東シナ海と太平洋に囲まれ、日本最南端の有人島が含まれる大小160の島々からなる沖縄県。

高温多湿な亜熱帯気候に属し、1年を通して比較的温暖で過ごしやすい地域です。

青い海の広がる自然の絶景や世界遺産にも登録された琉球王国の遺跡など、日本屈指の観光地として人気を誇ります。

南国らしいサトウキビやパインアップルなどが生産量一位を誇るほか、かつて独立した琉球王国があったため、三線さんしん花織はなおりなど大陸の影響を受けた個性的な文化が多く伝えられてきました。

そんな沖縄県では、何百年も前から受け継がれてきた技術で作り上げた、染織物をはじめ陶磁器(焼き物)・漆器・楽器・ガラス製品など独特の風合いを持つ伝統工芸品が存在します。

この記事では、その中でも経済産業大臣によって「伝統工芸品」として指定されている16品目をご紹介します。

伝統的工芸品とは?
経済産業大臣が指定した「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づいて認められた伝統工芸品のことを指す。
要件は、
・技術や技法、原材料がおよそ100年以上継承されていること
・日常生活で使用されていること
・主要部分が手作業で作られていること
・一定の地域で産業が成り立っていること

本記事の内容は、令和4年(2022年)5月時点のものです。
掲載内容は変更していることもありますので、ご留意ください。

久米島紬

久米島紬くめじまつむぎ」は、“日本の紬の発祥の地”とも言われる久米島(沖縄県島尻郡しまじりぐん久米島町)に伝わる絹織物で、平成16年(2004年)に国の重要無形文化財に指定されました。

その歴史は、室町時代に堂之比屋どうのひやという人物が中国・みんにわたり、養蚕の技術を持ち帰ったことに始まります。

江戸時代に琉球政府が越前(現在の福井県~岐阜県の一部を含む地域)や薩摩(現在の鹿児島県)から技術者を招いたこと、そして東南アジアからかすりの技術が伝わったことで、今の久米島紬へと発展しました。

久米島紬くめじまつむぎは、草木や泥などの天然染料でこげ茶・黄色・灰色・赤茶・うぐいす色などに染めた、真綿まわたから紡ぎだした独特の風合いがある紬糸つむぎいとを使って、さまざまな模様に織り上げます。

最後に、きね木槌きづちで反物を数百回もたたく砧打きぬたうち”の技法を使って生地をなじませ、つやを引き出すのが特徴です。

艶やかな光沢が、渋めの色合いとかすり模様を引き立て、シックな美しさが光る織物です。

品名久米島紬
よみくめじまつむぎ
工芸品の分類織物
指定年月日昭和50年(1975年)2月17日


宮古上布

宮古上布みやこじょうふ」は、苧麻ちょまという植物の繊維を用いた、沖縄県宮古島発祥の透き通るように軽くて薄く、麻とは思えない滑らかな風合いの麻織物です。

精緻な絣模様も美しく、上布の中でも“西の越後、東の宮古”と称され、夏の高級着物として親しまれてきました。

今から400年以上前のこと、宮古島の栄河氏真栄えいがうじしんえいという男が琉球船を助けた功績で、王から階級を授かった際、心から喜んだ妻の稲石いないしが感謝を込めて王へ献上した布が宮古上布のはじまりだと伝えられています。

その後、薩摩藩(現在の鹿児島県)や江戸幕府の献上品にもなった宮古上布は、明治時代以降に最盛期を迎えますが、贅沢品ぜいたくひんのため第二次世界大戦下では製造禁止となりました。

戦後に製造を再開したものの、原料不足や化学繊維の台頭、沖縄がアメリカの占領下になったことなどにより勢いは下火に・・・・・・

そんな宮古上布の生産の落ち込みを食い止めようと動いたのが、作り手である宮古島の女性たちで、苧麻糸手績ちょまいとてうみ(ブーンミ)という技術を元に、宮古上布などの織物の原材料となる“苧麻糸ちょまいと”作りに取りかかりました。

宮古上布は昭和53年(1978年)に国の重要無形文化財に指定され、その25年後の平成15年(2003年)には苧麻糸手績ちょまいとてうみ(ブーンミ)が国の選定保存技術に選定されました。

県だけでなく国を挙げての伝承の取り組みがなされる宮古上布は、伝統的な藍染めや絣模様などを今に伝えつつも、豊富な色彩や図案を巧みに取り入れた現代的な作品が生み出され、新たな人気を博しています。


※選定保存技術:文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術または技能である「文化財の保存技術」のうち、保存の措置を講ずる必要のあるもの。(「文化庁」HPより抜粋)

品名宮古上布
よみみやこじょうふ
工芸品の分類織物
指定年月日昭和50年(1975年)2月17日


読谷山花織

読谷山花織ゆんたんざはなうい」は、沖縄本島中部の読谷村よみたんそんに伝わる紋織物です。

“花織”とは、糸を浮かせて立体感のある小花のような美しい紋様を織り出す織技法で、室町時代に中国や東南アジアとの交易を通じて琉球にその技法が伝わり、読谷村では読谷山花織へと発展しました。

貴重な織物のため王族と読谷村の住民にのみ着用が許されていましたが、明治時代以降に廃れてしまい、昭和39年(1964年)に後の人間国宝となる染色家・与那嶺貞よなみねさだ氏を中心とした有志の手により復活しました。

読谷山花織は、一部のたて糸によこ糸を浮かせる形が基本で、裕福(ジンバナ:銭花)や長寿(カジマヤーバナ:風車花)、子孫繁栄(オージバナ:扇花)などの願いが込められた可憐な花模様が南国風のビビッドな色糸であしらわれています。

着物地のほか、愛する男性への思いや旅人の安全を祈ってティサージ(手ぬぐい)もよく作られました。

品名読谷山花織
よみゆんたんざはなうい
工芸品の分類織物
指定年月日昭和51年(1976年)6月2日


読谷山ミンサー

読谷山ゆんたんざミンサー」は、沖縄本島中部の読谷村よみたんそんで作られる綿(ミン)の細い(サー)帯のことです。

読谷山ミンサーは、竹串(グーシ/グーシー)でたて糸をすくいながら模様を出すグージバナの技法で織り、“グーシー花織”とも呼ばれます。

天然染料を用いた南国風のあでやかな色使いと、花や縞の浮き出た模様に魅了される織物です。

読谷山ミンサーの歴史は、【読谷山花織ゆんたんざはなうい】とほぼ同時期に始まったと考えられています。

ミンサーはアフガニスタンをルーツとし、チベット、中国経由で沖縄に伝わり、読谷山ミンサーへと発展しました。

読谷山花織と同じく、王族や読谷村に住む人々しか着用できない貴重な織物でしたが、明治時代以降の衰退を経て、昭和39年(1964年)に再興され、今では帯の他に、三線のティーガー(胴巻き)やコースター、ストラップなどさまざまな製品が作られています。

品名読谷山ミンサー
よみゆんたんざみんさー
工芸品の分類織物
指定年月日昭和51年(1976年)6月2日


壺屋焼

沖縄で焼き物を意味する“やちむん”の代表の一つが、沖縄県那覇市の壺屋地区などで生産される「壺屋焼つぼややき」です。

ずっしりとした重量感が特徴的な壺屋焼は、江戸時代に琉球王国が薩摩(現在の鹿児島県)から朝鮮人陶工を招いて製法を学んだことにはじまり、酒や器に使う日用食器として発展しました。

壺屋焼には、“上焼(ジョーヤチ)”“荒焼(アラヤチ)”の2種類があります。

主流の上焼は、絵付けなどを施した後に独特の釉薬をかけ、1200℃以上で焼き上げた、力強く温かみのある色合いが魅力で、主に茶わんや皿など日用食器が作られています。

荒焼は、釉薬をかけずに1120℃ぐらいで素焼きした、模様が少なくシンプルなデザインで、主に水がめやシーサーの置物など大型品が作られています。

平成12年(2000年)に開催された沖縄サミットの晩餐会にも壺屋焼の皿が使われるなど、国際的に重要な場でも活躍しています。

品名壺屋焼
よみつぼややき
工芸品の分類陶磁器
指定年月日昭和51年(1976年)6月2日


やちむんについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

琉球絣

琉球絣りゅうきゅうかすり」は、沖縄県の那覇市や島尻しまじり南風原町はえばるちょうなどで作られる絣模様の織物で、主に絹糸が使われています。

室町時代に中国などとの貿易で、図柄がかすれたように見えるかすり模様の技術が琉球に伝わると、琉球王国の貢納品こうのうひんとなったことをきっかけに独自の図柄が生まれ、琉球絣が確立されました。

琉球絣の最大の特徴は、600種類以上あるといわれる図柄の豊富さにあります。

琉球王国時代から伝わる“御絵図帳みえずちょう”という図柄の見本帳には、トゥイグワー(鳥柄:つばめ)やジンダマー(銭玉)など、沖縄の動物や自然、身近な品などを図案化したものが保存されています。

品名琉球絣
よみりゅうきゅうかすり
工芸品の分類織物
指定年月日昭和58年(1983年)4月27日


首里織

首里織しゅりおり」とは、沖縄県那覇市で受け継がれてきた織物の総称です。

首里織の特徴は、絹・綿・麻などを原料に、紋織物や絣織物など、織の種類の多彩さにあります。

室町時代に中国から織物技術が伝えられると、琉球王国の城下町であった首里(現在の那覇市北東部)では、上流階級向けの格調高い織物の生産がはじまります。

首里織の中でも花織と絽織ろおりを組み合わせた花倉織はなくらおりや、たて糸を浮かせた道屯織ろーとんおりは、王族や士族だけが着用を許された織物で、気品のあるカラフルな色調が目にも鮮やかです。

今でも、それぞれデザイン考案から染め、織までの複雑な全工程を一人の職人が行なう一貫制のため、作り手のセンスが詰まった織物といえます。

品名首里織
よみしゅりおり
工芸品の分類織物
指定年月日昭和58年(1983年)4月27日


首里織について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

琉球びんがた

琉球りゅうきゅうびんがた」とは、沖縄の染技法で、“びん(紅)”は多彩な色、“がた(型)”は模様を意味します。

琉球びんがたの歴史は古く、中国や東南アジアの交易により伝えられた染色技法を取り入れ、室町時代にはすでに存在していた記録があります。

琉球王国に保護され、王族や貴族の衣装にも用いられて発展しました。

琉球びんがたでは、強い日差しにあたっても変色しない顔料と、柔らかさを出す天然染料の両方を使う特有の技法があります。

この2つの染料を駆使することで、琉球びんがたを特徴づける大胆で明るい色彩と大らかな図柄が、生き生きとして際立つのです。

なお、琉球びんがたには色とりどりの“紅型(ビンガタ)”のほか、琉球藍一色の“藍型あいがた(イェーガタ/エーガタ)”もあります。

品名琉球びんがた
よみりゅうきゅうびんがた
工芸品の分類染色品
指定年月日昭和59年(1984年)5月31日


琉球びんがたについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

琉球漆器

琉球漆器りゅうきゅうしっき」は、古くから沖縄県に伝わる漆器です。

沖縄では中国などから伝わった技法を元に、室町時代頃に漆器の生産が始まります。

江戸時代には琉球王国が漆器の製作所を作り、中国にも職人を派遣するなどして独自の作風を確立させました。

琉球漆器に用いられる花塗はなぬりは、透明感のある朱色漆と艶のある黒色漆とのコントラストの美しさが圧巻です。

また、琉球漆器は堆錦ついきん螺鈿らでんなど装飾方法の多さでも知られています。

とくに琉球漆器ならではの技法である“堆錦”は、漆と顔料を混ぜて餅状にして絵付けする方法で、模様がプックリと浮き上がった装飾が豪華です。

品名琉球漆器
よみりゅうきゅうしっき
工芸品の分類漆器
指定年月日昭和61年(1986年)3月12日


琉球漆器について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

与那国織

日本最西端で“国境の島”とも呼ばれる与那国島よなぐにじまに伝わる「与那国織よなぐにおり」は、伝統的な模様と柔らかな色調が調和した、南国らしい素朴な織物です。

室町時代にはすでに生産が始まったという与那国織は、琉球王国への貢ぎ物となると、沖縄の自然や文化に根付いた発展を遂げ、今では主に4種類が作られています。

“与那国花織”は、格子柄に花のような幾何学模様が美しく、役人が着用した高級品です。

一方で“ドゥタティ”は筒袖で丈が短い島民の日常着で、そのドゥタティに合わせた細帯の“カガンヌブー”は女性から男性へ愛の告白として贈られていました。

旅の安全を祈って色糸を織り込んだ“シダティ(てぬぐい)”は、今も祝いの席などで用いられています。

近年では、着物の花織を中心に、日常使いできる小物も作られています。

品名与那国織
よみよなぐにおり
工芸品の分類織物
指定年月日昭和62年(1987年)4月18日


喜如嘉の芭蕉布

喜如嘉きじょか芭蕉布ばしょうふ」は、沖縄県大宜味村おおぎみそん喜如嘉きじょか地区で作られる織物です。

原料となる糸芭蕉いとばしょうの栽培から始まり、糸をとり布に仕上げるまでの長い工程を手作業で行うため“幻の布”とも呼ばれ、国の重要無形文化財にも認定されています。

喜如嘉の芭蕉布の魅力は何といっても、“トンボの羽”のように透けるほど薄く、さらりとした風通しと着心地の良さです。

高温多湿の沖縄に適した衣服として、一説では鎌倉時代にはすでに生産が始まっていたとされ、琉球王国では王族から庶民まで広く愛用していました。

第二次世界大戦後、一時は廃れてしまいましたが、人間国宝・平良敏子氏らの尽力でその伝統が今日まで受け継がれています。

品名喜如嘉の芭蕉布
よみきじょかのばしょうふ
工芸品の分類織物
指定年月日昭和63年(1988年)6月9日


八重山ミンサー

沖縄県八重山諸島の竹富町を発祥とする「八重山やえやまミンサー」は、かすり模様が特徴の綿織物です。

中国または東南アジア経由で沖縄に伝わり、約400年前に八重山ミンサーが作られるようになりました。

八重山ミンサーは通い婚の時代において、求婚された女性が男性に送った愛の証でした。


※通い婚:夫婦が同居せずに時折、相手方の家を訪ね数日間一緒に暮らす生活形式。

藍色の地に5つと4つの四角が並ぶ絣模様や、帯の両側にあるムカデの足のような図柄は、いつ(5)の世(4)までも末永く、ムカデのように足しげく通ってほしいという女性の思いが込められたもの。

近年は、カラフルな色彩を用いた、洋風にも合う財布などの加工品も人気となっています。

品名八重山ミンサー
よみやえやまみんさー
工芸品の分類織物
指定年月日平成元年(1989年)4月11日


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八重山上布

八重山上布やえやまじょうふ」とは、苧麻ちょま(からむし)という植物の繊維を糸にした織物で、沖縄県石垣市や八重山地方で受け継がれてきました。

八重山では古くから苧麻の織物が作られていましたが、江戸時代にこの地が薩摩藩(現在の鹿児島県)に占領され、人頭税じんとうぜい※1が課せられるようになると、貢納品こうのうひんとして作られるようになったことで八重山上布としての技術が確立しました。


※1人頭税:明治時代後期まで続いていた八重山の各個人に課せられた税制度で、男性は穀物を、女性は織物を薩摩藩に納めていた。

八重山上布の特徴は、白い布に鮮やかに浮かび上がる絣模様です。

この美しさは、上質な繊維や沖縄では唯一の“刷込捺染技法すりこみなっせんぎほう※2”を用いて作り上げた後、天日にさらし、海水につけることで生まれるもので、まさに沖縄の風土が育んだ織物といえます。

サラリとした着心地を持つ麻の上質な織物として親しまれ、沖縄県の無形文化財にも指定されています。


※2刷込捺染技法:型紙を使って刷り込んで染める技法

品名八重山上布
よみやえやまじょうふ
工芸品の分類織物
指定年月日平成元年(1989年)4月11日


知花花織

沖縄市の知花で生まれた「知花花織ちばなはなおり」は、花柄の幾何学模様が美しい織物です。

江戸時代に南アジアから伝わったとされる花織の技法を取り入れて誕生した知花花織は、厳しい製作基準が要求される琉球王府への貢納品にはならなかったことから、自由度が高く、色彩豊かで斬新なデザインの物が作られるようになりました。

主に祭りの衣装や晴れ着に用いられ、連続する模様の入り方が少し異なるデザインなどの表情豊かな作品で多くの人々を魅了してきました。

知花花織には、経糸たていとを浮かして縦方向に模様を織り出す“経浮たてうき花織”と、緻密な刺繍のように柄を縫い込む“縫取ぬいとり花織”の2種類の技法があります。

これらの技法により、立体感のある、華やかさのあるきめ細かなデザインが生みだされています。

品名知花花織
よみちばなはなおり
工芸品の分類織物
指定年月日平成24年(2012年)7月25日


南風原花織

南風原花織はえばるはなおり」は、絣の産地だった沖縄県島尻しまじり南風原はえばる町で作られる、母から娘へと受け継がれてきた紋織物です。

大正時代には南風原村立女子補修学校が設立され、学校に通う多くの女性が南風原花織の技術を習得し、生産が本格化しました。

琉球藍りゅうきゅうあいやフクギなどの植物を用いた天然染料の色糸で織り上げる南風原花織は、光り輝くかのような鮮やかな浮き織が魅力の織物です。

織り方の種類が多様なのも特色の一つで、代表的なものは両面を浮かせる裏表のない“両面浮花織”。

その他にも、穴に色糸を入れる“チップガサー”、裏地に遊びの浮き糸が出る“クヮンクヮン織”、色の異なる経糸で縞模様を作る“ヤシラミ花織”など、多くの織り方があります。

現在は、民芸品ながらもモダンな雰囲気をいかして、バッグやネクタイなど身近な用品にも使われています。

品名南風原花織
よみはえばるはなおり
工芸品の分類織物
指定年月日平成29年(2017年)1月26日


三線

三線さんしん」は沖縄を代表する弦楽器で、琉球舞踊から民謡、ポップスまでさまざまなジャンルの音楽で用いられ、愛されています。

三線は、室町時代に中国から伝来した楽器の“三弦さんげん”が変化したもので、宮廷楽器として親しまれ、のちに庶民の間でもお祭りなどに使われる、沖縄の文化に欠かせない楽器となりました。

三線は三味線と同じく3本の弦があるものの、全体的に小さめで弦も太く、胴の皮にはヘビの皮がはられ、人差し指にバチと呼ばれる爪をつけて演奏します。

明るさと哀愁が調和した深い音色は、温かくゆったりした響きで、沖縄の自然や空気感を感じさせてくれます。

なお、三線にはさおの形によって7つの型があり、今では棹が細身で、よく響く美しい音色を出す真壁まかび型が一般的に普及しています。

品名三線
よみさんしん
工芸品の分類その他の工芸品
指定年月日平成30年(2018年)11月7日


三線について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください♪

八重山ミンサーをもっと身近に楽しみませんか?

沖縄県の伝統的工芸品を紹介しました。

沖縄県の伝統的工芸品は、大陸譲りのエキゾチックな風情に、沖縄ならではの風土や自然、温かみが加わった、独自性が豊かな品々が多いのが特徴です。

歴史の中で琉球王国の貢納品として技やデザインが磨かれたものも多く、高度な技術と伝統に裏打ちされた逸品ぞろいでもあります。

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自分用にはもちろん、大切な方へのプレゼントにもぴったりな八重山ミンサーで、南国の空気感を感じてみてはいかがでしょうか?

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