1月は、全国各地で年の始まりを祝う伝統行事が多く催されます。

「とんど」「左義長さぎちょう」または「道祖神どうそじん(どうそしん)まつり」と呼ばれる正月の火祭りをはじめ、裸参り、福を呼ぶうそ替(かえ)神事、さらにだるま市やランタンフェスティバルなど、ワゴコロ編集部がオススメする1月の代表的な行事20選を紹介します♪

だるま市

崎だるま市(群馬県高崎市)

顔におめでたい鶴と亀が描かれていることから“縁起だるま”・“福だるま”とも呼ばれる高崎だるま。

『1年の恵は高崎にあり』とうたい、年の初めに高崎駅西口駅前通りで「高崎だるま市」が開催されます。

大小さまざまなだるまやカラフルなだるま販売のほか、3m近くの特大高崎だるまや地元のうまいもんを集めた“開運たかさき食堂”、各種ステージなど見どころが目白押し!

見て、食べて、買って、楽しめるイベントです♪


このだるま市は平成29年(2017年)から始まった新しいイベントですが、高崎市のだるま市自体は300年以上の歴史があります。

もともとは、高崎市内のだるま市は縁起だるま発祥の地である「少林山達磨寺しょうりんざんだるまじ」で開かれていました。

しかし達磨寺と露天商が経費負担などで対立し、露天商と達磨製造協同組合は市の協力のもと、駅前広場でだるま市を開催することに。

それが、現在の高崎だるま市です。

ちなみに、達磨寺では「少林山七草大祭だるま市」という名前で1月6日と7日にだるま市を開催しています。

イベント名高崎だるま市
開催日程毎年1月1日・2日
両日10:00~16:00
開催地・住所高崎駅西口駅前通り(高崎ワシントンホテルプラザ前~あら町交差点)
アクセスJR東日本「高崎駅」西口より徒歩すぐ



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

その他のだるま市(関東)

だるま市は関東各地で開催されますので、近くまでお立ち寄りの際はチェックしてみてください♪

だるま市スケジュール(関東)
1月3日:【埼玉県川越市】川越大師 喜多院の「初大師 だるま市」
1月6日・7日:【群馬県高崎市】少林山達磨寺の「七草大祭だるま市」
1月9日:【群馬県前橋市】「前橋初市まつり」
1月12日:【東京都青梅市】「青梅だるま市」

※開催予定・詳細などは公式サイトをご確認ください。

沙門天大祭だるま市 (静岡県富士市)

静岡県富士市の妙法寺みょうほうじ富士毘沙門天ふじびしゃもんてん)で3日間にわたり開催される「毘沙門天大祭だるま市」は、日本三大だるま市の一つに数えられています。

このだるま市は、期間中、毘沙門天王が人々の願いを聞いてくれるという毘沙門天大祭に、富士市の特産品である紙の端で作った達磨を売り出したのが始まりです。

JR・吉原駅から1㎞沿いに露店が連なり、『東海一の高市たかまち』と呼ばれるほど賑わいます。

境内には富士市の“鈴川だるま”はもちろん“高崎だるま”など全国から集まったカラフルなだるまがあふれかえっています。

縁起物のだるまと毘沙門天大祭を楽しんでみてはいかがでしょうか。

イベント名毘沙門天大祭だるま市
開催日程毎年、旧正月の7日・8日・9日3日間
開催地・住所妙法寺(富士毘沙門天)
〒417-0846 静岡県富士市今井2−7−1
アクセスJR「吉原駅」より徒歩約10分
JR「新富士駅」よりタクシー約15分


情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

だるま市でお気に入りのだるまを購入したら、下記の記事を参考に“目入れ”をしてみましょう♪

早池峰神楽(岩手県花巻市)


早池峰神楽はやちねかぐら」とは、岩手県花巻市の“たけ神楽”と“大償おおつぐない神楽”という2つの神楽の総称です。

山伏の祈祷の舞を起源とする500年以上の伝統を持つ神楽で、平成21年(2009年)にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。

毎年新年のお祝いとして、1月2日には“神楽の館”で大償神楽、翌3日には“早池峰神社”で岳神楽の舞初めが催されます。

大償神楽は優雅で繊細な舞、岳神楽は力強く勇壮な舞に見えるとされるため、2つの違いを見比べてみるのも面白いですよ。

大償神楽 岳神楽

イベント名早池峰神楽
開催日程大償神楽舞初め(神楽の館) 毎年1月2日
岳神楽舞初め(早池峰神社) 毎年1月3日
開催地・住所■神楽の館(大償神楽)
〒028-3201 岩手県花巻市大迫町内川目第39地割37-2

■早池峰神社(岳神楽)
〒028-3201 岩手県花巻市大迫町内川目第1地割1
アクセス■神楽の館
JR東北本線「石烏谷駅」より車で25分
岩手県交通「大迫(おおはさま)バスターミナル」より車で8分

■早池峰神社
岩手県交通「岳(たけ)」バス停より徒歩7分
JR東日本「新花巻駅」より車で約45分(駅付近にレンタカーあり)
東北自動車道「花巻IC」より車で約50分


神楽の館


早池峰神社


情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

早池峰神楽について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

追儺祭(神奈川県高座郡寒川町)

追儺祭ついなさい」は“鬼はらい”とも呼ばれる災厄を祓う神事で、神奈川県寒川町さむかわまちの寒川神社では、江戸時代から行われてきました。

午後8時、境内の灯を消した暗闇の中を、兜、太刀などを持った神職たちが“難波なんば小池こいけ”と唱えながら太鼓の音とともに粛々と境内を練り歩きます。

難波の小池から汲んだ御神水を境内の2か所に撒いて、神職は“宝物かぞえ”と呼ばれる唱和を唱え除厄を祈願。

供えられた弓矢は災難よけとして参拝者に授与される、厳かで神秘的な神事です。

イベント名追儺祭
開催日程毎年1月2日 20:00~
開催地・住所寒川神社
〒253-0106 神奈川県高座郡寒川町宮山3916
アクセスJR東日本 相模線「宮山駅」より徒歩5分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

てんてこ祭り(愛知県西尾市)

「てんてこ祭り」は、愛知県西尾市の熱池にいけ八幡社で五穀豊穣を祈念し行われるお祭りです。

平安時代、天皇即位後初めて実った米を供える神事(大嘗会だいじょうえ/大嘗祭だいじょうさい)の悠紀斎田ゆきさいでんの土地に選ばれたことちなんだ1100年近く続く伝統のお祭りですが、その内容はとてもユニーク!

赤い衣装をまとった厄男たちが大根で作った男性のシンボルを腰にぶら下げ、『てんてこ、てん』という太鼓の囃子に合わせて腰を振りながら練り歩く奇祭です!!!

神社に到着後、厄男が竹箒で藁灰を威勢よくまき散らします。

この灰をかぶると厄除けになるとされているので、ぜひ灰まみれになってみてください♪

イベント名てんてこ祭り
開催日程毎年1月3日
開催地・住所熱池八幡神社
〒445-0881 愛知県西尾市熱池町神田103
アクセス名鉄(名古屋鉄道) 西尾線「福地駅」より徒歩15分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

以下の記事では、てんてこ祭りの起因となった大嘗祭や斎田に関して取り上げています。

併せて読むと一層、てんてこ祭りへの理解が深まりますよ♪

玉せせり/玉取祭(福岡県福岡市東区)

福岡市の筥崎宮はこざきぐうでは正月3日、室町時代から始まったとされる「玉取祭(別名・玉せせり)」が行われます。

これは陸組と浜組に分かれた締め込み姿の男衆が、触れると幸運が訪れるといわれる木製の玉(重さ8kg)を末社である玉取恵比寿神社から本社に運びつつ、激しく奪い合う勇壮な神事です。

神職に玉を渡した組の願い(豊作、豊漁)が叶う占い神事であるため、争奪戦は肩車をして激しくもみあうなど白熱し、観客の声援も高まります!

寒い冬に参加者、見物客ともに熱くなるお祭りです♪

イベント名玉せせり/玉取祭
開催日程毎年1月3日 13:00頃~
開催地・住所玉取恵比寿神社(筥崎宮の末社)~筥崎宮境内

■筥崎宮
〒812-0053 福岡市東区筥崎1-22-1
※玉取恵比寿神社は徒歩3分圏内にあり
アクセスJR九州 鹿児島本線「箱崎駅」より徒歩8分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

七日堂裸詣り(福島県河沼郡柳津町)


七日堂裸詣なのかどうはだかまいりは、“赤べこ発祥の地”とも伝わる福島県柳津町やないづまちの圓藏寺で行なわれる、勇ましい裸祭りです!

その昔、玉を奪い返しに来た龍神を民衆たちが団結して追い払ったという伝説に由来する、1000年以上の歴史を誇る伝統行事です。

大鐘の音を合図に、ふんどし姿の男たちが圓藏寺を目指して113段の石段を駆けのぼり、本堂内にある大鰐口おおわにぐちの長さ4.8mもある巨大な綱を我先にとよじ登ります。

綱に飛び乗り登る者、力尽きて落下する者など男たちの力強い熱気に魅了される、見ているだけでも楽しい賑やかなお祭りです♪

男性の一般参加も可能なので、「我こそは!」と思う方はぜひ参加してみては?

イベント名七日堂裸詣り
開催日程毎年1月7日
※参加・観覧をご希望の方はコチラをご覧ください。
開催地・住所圓藏寺
〒969-7201 福島県河沼郡柳津町大字柳津字寺家町甲176
アクセスJR東日本 只見線「会津柳津駅」より徒歩10分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

開門神事&福男選び(兵庫県西宮市)

福を授けるえびす神の総本社である西宮にしのみや神社では、1月9日~11日に大祭・“十日えびす”が執り行われます。

そのハイライトが10日(本えびす)の「開門神事」と「福男選び」です。

早朝6時の開門と同時に人々が表大門から飛び出し、本殿への一番乗りを目指して約230mを全速力で駆け抜けていきます!

3着までが“福男”と呼ばれ、1年の福を授かるといわれています。

このお祭りは9日(宵えびす)の夜に、大祭に向けて身を清めるため閉門(忌籠いごもり神事)し、翌十日えびすの朝、参拝一番乗りを目指し“走り参り”をしたことから発展したお祭りです。


イベント名開門神事&福男選び
開催日程毎年1月10日
開催地・住所えびす宮総本社 西宮神社
〒662-0974 兵庫県西宮市社家町1-17
アクセス阪神電車 本線「西宮駅」南口より徒歩5分
JR西日本 神戸線「さくら夙川駅」より徒歩10分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

1月20日には関東でも、えびす様をお祀りする行事「えびす講」が行われます。

意外と知らない七福神などについても説明しているので、ぜひご覧くださいね。

墨つけとんど(島根県松江市)


しめ飾りや書初めなどを焼く正月行事の“とんど”。

島根半島の漁師町・片江地区で約250年続く「墨つけとんど」は、紙ではなく、顔に墨を塗るというユニークなお祭りです♪

約20mのとんどが立てられ、神輿が街を練り歩く際、女性たちが墨を道行く人の顔に次々と塗りつけていきます。

墨を塗られると風邪をひかず、海難除けになるという魔よけのおまじないで、多くつくほどご利益があるのだとか。

お互い真っ黒に塗られた顔を見て、見物客ともども地域は笑い声に包まれます!

イベント名墨つけとんど
開催日程毎年1月6日以降の日曜日
開催地・住所〒690-1315 島根県松江市美保関町片江
アクセス美保関コミュニティバス 七類線「片江中央」バス停より徒歩圏内



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

ホーランエンヤ(大分県豊後高田市)


「ホーランエンヤ」は、大漁と航海の安全を祈る新年の伝統行事です。

大分県豊後高田市では、宝来船に乗り込んだ男たちが「ホーランエンヤ エンヤサノサッサ」と掛け声とともに、若宮八幡宮を目指し桂川を漕ぎ上ります。

その途中、川岸の観衆が祝儀を差し出すと、それを受取ろうと漕ぎ手が冷たい川に飛び込んでいく姿に驚かされます。

極寒の川を泳ぐ海の男の豪快な姿は見逃せません!

また、船から撒かれる餅を巡り、観衆も盛り上がります♪

江戸時代に年貢米を運ぶ船の航海安全を祈り始まった行事で、県の選択無形民俗文化財に指定されています。


※選択無形民族文化財:「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」の通称で、国(文化庁長官)が選択する文化財のこと。

イベント名ホーランエンヤ
開催日程毎年1月上旬の日曜日
開催地・住所豊後高田市桂川一帯(豊後高田市御玉付近)
アクセス大分交通「豊後高田市役所」バス停下車、徒歩5分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

寒中みそぎ祭り&寒中みそぎフェスティバル(北海道上磯郡木古内町)


「寒中みそぎ祭り」は、北海道木古内町きこないちょう左女川さめがわ神社で天保2年(1831年)から続く神事です。

1月13日から4人の若者が神社にこもり、冷水で身を清める鍛錬を重ね、15日に御神体を抱いて津軽海峡に飛び込み、豊作豊漁を祈願します。

厳冬の海峡で沐浴する若者の姿は崇高で、彼らが立てる水しぶきを浴びると無病息災のご利益があるといわれています!

期間中はちょうちん行列やステージ、グルメなど一般参加型のフェスティバルが開催されているのも楽しみの一つ♪

イベント名寒中みそぎ祭り&寒中みそぎフェスティバル
開催日程毎年1月13日~15日
開催地・住所左女川神社
〒049-0431 北海道上磯郡木古内町字木古内155-1
アクセスJR 北海道・道南いさりび鉄道「木古内駅」より徒歩10分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

鳥追い祭り(群馬県吾妻郡中之条町)

群馬県中之条町なかのじょうまちの「鳥追とりおい祭り」は、田畑の作物を荒らす害鳥を追い払い、豊作と厄除け、家内安全を祈るお祭りです。

400年近い伝統があり、県の重要無形民俗文化財に指定されています。

鳥追とりおい祭りのハイライトは、直径1m以上もある大太鼓や小太鼓を乗せた山車が登場する“鳥追い太鼓”。


太鼓の音を雷のように響かせながら、『追い申せ、追い申せ、唐土とっとの鳥を追い申せ』という掛け声とともに町を練り歩くさまは迫力満点です。

観客も太鼓を叩いたり、厄年の人や店からくじ付きのミカンが投げられるなど、参加して楽しむことができますよ♪

イベント名鳥追い祭り
開催日程毎年1月14日(13日:宵祭り、14日:本祭り)
開催地・住所〒377-0424 群馬県吾妻郡中之条町
アクセスJR東日本 吾妻線「中之条駅」より徒歩10分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

道祖神祭り(長野県下高井郡野沢温泉村)


長野県・野沢温泉の「道祖神どうそじん祭り」は日本を代表する道祖神行事の一つで、日本三大火祭りにも数えられます。

約300年前から五穀豊穣と安産、無病息災などを祈願して行なわれており、国の重要無形民俗文化財にも指定されました。

祭りのクライマックスは、15日の夜に10数mの高さの社殿に火をつける点火役と、それを防ごうとする厄年の人たちによる防火役の攻防戦!

男たちが火のついた松明や松の枝で叩き合う気迫ある姿は壮絶で、フィナーレの社殿炎上では吹きあがる火柱に圧倒されます。


※道祖神:地域の守り神のこと。道祖神祭りは“とんど祭り”とも呼ばれる

イベント名道祖神祭り
開催日程毎年1月15日(13日~15日)
開催地・住所〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷
アクセス長電バス・野沢温泉ライナー「野沢温泉」バス停より徒歩で3分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

三十三間堂 通し矢(京都府京都市東山区)

三十三間堂さんじゅうさんげんどうの通し矢」は、新成人や弓の有段者たちが京都・三十三間堂で弓の腕を競う京都新春の風物詩です!

江戸時代に軒下の端から端に射通した通し矢にちなんだ競技で、ここでは弓を的に当て、決勝では的中者が最後の1人となるまで射ていきます。

カラフルな振袖袴姿に身を包んだ新成人たちが凛々しく弓を引く姿は、新春にふさわしい光景です。

この日は三十三間堂が無料公開され、通し矢も見学可能なため、この機会にぜひ寺院に足を運んでみては?


イベント名三十三間堂 通し矢(大的大会)
開催日程毎年1月15日に近い日曜日
開催地・住所蓮華王院 三十三間堂
〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻り町657
アクセス京都市バス「博物館三十三間堂前」バス停下車すぐ
京阪電鉄 京阪本線「七条駅」より徒歩6分
JR西日本・東海、近鉄、京都市営地下鉄「京都駅」より徒歩20分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

大磯の左義長(神奈川県中郡大磯町)

神奈川県の「大磯の左義長さぎちょう」は、地域の守護神・セエノカミサン(道祖神)に息災などを願う火祭りです。

メインは高さ約8mの9つの斎灯セエトが一斉に燃やされる“セエトバレエ”で、夜空を焦がす炎の嵐は圧巻!

この火で団子を焼いて食べると、風邪をひかないともいわれています。

続いて、裸の男衆が豊漁を願い海中と浜辺に分かれて綱を引きあう「ヤンナゴッコ」は、勇ましく見応え抜群です♪

「大磯の左義長」は、道祖神巡拝、御仮屋で子どもが神様と遊ぶ風習なども含め、国の重要無形民俗文化財となっています。


イベント名大磯の左義長
開催日程毎年1月中旬 火入れは18:30頃~
開催地・住所大磯北浜海岸
〒255-0003 神奈川県大磯町大磯1990
アクセスJR東日本 東海道本線「大磯駅」より徒歩10分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

船だんじり(三重県北牟婁郡紀北町)

三重県紀北町きほくちょうの長島地区で行なわれる「ふなだんじり」は、江戸時代から続く豊漁を願う行事です。

色鮮やかなカツオ船を模した山車だんじりに法被姿の子供たちが乗りこみ、竿を巧みに操ってカツオの一本釣りの様子を再現します。

時には餌に見立てた福飴をまきながら、長島港から長島神社まで勢いよく練り歩き、長島神社に到着すると餅まきも行われますよ♪

風情豊かな漁師町に『チョーサヤ』という威勢のいい掛け声が響き、飴や餅など見物客とも福を分け合うお祭りです!


イベント名船だんじり
開催日程毎年1月中旬
開催地・住所大磯北浜海岸
長島港~長島神社

■長島神社
〒519-3205 三重県北牟婁郡紀北町長島1406-1
アクセスJR東海 紀勢本線「紀伊長島駅」より徒歩15分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

ヘトマト(長崎県五島市下崎山町)


「ヘトマト」は長崎県五島市下崎山ごとうししもさきやま地区に伝わる子孫繁栄や大漁、豊作を祈る、国指定重要無形民俗文化財に指定されている行事です。

奉納相撲に始まり、新婚女性の羽付き、スス(ヘグラ)をつけた若者が藁玉を奪い合う“玉せせり”や“綱引き”など複数の催し物で盛り上がります♪

ハイライトは長さ3m、重さ300kgという大草履の奉納です!

大草履を担ぐ若者たちが、沿道の女性を草履に乗せて『ワッショイ、ワッショイ』と胴上げすると、お祭りの熱気も最高潮に。

観客もヘグラを塗りつけられ、一体となれるお祭りです。

イベント名ヘトマト
開催日程毎年1月第3日曜日
開催地・住所長崎県五島市下崎山町一帯

■白浜神社(奉納相撲・羽つき)
〒853-0022 長崎県五島市向町2430

■山城神社(大草履奉納)
〒853-0022 長崎県五島市向町
アクセス五島バス「崎山口」バス停下車、徒歩6分
「福江港」より車で15分
「福江空港(五島つばき空港)」より車で15分


白浜神社~山城神社


情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

ランタンフェスティバル(長崎県長崎市)

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

長崎の冬の名物でもある「ランタンフェスティバル」の期間中、市内中心部は約1万5000個にも及ぶ極彩色のランタン(中国提灯)や大型オブジェに彩られ、幻想的な雰囲気に包まれます♡

このお祭りは、平成6年(1994年)に長崎新地中華街の人々が行っていた“春節祭(中国の旧正月を祝う行事)”を発展させた形で始まりました。

そのため、期間中は雑技や龍踊りなどのステージや皇帝パレードなど、中国風の異国情緒溢れるイベントが満載です♪


イベント名ランタンフェスティバル
開催日程毎年1月下旬~2月初旬
開催地・住所長崎市新地中華街、観光通りアーケード、中央公園他
アクセス■長崎市新地中華街
長崎電気軌道(路面電車)「新地中華街」電停下車、徒歩1分

■観光通りアーケード
長崎電気軌道(路面電車)「思案橋」電停下車すぐ

■中央公園
長崎電気軌道(路面電車)「めがね橋」電停下車、徒歩2分


長崎市新地中華街


情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

長崎ランタンフェスティバルでは、沖縄の伝統芸能“エイサー”も振る舞われるのだとか。

エイサーの記事を読んで理解を深めておけば、よりフェスティバルを楽しめること間違いなしです!

鷽替え神事(東京)

鷽替うそかえ神事」は、主に天満宮系列の神社で行われる神事。

うその木彫りを取り(鳥)換えることで、前年の凶を嘘にして吉を招くという嬉しいお祭りです。

ここでは東京都江東区・亀戸天神社の神事を紹介します。

そ替え神事(東京都江東区:亀戸天神社)

「うそ替え神事」は江戸時代に始まり、多くの人が集まってお互いに鷽鳥を交換しあうものですが、東京の亀戸天神社では鷽の木彫り人形を神社に納めて、新しい鷽を持ち帰ります。

ヒノキを使って神職が一つずつ心を込めて作った木彫りは愛嬌があり、この日にしか手に入らない開運のお守りを手に入れようと各地から参拝客が訪れます!

東京では湯島天神、上野五條天神などでもこの神事が行われています♪

イベント名うそ替え神事
開催日程毎年1月24・25日
開催地・住所亀戸天神社
〒136-0071 東京都江東区亀戸3-6-1
アクセスJR総武線・東武鉄道 亀戸線「亀戸駅」より徒歩15分
JR総武線・東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」より徒歩15分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

の他の鷽替え神事(全国)

鷽替え・鬼すべ神事 太宰府天満宮(福岡県太宰府市)

太宰府天満宮でも「鷽替え神事」が行なわれ、参加者同士が『替えましょ、替えましょ』の掛け声の下、木彫りの鷽を交換します♪

同日に「鬼すべ神事」と呼ばれる火祭りも行なわれますよ。

開催日:毎年1月7日

鷽替え神事はこのほか、千葉県の千葉神社、愛知県名古屋市の山田天満宮、大阪の大阪天満宮や道明寺天満宮など1月25日を中心に各地で行われます。

神社によって木彫りの鷽のデザインが異なるのも面白いですね♡

気になる神社へ出かけて、悪い出来事を嘘にして、今年の幸運を呼び込みませんか?

若草山焼き(奈良県奈良市)

奈良の早春を彩る行事である「若草山焼き」の行事。

各種行事や鮮やかな花火に続いて、若草山に点火されると、山全体が赤々と燃え上がり、冬の夜空を焦がす壮大な情景に圧倒されます!!!

山焼きは市内各地から眺められますが、“若草山麓”から見ればダイナミックな臨場感を体感できますよ。

山焼きの起源は幽霊封じや先人の鎮魂説、環境を維持するための野焼き説など諸説あり、江戸時代にはすでに行われていましたが、明治時代に観光行事となりました。

イベント名若草山焼き
開催日程毎年1月第4土曜日※荒天中止
開催地・住所奈良公園 若草山一帯
〒630-8211 奈良県奈良市雑司町
アクセス奈良交通バス「東大寺大仏殿・春日大社前」 もしくは「春日大社表参道」下車、徒歩約15分
近鉄(近畿日本鉄道)「近鉄奈良駅」より徒歩約30分



情報は変更となる場合がございます。詳細は、公式サイトをご確認ください。

おわりに

1月の全国の伝統行事を紹介しました。

1月は正月や小正月(15日)にまつわる行事が多く、それらは1年の吉を祈ったり、占ったり、年の初めにふさわしい内容ばかりです♪

1年の幸運やパワーをもらいに、気になる行事に出かけてみませんか?