京都へ観光でいらっしゃった方をご案内すると「京都らしい○○を」というご希望がよくある訳ですが、これが案外難しいものなのです。
強いて言えば和風の物事全般が「京都らしい」訳ですが、「京都らしいもの」には「他所には無いもん」という意味も含まれているでしょうし、きっと「歴史がある」とか「由緒がある」ということも暗に求められているでしょう。
こうなると余計に難しい訳です。
今回は、人気観光エリアである京都市と宇治市の中から、地元で長年愛されている、初めてでも暖簾をくぐりやすいオススメの京都の老舗グルメ・お土産・スポットを、京都在住のワゴコロライターがご紹介させていただきます。
京都観光のグルメ巡りやお土産・食べ歩きの参考にお役立ていただければ幸いです。
※本記事の内容は2024年6月時点のものです。
掲載内容は変更していることもありますので、正式な情報については事前に各施設へお問い合わせください。
【京都老舗】オススメのグルメスポット
【 南禅寺 順正】京都と言えば湯豆腐と湯葉!南禅寺にお参りしてから京都を味わう
京都の中でも特に人気観光スポットである水路閣※を有する南禅寺まで足を運んだら、「南禅寺 順正」で湯豆腐などは如何でしょうか?
南禅寺門前の茶屋料理屋「南禅寺 順正」の敷地内へ一歩足を踏み入れると1200坪の日本庭園が広がり、日常から切り離されたような別世界へと入り込んだような感覚になります。
国の登録有形文化財に指定された石門や書院もあり、和を感じられる建物内で名物の湯豆腐をメインに、湯葉や田楽、野菜の天ぷらなど季節に合わせた品々や、京会席を味わうことができます。
日本庭園を眺めながら、観光の合間のプチ贅沢として、さっぱりと湯豆腐は格別です。
※水路閣:ローマ式水道橋を参考に建設され、琵琶湖疎水の一部として現在も活躍中。南禅寺の境内にある。
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【 京極かねよ】日本一の鰻!京風卵焼き×鰻のマリアージュを愉しむきんし丼
入れ替わりと開発の激しい河原町の裏で創業から変わらぬ味を提供し続けているのが、鰻料理専門店の老舗「京極かねよ」です。
昼間は地元の学生や観光客で賑わう京都の中心街の一つである新京極商店街から路地に入ると、大正時代の見事な木造建築の存在感と香ばしい鰻の薫りで満たされています。
座布団のような京風玉子焼きの柔らかさと江戸焼き鰻の香ばしさのマリアージュがたまらない“きんし丼”がオススメ。
毎月最終月曜日の夜は、丼代だけで落語が楽しめる“かねよ寄席”が開催され、行列ができます。
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【 寿司 乙羽】冬の醍醐味!冷え込む京都で食べるなら蒸し寿司
【京極かねよ】と同じく新京極にある「寿司 乙羽」。
四条通りからすぐの位置にあり、冬になると店頭に蒸し器が設置され、もくもくと煙を上げます。
その蒸し器で蒸されているのが、名物である“蒸し寿司”です。
蒸し寿司とは、蒸しあげた温かい状態で食べるちらし寿司のようなもので、刻んだ穴子や椎茸煮などさまざまな具材が混ぜ込まれています。
主に関西の冬に食べられる料理のため、関東地方にお住まいの方にとっては珍しい食べ物かもしれませんね。
冷え込む京都の冬に、芯から温まる蒸し寿司で一杯飲むのは通の愉しみ。
細長く奥行きのある昔ながらの店構えで、冬期以外も通常の寿司屋として営業しています。
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【 魚三楼】鳥羽伏見の戦いの刀傷が残る!大名家の御用達老舗料亭
明和元年(1764年)から続く京料理のお店「魚三楼」は、京都の人々からも老舗として認められる、創業200年を超える真の老舗料亭です。
旧幕府軍と新政府軍が衝突した戊辰戦争の発端となった鳥羽伏見の戦いでは、官軍の台所番を務めました。
その際、店前の京町通に布陣した新撰組と銃砲で武装した薩摩藩軍の銃撃戦の弾痕が、表の格子に残っています。
京都屈指の酒処である伏見の酒と京野菜、そして歴史を堪能できる「魚三楼」。
伏見観光と組み合わせて、200年続く京料理の味を堪能してください。
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さて、ここまでは“京都らしい”をコンセプトにご紹介して参りました。
「いくら京都旅行と言っても、連日懐石料理だとたまったもんじゃない」というお声(が勝手に聞こえたのでそれ)にお応えして、お次は少し毛色の違う老舗店をご紹介しましょう。
【 キャピタル東洋亭 本店】京都の洋食!明治から愛され続ける庶民の味
京都市の北にある北山通りに店を構える、京都の洋食屋の代表「キャピタル東洋亭 本店」。
流石は京都、洋食屋でも創業125年を超えてきます。
「キャピタル東洋亭 本店」は、西洋料理を京都の庶民に普及させたお店として歴史があり、味も確かです。
看板メニューとして有名なのがオードブルの“丸ごとトマトサラダ”。
ツナサラダの上に、皮を丁寧に湯剥きしキンキンに冷やされた丸ごとのトマトを乗せたもので、インパクトがある一品です。
また、アルミホイルに包まれて出されるビーフシチューソースのかかった“百年洋食ハンバーグステーキ”もジューシーかつボリューミーで人気があります。
デザートには、京都北山の奥地・美山の牛乳を使った“百年プリン”をはじめ、ケーキも取り揃えられているので、前菜からメイン、デザートと満腹必至。
徒歩数分圏内に、京都駅構内のお土産でも名高い“京都北山マールブランシュ”の本店や京都府立植物園、加茂川等があり、20分ほど歩けば上賀茂神社にも行くことができるので、散策中の腹ごなしにもオススメの老舗です!
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【京都老舗】オススメのお土産・食べ歩きスポット
【 一和(一文字屋和輔)】 お参りの後のお楽しみに“あぶり餅”!今宮神社門前茶屋で一服
京都は特に神社仏閣の多い街ですが、大抵の大きな神社の門前には門前茶屋と銘菓がありますが、その中でも特に有名なのが今宮神社の“あぶり餅”でしょう。
今宮神社前には2件のあぶり餅屋があり、一つは江戸初頭からの営業で、今回ご紹介する「一和(一文字屋和輔)」はなんと長保2年(西暦1000年)から営業をしています。
創業千年を超える老舗中の老舗、改めて、京都って恐ろしい所ですね。
「一和(一文字屋和輔)」は、味噌をつけてあぶった小さい“あぶり餅”の一品勝負。
パクパクと無限に食べてしまえそうな甘辛い味で、ここでしか味わうことができません。
お近くにお立ち寄りの際は、必ず寄ってください!
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四季折々の要素が盛り込まれた美しい形と繊細な色合い、上品な味わいで人気の京都の和菓子。長いこと都であったという歴史と立地などの条件が、京都の菓子文化を発展させてきました。
【 加茂みたらし茶屋】みたらし団子発祥の地である下鴨神社へのお供物(厄除人形)だった!?
下鴨神社すぐそばに佇む甘味処「加茂みたらし茶屋」は、大正11年(1922年)から続く老舗です。
「みたらし団子なんて何処にでもあるやろ」などと思ってしまったあなたは、悔改めなければなりません。
みたらし団子発祥の地は、下鴨神社(加茂御祖神社)ということをご存知でしょうか。
鎌倉時代に後醍醐天皇がご行幸※の折に、御手洗池で水をすくう際に、池の底から大きな泡が1つ、そして続いて小さな泡が4つ出てきたことから、「加茂みたらし茶屋」のみたらし団子は1つ目の団子と他の4つが離れているのだとか。
※行幸:天皇が外出されること。「みゆき」とも言う。
もともとは氏子の間で作られていた厄除人形で、神社へのお供え物でしたが、「加茂みたらし茶屋」が独自に甘めのタレを開発し、現在の一般的なみたらし団子の原型を作ったと言われています。
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京都市内の繁華街から少し離れたところにある「下鴨神社(賀茂御祖神社)」は、広大な森が広がる癒しのスポットです。鴨川(賀茂川)の下流に祀られていることからその名で呼ばれ、世界文化遺産にも登録されています。この記事では、下鴨神社の歴史やイベント、周辺のグルメスポットなどの情報をご紹介します♪
【 出町ふたば】異常な大行列!京都に来たなら一度は味わいたい豆大福
地元の人でそこそこ賑う出町の商店街に、一件だけ異常な人だかりができている老舗の和菓子店、それが「出町ふたば」です。
行きしな朝の9時くらいに通り掛かっても、帰りしな夕方5時くらいに通り掛かっても、絶えずに大行列ができています。
時代を超えて大原女※からも学生からも愛され続けた「出町ふたば」の“名代豆餅”。
親しみやすい優しい味の豆大福を求めて、世界中から人が押し寄せています。
回転は速いので、長くても30分くらい並べば手に入ります。
※大原女:京都北郊の大原から、柴や蒔、農作物を頭にのせて京の町まで売りに歩いた行商の女性のこと。
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【 阿闍梨餅本舗 京菓子司 満月 本店】京都の菓子の大本命!京土産の定番商品
京都の和菓子土産の大本命と言えば「阿闍梨餅本舗 京菓子司 満月 本店」の“阿闍梨餅”。
今や、大阪や東京などの百貨店やデパートでの取り扱いもありますが、せっかく京都観光に来たのなら、ぜひ本店で入手していただきたいです。
表の生地は柔らかいのに、なかなか無くならない歯ごたえと、餡子の甘味が病みつきになります。
自分用はもちろん、お土産にも老若男女問わず必ず喜ばれる“阿闍梨餅”は、一番のオススメ品です。
本店では土日祝限定で屋号にもなっている“満月”が販売されます。
昼過ぎには売り切れてしまいますので、午前中に行くのを強くオススメします!
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【 聖護院八ッ橋総本店】お待ちかね、京都と言えば八ッ橋!京都土産の大定番
“京都土産と言えば”の地位を固めている“八ッ橋”ですが、製造元は複数あります。
その中でも、「聖護院八ッ橋総本店」は、元禄2年(1689年)に江戸時代初期の琴(箏)の名手・八橋検校の墓参りに訪れる人々に向けて茶屋を始めたと言われる、創業300年以上の老舗和菓子店です。
琴(箏)の調べを聴きながら、琴(箏)の形に似せて作られたという“八ッ橋”をはんなりと味わうのもいいですね。
また、お馴染みのつぶあん入り生八ッ橋の“聖”もよいでしょう。
なお、「聖護院八ッ橋総本店」の向かいには、“本家西尾八ッ橋本店”と“八ッ橋発祥の地”もあり、食べ比べなどもできてしまいます!
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【京都老舗】地元民オススメスポット
【 イノダコーヒ本店】 京都の珈琲文化を満喫!地元民が通うローカルチェーン
京都の珈琲文化を体感する上で外せないのが、は京都の人達のたまり場「イノダコーヒ本店」です。
錦市場や大丸、高島屋で買い物を終えて一服するのに、近隣にもいろいろな店舗がありますが、タイムスリップしたかのようなレトロな空間を味わいたければ、三条にある本店がオススメです。
少しドレスアップして行きたい、そんなお店。
寺町・新京極・錦市場の観光の合間に、ぜひ寄ってみてください。
お土産やシーズンギフトに、紙缶のレギュラーコーヒー(挽きのみ)も喜ばれますよ♪
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【 いもぼう平野家本家】立地の割に庶民的!京都名物・芋料理を食べるならココ
八坂神社(八坂さん)の裏手にある円山公園に店を構える「いもぼう平野家本家」。
江戸時代中期より300年の歴史があり、青蓮院の宮に仕えていた初代・平野権太夫より代々一子相伝の味が守られてきました。
全国各地の食材が集う都ならではの、海老芋と棒鱈の出会い、名物料理“いもぼう”。
祇園も良いですが、八坂さんにお参りして「いもぼう平野家本家」で隠れた京都名物の芋料理を味わうのもまた一興。
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【 白雲庵】黄檗山萬福寺の普茶料理!精進料理を眺めて味わう
黄檗宗の大本山・黄檗山萬福寺の門前に塔頭※として創建されたのが、普茶料理(精進料理)の老舗である「白雲庵」です。
寺院料理の影響の強い京料理ですが、中国の名残の強い精進料理は黄檗系の普茶料理でしか味わえません。
要予約で、“普茶料理”を1名から受け付けています。
肉類を用いない、二汁六菜の献立の驚くべき食べ応えを、ぜひ一度味わってみてください。
※塔頭:お墓のこと。元はお釈迦様のお墓のことだったが、寺院における開祖や高僧の死後に弟子が建てる墓頭や庵を指す。
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【 通圓茶屋】京都と言えば宇治茶!歴史も由緒も別格です
狂言にも“通圓”という曲が現存しますが、室町期には既に老舗であった「通圓茶屋」は、なんと平安時代の永暦元年(1160年)創業。
小説 『宮本武蔵』(吉川英治著)にも登場する「通圓茶屋」は、今宮神社前のあぶり餅【一和】と肩を並べ、通常営業している日本最古の茶屋の一つと言えるでしょう。
そんな恐るべき歴史を持つ店が、宇治橋の東のたもとにちょこんと営業しています。
規模も小さく3組程で満席になってしまいますが、宇治川を眺めながら味わう宇治名物“にしん茶そば”は絶品。
宇治観光の際には何としても寄りたいお店です。
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【 花やしき浮舟園】平等院観光の後は、宇治川を眺めながらお食事を
世界遺産平等院を超えて宇治川沿いに石畳を上って行くと見えてくるのが、割烹旅館「花やしき浮舟園」。
塔の島と宇治川の変わりゆく景色を眺めながら、京都宇治の四季を堪能できます。
実は宿泊も可能で、宇治川沿いで露天風呂を楽しむこともできてしまいます。
京料理を食べ続けると、肉気も欲しくなってくるもの。
石畳の道を挟んで向かい側には“ステーキ割烹 花やしき”があり、こちらのお肉も絶品です。
創業は明治27年(1894年)と最近ですが、労農党の代表代議士として民主主義国家づくりに奔走し39歳で暗殺された山本宣治は、実は“花やしき”の若主人というのも地元では有名な話です。
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おわりに
さて、京都の老舗オススメグルメスポットをご紹介いたしましたが、皆さんの欲していた「京都らしい料理」は見つかりましたでしょうか?
京都市内にも素敵なお店が沢山ありますが、電車で北や南に30 分程移動するだけでも、伏見の酒、黄檗の普茶料理、宇治の茶、城陽の梅……。
その地域ごとに特有の名産品や料理が存在し、観光地もありますので、次の京都観光の際には、ぜひディープな京都をお楽しみください!

12月の京都オススメのスポット21選!伝統行事・イベント・観光・グルメ・ライトアップや、東福寺の看楓特別拝観、終い天神・終い弘法、空也踊躍念仏、知恩院の除夜の鐘、八坂神社のをけら詣り、宇治の平等院、千枚漬け、ぼたん鍋、伊根の寒ブリなど、年末の京都をご堪能ください♪

全国各地で見られる秋の紅葉の中でも歴史ある場所や建物が多い“京都の紅葉”は、やはり格別。しかし、実際に訪れるとなると、名所が多いだけにどこへ行けば良いのか迷ってしまいますよね。この記事では、京都出身のワゴコロ編集部員が厳選した、『京都のオススメ紅葉スポット20選』を各スポットの特徴とともにご紹介します!

清水寺をはじめとする歴史ある寺社仏閣、庭園、史跡が点在する京都府では、何百年も前から受け継がれてきた技術で作り上げた80品目以上の伝統工芸品が存在します。経済産業大臣によって京都府の「伝統的工芸品」として指定されている西陣織、京鹿の子絞、京仏具、京仏壇、京漆器、京友禅、京指物、京焼・清水焼、など17品目をご紹介します。

京都の祇園祭りといえば、「コンチキチン」の甲高いお囃子に、豪華絢爛な山鉾(やまほこ)巡行。観光客の多い京都の街が、いっそう人であふれる夏のお祭りです。特に、山鉾行事はユネスコの無形文化遺産にも登録され、毎年数十万人が見物に訪れるそうです。

葵祭とは、祇園祭と時代祭に並ぶ京都三大祭りの一つです。他の2つの祭りに先駆け、毎年5月15日に行われる賀茂社(上賀茂かみがも神社と下鴨しもがも神社)の例祭です。この記事では、そんな葵祭の由来をはじめ、どのようなお祭りなのか、葵祭の見どころをご紹介します!

秋が深まる頃、毎年京都で盛大に行われる「時代祭」。葵祭、祇園祭と並ぶ京都三大祭の一つに称され、参加者およそ2000人、長さ2㎞におよぶ時代行列が都大路を練り歩きます。この記事では、令和の時代にも受け継がれている京都市民の心意気とも重ね合わせて、時代祭の由来や見どころルートなどをテーマにご紹介します。

学生から海外の方、さらには地元民まで、連日多くの観光客が訪れる京都屈指の観光名所であり、世界文化遺産にも認定されている『清水寺』。この記事では、清水寺の歴史や見どころ、オススメの観光シーズンまで、清水寺に関する情報を盛りだくさんでお届けします♪

「菊野大明神 きくのだいみょうじん」は、京都最強の縁切り神社として注目される知る人ぞ知るスポットです。 悪縁をスッパリと断ち切るそのご利益は、地元の方も恐れるほど強力だと語り継がれています。今回は、菊野大明神に古くから伝わる由緒や伝説、参拝方法や周辺散策にぴったりなオススメ観光スポットを詳しくご紹介していきます!

旧暦の和風月名で6月は「水無月」ですが、京都では行事食として有名な和菓子の名前でもあります。一年中売っている店もありますが、多くの店では6月に入ってから店先に並びます。6月30日の夏越の祓はらえに欠かせないものとなっています。

京都では毎年、お盆の少し前に「六道まいり」と呼ばれる、ご先祖様の霊を迎えるためにお寺へ参詣する行事が行われます。京都の人々は親しみを込めて、ご先祖様の霊のことを“お精霊さん”や“おしょらいさん”と呼び、この行事を大切にしてきました。

五山送り火とは、京都市で8月16日に行われる伝統行事です。京都の街を取り囲む山々で、5つの大規模な「送り火」が焚かれ、燃え上がる火で「大」「妙」「法」の文字と「船」「鳥居」の形が描かれます。この記事ではベストスポットや関連行事などをご紹介します。

地蔵盆とは、主に京都を中心とした近畿地方で行われている子供が主役のお盆です。
京都では“京都をつなぐ無形文化遺産”に選ばれていますが、地蔵盆は関西以外ではあまり知られていないのが現状です。
この記事では、地蔵盆とは何をする日なのか、地蔵盆の意味や歴史、いつ頃どのように行われているのかをまとめました。

京都市北西部の一帯を指す「西陣」は、日本だけでなく世界でも織物の産地として知られています。
「染の着物に織りの帯」という言葉がありますが、織りの帯でも品格が高いといわれているのが西陣織の帯です。
そんな日本を代表する織物である西陣織とはどんなものなのか、その魅力や特徴をご紹介します!

京友禅とは、江戸時代前期に宮崎友禅が奈良時代頃から伝わる染色技法を元にして考案し、京都で発展し生産されてきた伝統ある模様染めのことです。華やかで優雅な絵柄で染められる京友禅は、世界からも評価される日本の伝統的工芸品です。この記事では、京友禅の歴史や特徴、魅力、そしてその制作工程について詳しくご紹介していきます。

京扇子は世界でも高く評価され、1200年の歴史がある日本の伝統工芸品です。この記事では、今日でも緻密なデザイン性と高度な伝統技術で作られている人気ある京扇子の魅力や歩んできた歴史などについて、迫っていきます。

早起きして行きたい、京都の早朝にオススメな観光・朝食(朝ごはん)スポットをご紹介!清水寺や上賀茂神社、錦市場に嵐山など、早朝ならではの良さがあり、京都の早朝にしか味わえない魅力的なスポットばかりを取り上げているので、朝活の参考にしてくださいね♪

京都・洛北の観光スポット「大原」。三千院、寂光院などのお寺や大原温泉、名産の赤しそを使ったしば漬や朝採れの大原野菜が買える里の駅、大原女着付け体験などオススメスポットがたくさん!のどかな日本の田園風景が広がる歴史ある大原で、日々の疲れを癒やしましょう♪

熱海・伊豆の道の駅には、「道の駅伊東マリンタウン」をはじめ、観光や温泉・足湯、グルメなど見どころ満載です!この記事では各道の駅のオススメポイントと共に、近くの温泉旅館等もご紹介いたします♪熱海・伊豆を道の駅の旅で満喫してみてはいかがでしょうか?