアラサー女子が「第50回記念 全日本総合錦鯉品評会」に行って来ました!錦鯉初心者なりに大会のレポートをさせていただきたいと思います!
取材を一通り終えて一息ついたところに、
【新潟の銘酒 利き酒コーナー】の文字を発見!
「……!?」
取材の疲れを感じさせない速さで、利き酒ブースへと向かいました(笑)
これは、錦鯉発祥の地、新潟・小千谷を中心とした、新潟のいろいろな酒蔵さんが作っているお酒を利き酒で楽しめるコーナーで、今年が初めての企画とのこと。
また、秋篠宮ご夫妻や小泉進次郎議員も私たち取材班がくる少し前に立ち寄られたそうです。すごい!
また、今回、高の井酒造さんの和田さん(写真右)が新潟の銘酒について色々とお話を聞かせてくだいました!!
では、よろしくお願いいたします!
酒蔵さんオススメの新潟日本酒の種類
今回、試飲させていただいた日本酒はこの5種類です!
会社や友人との飲み会のでも日本酒はあまり飲まないので、私にとっては5種類とも初めてでした。
前知識として、日本酒の種類や製造方法などが気になる方は、こちらの記事も参照してみてください!
日本酒は、いにしえの時代から日本人の生活の中に根付き、時代とともに変化を遂げてきたお酒です。
その繊細で複雑な味わいは外国人からも評価されており、今や世界からも注目されています。
そんな興味深い日本酒ですが、いざ選ぼうとすると種類が多くて迷う人も多いのではないでしょうか。
純 米大吟醸「朝日山 天籟」
まず「飲みやすいものを…(汗)」とお願いして出してくださったのは、純米大吟醸の「朝日山 天籟」。
ん? お米の味というより、なんだかすごくフルーティな味がする…
果汁たっぷりのジュースのような、爽やかな味わいです。
日本酒を飲み慣れていなくても美味しくいただけました!
ここで豆知識ですが、「純米」とついているのはお米と米麹と水しか使っていない、つまりアルコールを添加していないという意味です。
そして「大吟醸」とは、お米の粒の50%以上まで磨いたものだけ使っているという意味です。
「これなら日本酒の利き酒、いけそうだぞ」と意気込んだユウコは、「もう少しハードめで」という注文をしてしまい…
大 吟醸「伊乎乃」
そんな私に出していただいたのは、「伊乎乃」大吟醸原酒です。
今回案内していただいた高の井酒造さんが作っているお酒です!
まず、香りが上品!
飲んでみると、口当たりも柔らかく後味もスッキリです。
「新潟県魚沼産のお米を使用しているんですよー」とのこと!
ちょっと辛口ですがクセも強くなく、日本酒らしさを味わえました。
純 米大吟醸「鶴齢」
「ちょっとブレイクのような感じで、軽く爽やかなものをいってみましょうか。」
そういって出してくださったのは「鶴齢」純米大吟醸です。
確かに、口当たりはすごく滑らかで飲みやすいです。
でもその後から、米の旨みが口の中に広がります。
そして、最初の香りよりも、後味にグッと引き込まれて、香りも広がっていくように感じました。
おつまみがあってはもったいないくらいの、味わい深い後味ですね。
純 米大吟醸「極上吉乃川」
もっと「ハードめ」な日本酒にいってみる?ということで出していただいたのが、この「極上吉乃川」。
新潟県長岡市で毎年開かれる花火大会では、「三尺玉」と呼ばれる大きな花火を最後に3つ打ち上げるらしいのですが、そのうちの1つのスポンサーを毎年、この吉乃川酒造さんがやっているそうです。
ではでは、いただきます〜。
とても奥深くしっとりした味がする!
そして高級感があって、めまいがしてきそうです。(酔ってきたのか?)
昔ながらの日本酒らしい味わいで、ちょっとリッチな気分になりました。
20代、ちょっと背伸びしたいときもあります。
そんな気分にしてうっとり酔わせてくれる、オトナな味のする素敵なお酒でした。
大 吟醸「美禄 長者盛」
「最後だし、ちょっと派手なのをお願いします〜〜(酔い気味)」
と、アルコールも回ってきたので調子に乗って注文してみました。
そこで出してくださったのが大吟醸「美禄 長者盛」。
ボトルからして、素敵ですね。
なんと、精米歩合が驚異の35%!
つまりお米の65%を磨いて作っているのです。
お米一粒のなかでも磨きに磨かれた部分だけで作っているんです。
そして飲んでみると、「ん!? バナナ?」
なんだか南国のフルーツを思わせる香りと味が広がってきました!
そんな独特な味わいからか、気分も華やかになってきました。
甘口で飲みやすく、私にとってはこれが一番好きでした。
まだ日本酒には慣れていない、という人にはオススメです!
おまけ。錦鯉のお猪口
イベントの趣旨は新潟発祥の錦鯉の品評会なので、錦鯉が描かれたオリジナルのお猪口をいただきました!
か、かわいい。
家で日本酒を飲むときでも、ちょっと気分が上がりそうです。ありがとうございます!
初めての利き酒を終えて
今回、5種類の日本酒を順番に飲ませていただいて、一口に日本酒と言ってもこんなに味わいや香りに違いかあるものかと、にわかに感動しました!
20代前半の男女ともに、日本酒を好んで飲むという人は少ないのではないかと思います。
かくいう私も、同僚や友人と飲みに行くときはやっぱり、お手軽なビールやハイボールなどを頼んでしまいます。
でも、すっきり洗練された新潟の日本酒をぐいっと飲んでみると、不思議なことに、すぐに引き込まれていきました。
日本人が昔から親しんできた上品な味わいには、そんな魅力があるのかもしれません。
新潟県のお米で作られた美味しい日本酒、皆さんもお店で見かけたら注文してみてはいかがでしょうか♪
日本酒は、各地域によって味や香りに違いがあります。それは原料となる水や米、風土の違いによるもの。今回は各地域の日本酒の特徴と、有名またはオススメ銘柄、それに合うおつまみをご紹介していきます。
日本酒には種類がたくさんあります。そのため、日本酒を飲みたいと思った時、どの日本酒を選べばよいのか迷ってしまう初心者の方も多いのではないでしょうか。今回はそんな初心者の方向けに、ラベルの見方や日本酒の選び方のポイントなどをご紹介します。
日本酒には、気軽に飲めるお手頃価格の物から数十万円もするビンテージ物まで、さまざまな価格帯の銘柄があります。知れば知るほど奥の深い日本酒。今回は、いつもよりちょっぴり贅沢したい、特別な日に飲みたい、日本酒をプレゼントしたい…という方にオススメの高級な日本酒をご紹介します♪
全国で愛される新潟のこだわりの銘酒「久保田」。
記念日などに味わう少し高級な日本酒、というイメージを持つ人がいるかもしれません。
ただし、久保田は高級酒といっても、お手頃なスタンダードから高めのものまさまざまな種類があります。
そのため多彩なシーンに合わせて楽しむことができるんですよ♪
「獺祭」は、国内にとどまらず、世界にも日本酒の代名詞としてその名を馳せる純米大吟醸の日本酒です。
山口県の小さな酒蔵が造り出した獺祭が、なぜ多くの人々を魅了しているのか。
その魅力に迫ってみたいと思います。
「九州といえば、焼酎」と思っている人が多いのではないでしょうか。ですが昨今、九州は酒処として注目されているのです。ここでは今注目の九州の日本酒の魅力や特徴を解説。さらに、ワゴコロ編集部オススメの、美味しくて有名な九州の日本酒8選とともにご紹介します!
日本海に面し、東西に広い新潟県。何百年も前から受け継がれてきた技術で作り上げた25品目以上の伝統工芸品が存在します。経済産業大臣によって新潟県の「伝統的工芸品」として指定されている、塩沢紬、本塩沢、小千谷縮、村上木彫堆朱、加茂桐箪笥、長岡仏壇、燕鎚起銅器、十日町絣、越後与板打刃物、羽越しな布など16品目をご紹介します。