⾹川の伝統⼯芸や職⼈を発信するフェス「SANUKI ReMIX」。
香川の職人と世界で活躍するクリエイターがコラボしてまったく新しい作品を作り出し、できた作品を香川県高松市の会場で展示します。
今回は、令和5年(2023年)11月に開催される3度目の「SANUKI ReMIX 3」について、開催情報やイベント内容、そして一足先に体験してきた感想をご紹介します!
香川の伝統工芸品の魅力や新しい可能性に触れるせっかくの機会!
ぜひご参加ください♪
SANUKI ReMIX 3とは?
SANUKI ReMIXとは、⾹川の伝統⼯芸や職⼈の感性・技術の素晴らしさを発信する「職⼈フェス」です。
讃岐リミックス実行委員会が主催となり、香川県高松市の中心に位置する玉藻公園の重要文化財“披雲閣”を舞台として行われます!
言葉だけでなく、誰もが感覚的に職人のすごさを体感できるシンカンカクのアート展示やパフォーマンス、フードマルシェの出展などプログラムが盛りだくさんです。
そんなSANUKI ReMIXの第3回目「SANUKI ReMIX 3」は、令和5年(2023年)11月3日(金)~12日(日)の10日間で開催されます♪
SANUKI ReMIX 3の見どころ
本イベントでは、3つのプログラムが企画されています。
ここからは、各プログラムの内容とその見どころをご紹介します!
S ANUKI ReMIX 感詰PARK
会場となる玉藻公園「桜の馬場」に出現する5つの巨大なカン詰め「SANUKI ReMIX 感詰」は、モノづくりに向き合う職人の研ぎ澄まされた「感性」を、どなたでも身近に「体感」できる空間になっています。
香川の職人の元に訪れたアーティストが、彼らの感じた各職人の魅力を、ブースにて表現しています。
「SANUKI ReMIX 3」では、三重県の観光大使も務めるパティシエ・辻口博啓さんや、雑誌“装苑”のロゴタイプを手掛けるアートディレクター・大島慶一郎さんをはじめとした、各業界のパイオニアが集まります!
特に、讃岐石材職人のブースでは、石材のツヤを感覚的に実感できる滑り台や、重さを体感するシーソーなど、世代問わず楽しく工芸の魅力を実感できて興味深かったです♪
また、今回特別に、辻口さんと最中職人がコラボした新スイーツ“和三盆のフロランタン”を試食させて頂きました!
和三盆のしつこすぎない甘みとオレンジの酸味が口の中にひろがり、お米の味がしっかりと感じられるサクサクとした食感の最中の味と相性抜群でした♡
さ ぬき職人エンターテイメントステージ
若い世代の方にも香川の職人をより身近に感じていただき、職人の世界をもっとオープンに間口を広げる試みとして、お笑い芸人やミュージシャンによる「さぬき職人」をテーマにしたエンターテインメントショーを連日開催します。
職 人TRADE SHOW
11月3日~11月5日の3日間は、披雲閣内で香川県内の職人達の展示も行います。
重要文化財施設全体で、普段は手にとることができない素敵な作品達と出会えます。
藍染のお洋服や瀬戸内の風景をイメージした漆器をはじめ、“伝統的”の型にはまらない作品が目白押しで、気に入った作品はその場で購入もできます!
思わず日常生活に取り入れたくなるような実用的な工芸品から、鑑賞用としても飾りたい美しい工芸品まで盛りだくさんでした。
また、作庭集団・ひふみが手掛けた会場装飾は、自然と伝統が一体化したような神秘的な雰囲気を醸し出していました♪
伝統工芸って少し古いデザインが多いな…と思っている方!
概念が覆されること間違いなしなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
イベント概要
会 場(玉藻公園)アクセス
JRからのアクセス
JR「高松駅」から徒歩15分
ことでんからのアクセス
ことでん琴平線「高松築港駅」から徒歩5分
アクセスマップ
体験を終えて
“工芸”のイベントは毎年全国各地で開催されていても、“職人”にフォーカスしたイベントはなかなか目にすることもないのではないでしょうか?
SANUKI ReMIX 3は、展示の仕方や内容にアーティストならではの工夫が凝らされており、まったく新しい感覚で伝統を学ぶことができるイベントでした。
“伝統の継承”は、現在日本文化の大きな課題の一つとなっています。
今回、今までに見たことのないさまざまな作品を拝見し、こんなこともできるんだ!と、新たな可能性を感じることができたと共に、使うだけでは知ることができない職人の想いに触れ、以前よりもさらに工芸品が魅力的に見えるようになった気がします。
皆様も、ぜひSANUKI ReMIX 3で香川の職人の想いを感じてみてくださいね♪