熊本県山鹿やまが市で古くから作られ続けている和紙工芸品、山鹿灯籠やまがとうろう

灯籠というと日本庭園にある石灯籠などが思い浮かびますが、この山鹿灯籠、和紙で作られているんです!

今回は、山鹿灯籠とはどのようなものか、歴史や特徴、制作工程に加え、作り手である灯籠師、山鹿灯籠まつりのほか、実際に目にし、制作体験ができる施設についてご紹介します。

山鹿灯籠とは

山鹿灯籠とは、熊本県北部に位置する、かつて宿場町として栄えた山鹿市で生まれた和紙工芸品です。

和紙と少しののりだけで作られる紙製の灯籠は、一般的な灯籠の形とは違い、建築物を模した宮造りなどの伝統的様式のもの、灯籠師の技の追求のために作成した精巧なつくりのものなど、その種類はさまざまです。

山鹿市で古くから受け継がれてきた山鹿灯籠は、平成25年(2013年)に経済産業大臣より国の伝統的工芸品に指定されました。

山鹿灯籠の歴史

山鹿灯籠の起源は諸説あり、大変古いものだと紀元前まで遡ります。

ここでは、山鹿灯籠の起源から現在に至るまでの歴史を辿っていきます。

起源①健磐竜命の大亀伝説説

時は紀元前、神武じんむ天皇の御代のこと。

健盤竜命たけいわたつのみことが、山鹿にある花見坂へ向かうため、今はなき太古の湖・茂賀もがうらを通っていました。

すると、健磐竜命をからかう音が聞こえ、湖から八つの頭を持つ大亀が現れたので、健磐竜命はその大亀を退治しました。

その後、大亀の霊を鎮めるために毎年、大宮神社に松明を献灯したことが、山鹿灯籠の起源の一つとされています。

※健磐竜命:阿蘇神社の祭神、阿蘇大明神。神武天皇の孫という説もある。

起源②弥生時代の景行天皇の巡幸説

最も多く語られる説が、弥生時代の西暦13年〜130年に行われた景行けいこう天皇※1の巡幸説です。

景行天皇が玉名から山鹿に向かわれる際、菊池川周辺で濃霧に進路を阻まれてしまいます。

そこで、山鹿の里人が松明を掲げてお迎えした、という言い伝えに由来します。

その後、里人は行在所あんざいしょ※2跡に大宮神社を建て景行天皇を祀り、毎年松明を奉納したのです。

この伝説は山鹿郡の地誌である「鹿郡旧物語伝記かぐんきゅうごでんき」に残されており、後の山鹿灯籠の原始であったといわれています。

室町時代に入ると、大宮神社に毎年献上される松明は、紙で作られた優美な金灯籠を奉納するようになり、現在の「山鹿灯籠まつり」のきっかけになったとされています。

※1 景行天皇:日本書紀内で日本武尊やまとたけるのみことの父として記されている、第十二代天皇。

※2 行在所:天皇行幸の際に、その旅先に設けた休息所とする仮の御所。行宮あんぐう御座所ござしょなどともいう。

起源③室町時代の温泉復活説

室町時代の文明5年(1473年)、温泉町とされる山鹿の宝であった温泉が突如枯れてしまいました。

そこで、金剛乗寺こんごうじょうじというお寺の住職・宥明法印ゆうめいほういんが温泉の復活を祈祷すると、およそ9ヶ月後に再び温泉が湧き出したのです。

温泉復活で町の大恩人とされた宥明法印が亡くなった後に執り行われた大法要で、町の人々が紙細工の名人・山口兵衛やまぐちひょうえに数百もの紙灯籠の作成を依頼しました。

そして、延徳3年(1491年)より、宥明法印への献灯が済んだ灯籠を大宮神社に移して献灯されることとなった……というのが温泉復活説です。

江戸時代、高度な技術で発展した山鹿灯籠

山鹿は菊池川を中心とした物流の拠点として、独自の文化を築き栄えました。

和紙の原材料であるこうぞの栽培や紙漉が盛んであった事から、和紙工芸が発展したのです。

江戸時代には、山鹿の繁栄を支えた旦那衆によって和紙工芸による山鹿灯籠の技の競い合いとなりました。

旦那衆とは、かつて歌舞伎などが行われた芝居小屋・八千代座の出資者であった地元の実業家達です。

彼らが灯籠師へ技術性の高い商品の制作発注をしたことにより、山鹿灯籠は藩主のもてなしや神事の奉納品として、現在のような高度な技術の和紙工芸品へと発展します。

灯籠師の卓越した技術が込められた山鹿灯籠の美しく豪華なその様は、人を呼び込むための観光資源にもなりました。

現在の山鹿灯籠

平成25年(2013年)に山鹿灯籠が国の伝統的工芸品に指定された翌年、その歴史や伝統を守るため“山鹿灯籠振興会”が結成されます。

後継者育成にも力を入れ、現代では山鹿灯籠を後世に伝えるために新しい活動が行われています。

例えば、伝統的な山鹿灯籠の技術を用いた大胆な発想で、現代のインテリアに合うような室内装飾のモビールを開発。

シンプルなデザインで、金灯籠を構成する部品の擬宝珠や亀甲の六角形のパーツを吊り下げて飾るように作られており、色もビビッドなオレンジや、黄色、シックな青やパープルなどといった色使いで、ゆらゆらと空中で揺れるモビールは、お部屋にアートのある空間を演出してくれます。

また、紙の特性を活かして和紙に香りのついた水分を含ませることで香るアロマデフューザーも、スタイリッシュに仕上げられています。

これらは、若い世代の人たちへ山鹿灯籠を知ってもらうためや、伝統技術を絶えさせないよう灯籠師達が安定収入を得るための取り組みなのです。

山鹿灯籠の特徴

山鹿灯籠は、木や竹、金属などの骨組みや部品を一切使わないため、「骨なし灯籠」とも呼ばれています。

和紙とのりのみで作られるので、一つひとつのパーツは内部が空洞になっており、それらのパーツを組み上げることで立体物を構築しています。

この、和紙と糊だけで作る点、内部が空洞であるため驚くほどの軽さである点が、山鹿灯籠の最大の特徴です。

また、一見実物の縮尺のように見える宮造りや城造りなどは、立体感を演出するために目線に合わせた独自の寸法で作られています。

山鹿灯籠の種類

山鹿灯籠には

・山鹿灯籠まつりの踊り手の女性が頭に載せる金灯篭かなとうろう
・寺の建築物を模した「宮造り灯籠」(奉納灯籠とも呼ばれる)
・屋敷の内部を映した「座敷造り灯籠」
・城を形取った「城造り灯籠」
・遊女など人を模した「人形灯籠」
・矢を射る際に狙いを定めるところの矢坪を模した「矢つぼ灯籠」

このほか、「古式台燈」や「鳥かご」といった伝統様式がある一方、灯籠師が技の追求のために作成したさまざまなデザインのものがあります。

例えば、現在山鹿灯籠記念館となっている旧安田銀行の実際の建物を1/20から1/30に模した現代建築の灯籠や、座敷造りのふすまや畳などは内部も紙で精巧に表現されています。

山鹿灯籠の制作工程

では、これらの山鹿灯籠はどのように制作されているのでしょうか?

山鹿灯籠はその制作のために作られた特別な材料と、ただ切って貼るだけでは無い職人の高度な技巧により生み出されます。

山鹿灯籠の材料

山鹿灯籠の材料は、和紙と糊のみです。

和紙には、肥後楮ひごこうぞと呼ばれる山鹿市北町で生産される楮を用いて漉かれた「山鹿灯籠紙」と呼ばれる和紙が使われています。

この山鹿灯籠紙は福岡県八女市の紙すき職人の手によって特注で生産されており、繊維が強くしなやかなため、山鹿灯籠の精巧な形作りを表現する折込にも耐える強さを持っています。

この強さが、山鹿灯籠の造形と美しさを支えているのですね。

制作工程(金灯籠)

山鹿灯籠の主な制作工程は、

・材料(灯籠紙)を準備し、各組み立てパーツを作成する
・糊を使ってパーツを組み立てる
・組み立てたパーツを、各部位ごとにさらに組み立て、全てのパーツを組み上げて一つの作品にする

とシンプルに見えますが、気が遠くなるほど緻密で熟練された職人技による作業が行われています。

では、山鹿灯籠まつりでも目にする金灯籠の制作工程を見ていきましょう。

【1】材料準備

裏打ち
金灯籠の外観に使う金色や銀色の装飾紙の裏に和紙を貼り合わせ、灯籠紙を作る作業です。
装飾紙に和紙を貼ることで強度や厚みを持たせ、パーツとして組み上げやすくします。


【2】パーツ作成

①天井・六角・支柱(束柱)

①-1.歩つき
パーツ作りの工程で、灯籠紙の上に歩紙ぶがみを置き、その上から針で“切り線”と“折り線”それぞれの印付けの穴をあけます。

※歩紙:各部品の寸法(小さな穴)が記された紙。

①-2.蛍貝引き
歩つきで付けた印に応じ、折り線の印には筋を付け折りやすくし、切り線の印には鉛筆等で線を入れ裁断の目安とします。

①-3天井切り・六角切り・支柱(束柱)切り
切り線にそって紙を裁断、その後、折り線に折り目を付けることで、各種パーツを準備します。

②台座・灯袋・紋柱・紋・爛間・弓・紋紙・擬宝珠

②-1.毛がき・型紙毛がき
型紙の形を灯籠紙に書き写す作業で、曲線部があるパーツに行います。

②-2.台座切り・灯袋切り・紋柱切り・紋切り・爛間切り・弓切り・紋紙切り・擬宝珠切り
毛がきを施した灯籠紙を、部位ごとに切り出します。
曲線部分は定規を使わず、写した型紙の線に沿ってフリーハンドで正確に切り取り、ヘラを使って灯籠紙に曲線を作っていきます。

擬宝珠ぎぼうしゅ・ぎぼし:金灯籠の上部中央の花のつぼみのような形をした部分。ネギの花と形が似ていることから葱台そうだいとも呼ばれる。

②-3.ポンチ抜き
金灯籠の網目の部分の穴は、六角形や正円のポンチで一つひとつ正確な等間隔に手作業で打ち抜いて穴を作っていきます。


【3】部分糊つけ(部分組み立て)

置揚げ・そくい糊つけ・小口付け
置揚げとは、山鹿灯籠の特徴である、糊しろを作らずに紙同士を貼り付ける技法です。
曲線や厚みを持った立体パーツを作る際に用います。
曲線パーツの面の部分に対して厚み部分になるパーツを、ヘラと手のひらでその曲線に合うようにカーブを作っていきます。
そして、パーツの小口に糊をつけて(そくい糊つけ)、一ミリもずれることなくピンセットで少しずつ曲線に沿うように正確に面部分に貼り付けて(「小口付け」)立体を組み上げます。

※そくい糊:ご飯粒を練り潰して作った糊。(“そくい”は漢字で“続飯”と書く)


【4】全体組み立て
灯袋・紋・天井・擬宝珠など、部分組み立てで組み立てた各部位を全て組み立てます。
高さが均等でなければ、蕨手わらびての部分で高さを調整。
全体の組み立てが終われば、金灯籠の完成です。

なお、金灯籠のパーツは200ほどあり、制作日数は3日かかります。

全てのパーツを寸分違わずに正確に切り出し、組み上げる必要があるため、灯籠の種類やサイズなどによっては数ヶ月がかりで取り組むものもあり、山鹿灯籠の制作には、根気や集中力も必要となってきます。

山鹿灯籠の作り手【灯籠師】とは

山鹿灯籠を制作する職人を「灯籠師とうろうし」と呼びます。

灯籠師になるには10年以上もの間、見習いとして師匠の元で修行し、一人前と認められた者だけが灯籠師として自分の名前で作品を制作できるようになります。

現代の灯籠師は、昭和初期に活躍した松本清記の流れを汲んでいます。

松本清記は山鹿灯籠の基礎を確立した人物で、その伝統技術が弟子へと受け継がれることにより、山鹿灯籠は近代的な伝統工芸品として発展していきました。

現在は、令和2年(2020年)3月に逝去された中島清を除く8名の灯籠師と、3名の見習いで山鹿灯籠の制作を行っています。

※令和2年(2020年)12月時点

山鹿灯籠まつり

室町時代に大宮神社へ奉納した和紙灯籠からはじまったとされる山鹿灯籠まつりですが、現在では毎年8月15日〜16日に行われています。

1,000人もの女性が頭上に和紙でできた金灯籠を載せ、暖かみのある灯りの中でゆったりと舞いを披露する「山鹿千人灯籠踊り」は昭和30年(1955年)頃に観光資源として考案された、山鹿灯籠まつりの代名詞ともいえる舞です。

「よへほ節」のしらべと共に、夕闇に浮かび上がる波のようにゆらめく千の灯りは、幻想的かつ圧巻です。

まつりの終盤になると「上がり灯籠」という各町会の人々が担ぐ奉納灯籠神輿とともに、「ハーイ、とうろう」という掛け声が町中に響き渡ります。

やがて神輿の行進は大宮神社まで続き、神主の手によって神様へと奉納されます。

ちなみに、山鹿灯籠まつりで使用される金灯籠は毎年使い廻しされ、傷んだものは修理をして、それでもダメなものは交換となるそうです。

何年も使い廻しができるほど、しっかりした作りであることがわかりますね。

また、全体の一割ほどの金灯籠が、毎年作り替えられているのだとか。

開催期間:毎年8月15日〜16日
     ※令和2年(2020年)は、新型コロナウイルスの影響により中止となりました。
      開催については都度、公式HPなどでご確認ください。
開催場所:熊本県山鹿市内

山鹿灯籠の制作体験をしたい・間近で見たいなら

では、実際に山鹿灯籠を間近で見たい、あるいは制作体験をしてみたいとなったらどこへ行けば良いのでしょうか?

ここでは、実際に山鹿灯籠を展示してある場所や制作体験ができる施設を紹介します!

※本記事の内容は2020年12月時点のものです。
 掲載内容は変更していることもありますので、正式な情報については、事前に各施設へお問い合わせください。

山鹿灯籠振興会

令和2年(2020年)現在8名の灯籠師を中心に活動している山鹿灯籠振興会は、後継者の育成や技術技法の維持のために活動しています。

近年では、経済産業省の伝統工芸品産業支援補助金を活用して、灯籠師間での技術の共有や、クリエイター、プランニングディレクターと共同で山鹿灯籠の技術を用いた新しい作品を開発しています。

灯籠師の作品展示や、灯籠の制作体験は同敷地内の【山鹿灯籠民芸館】で行っています。

住所:〒861-0501
   熊本県山鹿市山鹿1606-2(山鹿灯籠民芸館)
体験料:擬宝珠ランプづくり 1,500円+ウッドカバー(山鹿産あや杉)300円
    ※詳細は公式HPの「制作体験」「お問合わせ・体験申し込み」をご覧ください。

大宮神社 灯籠殿

いつでも山鹿灯籠が見られる場所として、大宮神社社務所に隣接する資料館・灯籠殿があります。

展示中の灯籠は、毎年8月16日の山鹿灯籠まつりでの「上がり灯籠」で奉納された山鹿灯籠であり、毎年新しいものに入れ替えが行われます。

払い下げられた前年度の山鹿灯籠は、8月15日、16日に開催される山鹿灯籠まつりにてくじ引きが行われ、当たった人に無償で贈られます。

住所:〒861-0501
   熊本県山鹿市山鹿196
拝観料:・大人 200円
    ・子供 100円
 拝観受付時に大宮神社のHPを見た旨を伝えると、拝観料を割引になります。
 詳細は、公式HPの「山鹿灯籠」⇒「燈籠殿」のページをご覧ください。
拝観時間:8:00〜16:30
休館日:8月16日
アクセス:
・熊本市方面よりお越しの場合
九州産交バス「山鹿温泉」行きに乗車
「中村」「シルバー人材センター入口」「山鹿郵便局前」降車 徒歩5分
・福岡方面からお越しの場合
九州産交バス「山鹿温泉」行きに乗車し「山鹿バスセンター」降車
乗り換えで九州産交バス「交通センター」行きに乗車
「中村」「シルバー人材センター入口」「山鹿郵便局前」降車 徒歩5分
・熊本空港からお越しの場合
 九州産交バス「交通センター」行きに乗車し「交通センター」降車
乗り換えで九州産交バス「山鹿温泉」行き乗車
「中村」「シルバー人材センター入口」「山鹿郵便局前」降車 徒歩5分

山鹿灯籠民芸館

山鹿灯籠民芸館では、山鹿灯籠の作品展示や制作実演を行なっているほか、山鹿の歴史や文化を体感することができます。

ここには灯籠師が常駐しており、事前に予約をすると山鹿灯籠作りが体験できます。

建物は大正14年(1925年)に安田銀行山鹿支店として建てられたもので、その後、肥後銀行山鹿支店として使われていました。

ロマネスク風の重厚な外観で、内部は昔の銀行建築様式を今に伝える貴重な資料として平成14年(2002年)に国の登録有形文化財に指定されました。

住所:〒861-0501
   熊本県山鹿市山鹿1606-2
開館時間:9:00~18:00
休館日:12月29日~1月1日
見学料:・大人 300円
    ・子供 150円
    ・八千代座共通チケット)大人730円 子供370円
 山鹿灯籠民芸館をご利用の方は、大宮神社の灯籠殿で拝観料が割引になります。
 詳しくは、公式HPをご覧ください。
山鹿灯籠制作体験:擬宝珠ランプづくり(1,800円/材料費込)
※詳しくはHPをご覧ください。
アクセス:
・電車、バスを利用の場合
JR九州「新玉名駅」より山鹿バスセンター行きのバスに乗車
「山鹿温泉[八千代座入口]」下車 徒歩
・自動車でお越しの場合
「菊水IC」より15分

山鹿灯籠の保管方法は?

山鹿灯籠は紙でできているため、湿気やホコリ、紫外線に弱いです。

湿度の高い場所を避け、できるだけガラスケースや透明なプラスチックケースなどに入れて陽の当たりすぎない場所に保管しましょう。

山鹿灯籠が欲しくなったら

山鹿灯籠が欲しくなったら、どこで買えば良いのでしょうか。

ここでは、山鹿灯籠が購入できるお店等を紹介します。

※本記事の内容は2020年12月時点のものです。
 掲載内容は変更していることもありますので、正式な情報については、事前に各施設へお問い合わせください。

山鹿灯籠を通販で買おう〜ふるさと納税の【金灯籠】〜

山鹿灯籠まつりでもよく見られる金灯籠が、ふるさと納税の返礼品で手に入れられます。

コンセントを差し込むことで灯りが点灯!

ご自宅用にいかがでしょうか?

年に50点限定ですので、お早めにお申し込みされることをオススメします♪

山鹿市唯一の山鹿灯籠専門店【山鹿灯籠の店 なかしま】

4代に渡って伝統を受け継ぐ灯籠の店なかしまは、山鹿灯籠制作の老舗です。

現当主の中島弘敬は、師であり父でもあった山鹿灯籠師・中島清の意思を受け継ぎ、「ただのミニチュアでは無い、独自のスケール」を用いて宮造りや神殿造りなどの作品を展示・販売しています。

この「独自のスケール」によって作られた和風座敷造りは、自分がその場に入り込んだような感覚になる、リアルな再現がされています。

もちろん伝統的な金灯籠も取り扱われており、一見の価値ありです!

住所:〒861-0501
   熊本県山鹿市山鹿1588
営業時間:要問合せ
定休日:要問合せ
アクセス:JR九州「新玉名駅」より山鹿バスセンター行のバスに乗車
    「山鹿温泉[八千代座入口]」下車 徒歩2分

山鹿灯籠を取り入れた暮らしを提案する【ヤマノテ】

ヤマノテは熊本・山鹿の小さなお店で、地元で作られた手仕事の品々を大切に集めたセレクトショップです。

山鹿灯籠の技術を用いた現代インテリアのモビールやディフューザーも購入できます。

また最年少灯籠師である中村潤弥の「中村製作所」も併設されています。

住所:〒861-0501
   熊本県山鹿市山鹿1375
営業時間:11:00~17:00
定休日:月・火・水曜日
アクセス:JR九州「新玉名駅」より山鹿バスセンター行きのバスに乗車
    「山鹿バスセンター」下車 徒歩4分

おわりに

熊本を代表する伝統的工芸品・山鹿灯籠を紹介しました。

いにしえより続く山鹿灯籠は、長い歴史の中で幾度も変化し、発展を繰り返して現代へと繋げられてきました。

そして今もなお、進化を続けています。

山鹿灯籠には、精巧な技術で作られた作品を鑑賞する楽しみと、その作品を使った山鹿灯籠まつりを体験するという、二重の楽しみがあります。

ぜひ実際に山鹿へ足を運び、日本の伝統工芸の技術と、幻想的な舞に酔いしれてください。