「横浜開港祭花火」は毎年6月頃に開催される「横浜開港祭」のプログラムの一つ。
現在は「ビームスペクタクル in ハーバー」とも呼ばれ、お祭りのフィナーレを飾る恒例のイベントとして人気を博しています。
この記事では、「横浜開港祭」と「横浜開港祭花火」の歴史やイベント・見どころのほか、オススメ花火鑑賞スポットやゆっくり花火を堪能できる宿泊施設・レストランをご紹介します。
※本記事の内容は2024年4月時点のものです。
掲載内容は変更していることもありますので、正式な情報については事前に各施設へお問い合わせください。
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横浜開港祭とは
「横浜開港祭」は、港に感謝すべく、市民と共に6月2日の横浜開港記念日※を祝う市民祭です。
『Thanks to the Port・開港を祝い、港に感謝しよう』をメインテーマとし、横浜の夏を告げる祭として親しまれています。
基本6月2日を含む前後の日程 で、みなとみらい地区を中心にさまざまなイベントが開催されます。
毎年変わるサブテーマですが、令和6年(2024年)6月1日(土)~2日(日)に開催される第43回は“~ いつもここから なにかがはじまる ~”のもと、新たにエリアを拡大して執り行われます。
※横浜開港記念日:嘉永6年(1853年)の黒船来航をきっかけに200年以上続いた鎖国が解かれ、安政6年(1859年)6月2日に横浜港が開港したことを祝う記念日のこと。
横 浜開港祭の歴史
横浜開港祭の歴史は、昭和56年(1981年)に開催された「第1回横浜国際デープレ横浜どんたく」からスタートしました。
翌年の昭和57年(1982年)には「'82国際デー第1回横浜どんたく」が、その後「横浜どんたく」「横浜どんたく開港祭」「横浜開港祭」と名前を変えて催行。
令和2年(2020年)に開催予定だった第39回の祭は新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止、令和3年(2021年)の第40回と令和4年(2022年)の第41回は規模を縮小し1日開催となりましたが、令和5年(2023年)の第42回からは以前のように2日間開催に戻りました。
そして、令和6年(2024年)、横浜開港祭は第43回を迎えます。
イベント盛りだくさんの横浜開港祭
「横浜開港祭」当日は、臨港パーク・みなとみらい21地区・新港地区など、各所で楽しいイベントが開催されます。
毎年6月2日は横浜開港記念日にちなみ横浜市立の小・中・高校が休校になるため、子ども向けのイベントも豊富です♪
まず、イベント会場は“ステージ”・“ランド”・“マリン”と大きく分けて3つのエリアに分けられています。
臨港パークの“ステージ”では、横浜税関音楽隊の演奏、アーティストやお笑い芸人のライブ、ダンスなど、10を超えるプログラムが実施されるのが恒例です。
“ランド”では、恒例の『チビッ子ミニ駅伝』や『こども縁日』、『スタンプラリー』などが。
また、周辺の飲食店が自慢の味を競う『グルメ王グランプリ』、『フラッシュモブ』、子供が参加できる体験イベントなども開催されます!
“マリン”では、『ロサ・アルバ横浜港内クルーズ(乗船体験)』や『シーカヤック体験』、『SUP体験』のほか、海で活躍する特殊車両の展示などが実施されます。
また、臨港パーク前では、横浜官公庁の船がパレードする様子も見られますよ♡
※情報は変更となる場合がございます。詳細は、下記のサイトをご確認ください。
横浜開港祭のフィナーレを飾る「ビームスぺタクル in ハーバー」
「横浜開港祭花火」は、別名「ビームスペクタクル in ハーバー」とも言われる、横浜開港祭のフィナーレを飾る目玉イベントです。
花火の打ち上げ場所は、臨港パーク前の海上。
みなとみらい地区の夜景と花火のコラボレーションを見ようと、毎年多くの人が集まります!
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花 火と映像のコラボ!ビームスペクタクル in ハーバーとは
横浜・みなとみらいの夜空を彩る「ビームスペクタクル in ハーバー」は、花火と音楽を同時に楽しめるショーのような花火イベントです。
平成5年(1993年)から始まったとされる横浜開港祭の花火は、平成17年(2005年)から「ビームスペクタクル in ハーバー」となり、より華やかなイベントになりました♪
みなとみらいの高層ビルがぐるりと囲む臨港パーク前で上がる約3,000発の花火は、横浜の初夏の風物詩です!
ビ ームスペクタクル in ハーバーの見どころ
「ビームスペクタクル in ハーバー」の見どころは、何と言っても花火とレーザー光線、音からなる演出!
ランドマークタワーやインターコンチネンタルホテルといった、みなとみらいを代表する建物や横浜ベイブリッジを背景に、ここでしか見られない花火を楽しむことができます♡
また花火の打ち上げ前には、臨港パークの特設ステージで、公募で集まった横浜市民約300人による恒例イベント、大合唱『ドリーム・オブ・ハーモニー』が始まります。
夕暮れ時、横浜港に響き渡る混声4部の大合唱は辺りを明るく盛り上げ、クライマックスとなる花火イベントへと人々の気持ちを誘います♪
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横浜開港祭花火の楽しみ方
日 程・時間・観覧場所
「横浜開港祭」は、6月2日に最も近い土・日どちらかで行われることがほとんどですが、「ビームスペクタクル in ハーバー」は6月2日に実施されています。
ところが、令和5年(2023年)は台風の影響により中止になってしまいました。
開催時刻はその年によって多少前後しますが、基本的に19:00~20:00の間です。
無料の観覧スペースは、
・臨海パーク
・カップヌードルミュージアムパーク
・ハンマーヘッド
・赤レンガパーク
・象の鼻パーク
・耐震バース
などです。
しかし、どこも混雑必至!
“臨港パーク”では、朝から場所取りをする方の姿も見られます。
場所によっては入場制限があったり、交通規制で通れない場所があったりするので、事前に確認しておくとよいでしょう。
落ち着いてゆっくり花火を見たいという方は、有料観覧席がオススメです♪
有 料観覧席・屋形船・クルーズ船もオススメ!
ゆとりを持って花火を見たいという方は、有料観覧席がオススメです!
有料観覧席は、
・有料ステージ前有料観覧席
・ハンマーヘッド有料観覧席
・国立大ホール前有料観覧席
・特別観覧席(ます席・いす席、要協賛金)
があります。
特に人気が高いのは、“有料ステージ前有料観覧席”。
売り切れることもあるので、希望の席がある場合は早めに各施設のホームページを確認し購入しましょう♪
また当日は、普段横浜港内を巡る多くの屋形船やクルーズ船が『花火観覧クルーズ』を運行します。
こちらも人気のため 、予約はお早めに!
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オ ススメの観覧スポット
“臨海パーク”・“ハンマーヘッド”といった観覧スペースのほかにも、花火がよく見える無料スポットはたくさんあります。
よく知られているのは、
・カップヌードルミュージアムの海側芝生エリア
・ぷかりさん橋
・山下埠頭
・山下公園
・掃部山公園
など。
ほかにも打ち上げ場所に近い、
・横浜大さん橋
・象の鼻防波堤
・コットンハーバー
少し離れた、
・アメリカ山公園
・横浜外国人墓地
・港のみえる丘公園
からもよく見えます。
また、
・貯木場跡ハーバー
・本牧山頂公園
もオススメです♡
横浜開港祭花火が見えるオススメのホテル
【 横浜ベイホテル東急】バルコニーから花火鑑賞♪
臨港パークで打ちあがる花火を見られるのは、「横浜ベイホテル東急」東側の客室ベイビューです。
客室は海風を感じられるバルコニー付き。
すぐ近くで打ち上がる花火の美しさだけでなく、音や振動まで感じられるため迫力満点!
ベイブリッジや港の夜景を背景にした花火を鑑賞できますよ♪
高層階であれば、さらに視界が開けます。
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【ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル】花火の上がる横浜港を一望!
目の前に上がる花火を楽しめるのは、ベイブリッジを正面に望む「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」のハーバービュー。
遮るものが何もないため、見ごたえがあります。
広く開放的な窓際は、景色を眺められるようソファになっています。
クッションにもたれながら足を伸ばし、リラックスした体勢で花火を楽しむことができますよ♪
31階の中華レストラン“驊騮”も花火がよく見えると評判です。
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【 横浜ロイヤルパークホテル】高層階から花火を見下ろせる!
ランドマーク内にある「横浜ロイヤルパークホテル」の客室は、全て52階以上であることから、花火を見下ろせると評判です。
花火鑑賞の際は、海側の高層階がオススメ!
遮るものがないため大変花火が見やすく、打ち上げ場所までしっかり見ることができます。
ベイブリッジはもちろん、東京タワーやスカイツリーまで見通せますよ。
レストランをご利用の場合は、70階のスカイラウンジ“シリウス”へ。
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【 ニューオータニイン横浜プレミアム】大きな窓から花火が見える♪
「ニューオータニイン横浜プレミアム」では、海側のベイビュー客室から花火が見えます。
客室の壁はほぼ窓と言っていいほど高く、幅が広いため絵のような光景が広がります。
“スーペリアツイン”・“デラックスツイン”は、インターコンチネンタルホテルや観覧車など、みなとみらいの景色とともに花火が見られる部屋になっています。
館内のレストランで食事をしながら花火を見ることもできますよ♪
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【 アパホテル&リゾート<横浜ベイタワー>】花火とみなとみらいの景色がコラボ!
「アパホテル&リゾート<横浜ベイタワー>」の客室は、5~35階にあります。
花火鑑賞の際は、みなとみらい側の高層階の客室を選びましょう。
万国橋付近に位置するホテルは、目の前に建つ新港のビル群より背が高いため、“手前のみなとみらいの景色と花火”という構図で楽しめます。
35階のレストラン“KITCHEN MANE by NAOKI OKUMURA”からも、新港越しの花火を鑑賞できますよ♡
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横浜開港祭花火が見えるオススメのレストラン
【 DANZERO(ダンゼロ)】迫力ある花火を目の前で!
目の前は臨港パークという、好立地なフレンチレストラン「DANZERO」。
海に面した席は全面ガラス張りのため、まるで外で見ているかのような迫力ある花火を堪能することができます。
青と白を基調とした店内は、エレガントで幻想的な雰囲気♡
上質な空間で、フレンチを味わいながらゆったりと花火を観賞できますよ。
“横浜開港祭特別プラン”が用意されることもあるので、チェックしてみてください♡
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【 リストランテ アッティモ】ゆったりした空間で花火鑑賞♪
「リストランテ アッティモ」は、臨港パーク・南口広場のすぐ近くに位置しています。
一面ガラス張りの店内は、ゆとりをもってテーブルが配置されているため窮屈感がなく、周りを気にせず花火を眺めることができますよ。
アッティモでは、横浜開港祭の開催に合わせ、“横浜開港祭花火ビュッフェ”も実施しています。
5月中には満席になる可能性が高いため、イタリアン&花火を楽しみたい方は早めのご予約を!
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おわりに
夏の訪れを告げる「横浜開港祭花火」は、毎年6月2日の開港記念日に行われます。
花火を見られる無料鑑賞スポットはたくさんありますが、どこも大変混雑します。
よく見える場所を希望する場合は、早めにスケジュールを立てておきましょう♪
ゆとりを持って鑑賞したいという方は、有料の観覧席やクルーズ船、近隣のホテル、レストランがオススメです♡
こちらも満員になる可能性が高いため、早めのご予約を!
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